無酸素運動でもダイエットに様々な効果がある。体脂肪は運動を始めたときから燃え始める。
◆無酸素運動とは
無酸素運動では瞬間的に強い力を必要とし、筋肉に貯めておいたグリコーゲン(糖質)が使われます。つまり、筋トレです。筋肉が疲労し、エネルギーが枯渇すれば一時的に持続が不可能になり、長時間の運動はできなせん。しかし、筋肉を鍛えることで、筋肉を活性化・増加させることができ、日常的にも活動代謝の増加や血行促進などにより、ダイエット効果を得ることができます。
◆無酸素運動とダイエット
「無酸素運動は体脂肪の消費に効果がない」というイメージがあります。しかし、無酸素運動により消費される筋肉中のグリコーゲン(糖質)は肝臓から補われ、それらの不足分を補うために体脂肪からも分解・合成されあます。
◆有酸素運動と無酸素運動に関する誤解
有酸素運動にこだわりすぎず、全身の代謝を上げてエネルギー消費量を増やすことを心がければ、肥満は解消します。
また、有酸素運動を20分以上続けなければ体脂肪は燃えないという理解が一般的です。これは、脂肪細胞内の体脂肪を分解する酵素リバーゼは、体内温度が十分に上がらなければ作用しないことがその理由とされます。
しかし、これも誤解で、例えば5分や10分ごとに休憩をとる形で運動を行っても、結果的に交換神経の働きによりリバーゼが活性化されるので、体脂肪消費に十分効果があります。
問題参考・回答参考
日本ダイエット健康協会 ダイエット検定2級テキストより