「将来警察官を目指しているのですが、大学はどこがオススメですか?」
「何学部に進学すれば有利ですか?」
「刑事になるためには法学部を卒業しないといけないのは本当ですか?」
貴方は警察官になることを意識して大学進学先を考えているかもしれません。
元警察本部警察官の私から、結論をハッキリと言います。
『そんな動機で大学や学部を選ばないで下さい』
今回言いたいことは以上です。
とは言え、これだけでは理由が分からず余計にモヤモヤしてしまうでしょうから、何故警察を意識して大学や学部選びをしない方が良いのかを解説します。
その理由は2点です。
①、警察官採用試験に偏差値は無意味
②、学びたいことを学ぶ姿勢が面接で好感触を与える
その上で、
「本当に微々たる程度でも良いので有利になり得る学部があるなら、教えて!」
という貴方に
◎、敢えて警察官を意識して学部を選ぶなら
も最後にご紹介します。
この記事を読む事で、警察官を意識しないで大学進学を自由に選択できるようになります。
学びたい事を学ぶ為に大学進学が出来るようになります。
それでは、警察官を意識した大学・学部選びを、私がオススメしない理由を見ていきましょう!
結論:『警察官採用試験の結果が全て』
警察官になるために必要なことは
『警察官採用試験で良い成績を出すこと』
これが全てです。
それまでの学歴や偏差値、学校での成績なんて一切関係ありません。
例えば、実際に私の同期の話をしましょう。
その同期は早稲田大学法学部卒です。
「どうしても警察官になりたい!」
と高校生の時に必死に勉強して、偏差値の高い早稲田大学に合格しました。
その後も大学の授業に置いて行かれないように必死に勉強をし、無事卒業。
警察官採用試験を受験して、不合格。
一年就職浪人をして、警察官採用試験の勉強をして合格。
これだけ聞くと
「えっ!早稲田大学の法学部を卒業しても落ちるくらい難しいの!?」
と感じますよね。
では次に私の話をします。
私が卒業した大学は商学系で偏差値40以下の、いわゆるFランク大学。
しかし、一発で現役合格!
そして早稲田大学法学部卒の1歳年上のその人と同期になったわけですね。
この事実から警察官採用試験では、大学の名前や偏差値、学校での成績等が全く関係ないことをお分かり頂けるかと思います。
では一体何がこれだけの差を生んだのでしょうか?
それは明らかです。
『警察官採用試験のための受験勉強をしたかどうか』
です。
早稲田大学卒のその同期は大学の勉強で必死過ぎて受験対策をほとんどしていませんでした。
一方の私は受験勉強をシッカリと行いました。
これだけです。
大学や学部選びよりも
『警察官採用試験対策』
の方がいかに重要かわかりますよね。
私がやった対策はこちらです。
>>>警察官採用試験に『独学、一日2時間、一ヶ月の勉強期間』で合格した方法。
だから、貴方は
『警察官になるため』
なんて理由で大学選びはしないで下さい。
貴方が学びたい事、興味がある事を学ぶために大学を選んで下さい。
大学とは本来そのような場ですしね。
結論:『頑張る姿勢、努力が好かれる』
警察官採用試験には面接試験があります。
貴方は警察官採用試験の面接試験と聞くと、ネットで調べて
「圧迫面接なんてやるの?追い込まれるの?嫌だなぁ」
と思うかもしれません。
しかし、圧迫面接だろうと、そうじゃなかろうと面接官が好感を持つ要素に大きな変わりはありません。
結局は
『好感を持てるかどうか』
です。
貴方は
「大学は警察官になるための足台に過ぎませんので、授業自体には興味がありませんでした。」
という姿勢だった学生と、
「大学では○○を勉強し、▽という業績を得ました。それについては・・・・」
のように楽しそうに語る学生と。
面接官からして、どちらの方が見ていて気持ち良いと感じると思いますか?
