こんにちは。薬剤師のgorisanです。日頃、うつ病や不眠症の患者さんと接する機会が多く、何とアドバイスすればいいのかな?と前から悩んでいましたが、1つの答えに辿りついたので紹介しておきます。それは、
乳製品・大豆製品をしっかり食べて、日光浴をする
これだけです。これによりうつ病の原因であるセロトニン不足を解消し、体内時計を整えるメラトニンを増やすことができると科学が証明しています。
セロトニンは、幸福ホルモンとも呼ばれる神経伝達物質であり、セロトニンが不足することがうつ病の原因であると考えられています。このセロトニンは、アミノ酸のトリプトファンから合成されます。トリプトファンは大豆製品や乳製品に多く含まれています。
そして太陽光を浴びることでセロトニン神経が活性化され、セロトニン合成・分泌も促進されるので、食事だけでなく日光浴も非常に重要です。地域によって違いますが、日の入ってくる屋内で30〜60分程度の日光浴をすれば十分と言われています。公園で昼寝できればベストですね(笑)
またセロトニンは夜になると体内時計調整ホルモンのメラトニンへと変化し、睡眠のリズムを作ってくれるので不眠症にも効果が期待できます。
これらの科学的根拠から、これからはうつ病や不眠症の患者さんに大豆製品や乳製品、そして日光浴を勧めてみようと考えています。