
最近メディアが騒いでいる中居正広さんが発端のフジテレビ問題。
そもそも中居さんが何をしたのかも気になるところですが、毎回こういう文春砲が出るたびに思います、結局はその人の人柄が問われるな、と。
人間ですから生きているといろんなこと、あります。
正しいことだけして生きていくって本当に難しい。
魔が刺すことだってあるし、人に乗せられてしまうことだってある。お酒に飲まれる人は記憶がとんでいるうちにやらかしてしまうこともある。
そうやって何かをやらかした後、その人の本質が見えるなあ、と思うのです。
私は長年ホテル業界にいました。一流とよばれるホテルだったので、それなりの芸能人、有名人、財界人が宿泊するので、チェックインの対応や予約などでそういう方々と接する機会がそれなりにありました。
そういう場面で垣間見えるのがその人の本質です。
特に人気タレントや芸能人で残念だったのは、テレビ局の方がいらっしゃる時はものすごく腰が低くて優しいのに、その人たちがいない場面では私たちホテルマンをまるで使用人のような扱いをする人。
本当に残念でした。
でも、だいたいこういう方に限って数年後に文春砲やなんならかの形で問題が明るみにでるんです。
そしてそのまま芸能界から放り出されるー
お決まりでした。
かたや誰に対しても平等で丁寧な方は、そういう問題がでたとき、必ずその人をかばう人がでてくる。それが同じ芸能界のみならず高校時代の友達、など。
この差ってやっぱりその人の人柄の差。
今回の中居正広さんの一件も、中居さんを擁護する声があまり聞こえてこない。それどころか実はこういうやつだった、みたいないやな人間性が暴露されるネタの方が圧倒的に大きい気がします。
かたや兵庫県知事でパワハラやなんやかんやで槍玉に挙げられた齋藤元彦知事。
私も最初はマスコミをうのみにして最悪な知事や!やめてしまえ!!と心の中で思っていたのですが・・・。
彼を擁護する友人、周りの人の多いこと!!
齋藤知事はそんなことをする人じゃない!!と署名も集まり、私もいろいろ調べてみたら、齋藤知事は天下り官僚の行き先となる場所やポジションを廃止しようとしたり、官僚が何かと甘い蜜をすえる環境を変えようと動き出したことにより、官僚たちから目をつけられたようです。
命を絶たれた職員の内容が公開されないまま、齋藤知事のせいで命をたった!とされていますが、実際はその職員のパソコンには齋藤知事とは全く関係のない別の困ったことがあったようですね。
メディアは自分たちの都合よく内容を構成して放映しますが、それを鵜呑みにしちゃいけないと深く反省するきっかけになりました。
逆境にたったとき、自分を応援、擁護してくれる仲間が現れるということが、その人の人柄を如実に表しているーというのが私のホテルマン人生で得た教訓。
人が見てようが見ていまいが、悪いことはできないもんです。