みなさんはCouchSurfingというアプリ(あるいはWebサービス)をご存知だろうか。
日本語に対応していないのでWikipediaを参照してみると
カウチサーフィン (The CouchSurfing Project) は、インターネット上の無料国際ホスピタリティー・コミュニティーであり、現在世界で最も大きなホスピタリティー・エクスチェンジ・ネットワークである。英語の「カウチ」(couch, 日本語で言うソファー)とサーフィンを併せた名称である。CSともいう。
海外旅行などをする人が、他人の家に宿泊させてもらう(カウチをサーフさせてもらう)という形式の相互的な思いやりや信頼による制度である。コミュニティーの軸にしたウエブサイトにて、プロフィール、身分確認制度、メンバー同士の評価等により、世界各地のメンバー間で連絡を取り相談の上で宿泊が決まる。(wikipediaより)
これはアメリカ西海岸で生まれたサービスで、カンタンに言えば
「タダで泊めてくれる優しい人を探すアプリ」
という、旅人にとっては願ってもない節約サービスです。
ほとんどのメンバーは、自分の知らないことを知りたがっている。
それは旅の目的とも重なっていて、
その国のことを知るにはその国の人とコミュニケーションを取るのが一番。
というモチベーションで、タダで泊めてくれるのである。
最低限の言語能力は欲しいところではあるが
何とかやり取りできれば喜んでもらうことはできるのではと思う。
先人達のおかげで、我々日本人は幸いなことに世界において
かなり礼儀正しく義理堅い民族と認知されている。
このCouchSurfingも評価経済の元に成り立っていて
ポジティブな評価があるからこそ知らない人と会ってくれるし
泊めてまでくれるのである。
もちろん僕も評価ゼロの初めこそ苦労したが、何とかアメリカ西海岸での1ヵ月半を
宿泊費無料で乗り切ることができた。
これは
この2点が間違いなく有利に働いた結果である。
だから僕自身もこの信用を汚したくない、というモチベーションになり
自分と一緒に過ごす時間を有意義だったと思って欲しいなと思う。
人間関係が凄くポジティブなスパイラルに入る。
ここまで読んだらおわかりになるように
昔はもっと家と家の繋がりを感じれる国だったみたいだけど
少なくとも今僕らが生きている日本はそうではない。
友達には優しい人が多いと思うけど他人にはマジで冷たい人が多い。
SNSで他人を叩くのが趣味な人がかなり多い。
他人を家に入れる、ましてや泊めるなんて
たいていの日本人にとってはありえないだろう。
日本でも旅人には人気のあるアプリだが、使うのは海外旅行の時のみ。
でもいっかいでもこの優しさを感じてしまうと
もっと性善説に立ちたくなるし、いっそのこと外国に住みたくなる。
ゲイの人がそういった目的で募集していることがあると…
僕は女性の家も普通に泊めてもらってましたが。
そういったリスクもなくはない、だから日本では流行らない。。。
あ、でも飲み会とか勉強会みたいなイベントもあるから
宿泊はハードル高いって人も、外国人や旅好きな人と仲良くなれるよ。
本当のダイバーシティとか文化って
日常生活をともにするからこそ理解しあえると思いました。
もっと流行ったらいいなー!