タイには様々な伝統的なマッサージがあります。
その中の一つが内臓デットクスマッサージ。
元々は中国由来で”チネイザン”と呼ばれていたマッサージです。
お腹の上から内臓に直接働きかけるマッサージです。
ロイクロマッサージスクールというマッサージ学校でこのマッサージを受けることができました。
エントランスには緑が多くてとても癒される雰囲気。
タイ式のヨガ ”ルーシーダットン”もこのスクールで学べるそうです。
日本人が多く学んでいるので、日本の説明文のような寄せ書きが飾ってありました。
とっても清潔感のある部屋で内臓マッサージを受けます。
この方が内臓マッサージをしてくれました。
このスクールの先生もやっているそうです。
まずダボダボのタイパンツと薄手のシャツに着替えさせられます。
その後お腹にココナッツオイルをつけて時計回りにパンの生地をこねるようにかき回す事から始まります。
そして手や肘を使ってお腹の上から色々な臓器に働きかけます。
ところどころかなり痛さを感じる場所がありますが、やはりそこの臓器が弱っているそうです。
自分の場合は左側の腎臓のあたりが結構痛かった。
肝臓の部分は、右腹部の肋骨の下に手を滑り込ませるようにしてマッサージします。
臓器の場所を全て把握している熟練した人だから信頼して、任せられる気がします。
東南アジアの医療では伝統的にそれぞれの臓器は感情を溜め込んでいると考えられています。
肝臓は怒り、腎臓は恐怖、脾臓は観念的な恐怖、肺は悲しみなどなど。。
そのため、多くの人はこの背術を受けると自分でも理解できないような感情が浮上して、中には泣き出したり、愛に包まれるような不思議な体験をする人も多いそうです。
自分の場合はそういった体験はなかったのですが、腎臓のあたりが痛かったので、内側に恐怖心とかを溜め込んでいるのかもしれません。
マッサージの後は布の中にたくさんの薬草を入れて蒸したハーバルボールでお腹を叩いてくれます。
この布の中に、これらすべての薬草が入っています。
最後はうつ伏せになって、背中にもハーバルボールを置いて、謎の竹の棒で身体中を叩いてもらって邪気を払ってもらいました。
このマッサージは内臓にたまっている不要物をかき出すような効果があるので、施述を受けた日の夕方あたりから謎の頭痛に襲われました。
おそらくデトックス効果が表れているのだと思います。
そして次の朝起きた時に、左の脇あたり(腎臓のあたり)に何かが詰まっているような不思議な違和感がありましたが、そのあとはとても体が軽く爽快な感覚になりました。
またぜひ受けてみたいと思います。