当然後者です。
先ほど
「面接で重要なことは好感を持てるかどうか?」
と言いました。
それを踏まえて、
「警察官になるためなら、興味のない大学や学部にだって進学する!」
「警察官にはなりたいけど、興味があるのはこの大学の、この学部です!」
どちらの方が有利でしょうか?
もう一度整理しますよ!
警察官になるためには
『警察官採用試験で良い成績を取る事が全て』
『面接試験では好感を持たれる方が好成績になる』
では、貴方は大学や学部をどの基準で選びますか?
警察官になりたいなら、
『貴方自身が興味のある大学、学部を選んだ方が有利になり得るし、何より大学が楽しい!』
だから私は、
「警察官になりたいを理由に大学や学部を選ぶな!」
と言っているわけですね。
面接試験対策の更に詳しい事についてはこちら。
>>>警察官採用試験に『独学、一日2時間、一ヶ月の勉強期間』で合格した方法。
結論:『授業以外暇な学部』
基本的には
『好きな大学・学部を選ぶのが最善』
と言いました。
しかし、中には
「今まで警察官になる事だけが夢で、学びたい学問や行きたい大学なんてないです。分かりません。」
「どうせどの学部も興味ないなら、極わずかでも警察官になりやすい学部を教えて下さい」
という人もいます。
もし、貴方もそうだという事なら、敢えてオススメする学部もあります。
それほどまでに警察官に憧れている貴方ですので、警察官になってからやりたい事や、なりたい部署があるのでしょう。
そうなると、高卒はオススメしませんでの、何が何でも大学は卒業して下さい。
その理由は別記事で作成予定です。
>>>警察官になる場合、大卒と高卒の違いとは?警察経験者しか知らない大きな違い
「警察官になりやすい」
これだけで学部を選ぶなら、私は
◎、経済学部
◎、経営学部
◎、商学部
辺りをオススメします。
他にもあるかもしれませんが、私が他の学部の実態を知らないのでオススメはできません。
何故これらの学部をオススメするのか、その理由もお教えするので、それを基準に探してみて下さい。
これらをオススメする理由は単純に、
『授業以外で時間を取られないから』
です。
授業以外で研修とか、難しい課題とかが多い学部では授業外での時間も多く使います。
警察官になるためには、とにかく警察官採用試験の結果が全て。
そして、そのためには警察官採用試験対策が最重要。
この観点からすれば、
『少しでも多く、警察官採用試験対策に時間を割ける学部が有利』
だと言えます。
授業内容云々ではなく、警察官採用試験対策の時間をどれだけ取りやすいか?というだけの理由です。
もちろん、大学によってはこれらの学部でも時間に余裕が作れないところもあると思います。
そうなると、学部選びの前に大学選びですね。
とにかく、
『授業以外では時間を極力使わないで済む大学・学部』
この観点で選ぶのが、私の視点からは一番警察官になりやすいと言えます。
『過去の警察官になった先輩方の人数実績』
『警察官になった人の合格率』
等のような情報は、私にとっては何の意味もない情報です。
これらは単なる数字で、参考にすらなりません。
だって、実際に私はこんな状況から一発合格しているんですからね!
>>>警察官採用試験に『独学、一日2時間、一ヶ月の勉強期間』で合格した方法。
「誰の言っている方法が正しいのか?」
という観点ではなく、
「誰の言っている情報が自分自身に合っているか?」
という観点で見て行くと、混乱もしないで良いと思います。
それでは
『「警察官になるために、大学は何学部がおすすめ?」元警察本部警察官が本音で解説します。』
についてまとめて終わりにします。
警察官採用試験に偏差値は無意味
警察官採用試験の成績が全てだから。
学びたいことを学ぶ姿勢が面接で好感触を与える
面接試験で重要なことは、好感を持てるかどうか。
敢えて警察官を意識して学部を選ぶなら
授業以外の時間を作りやすい学部
◎、経済学部
◎、経営学部
◎、商学部
等。
※ 大学によってはそうとも限らないので注意!
いかがでしたか?
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