昨日は、「購入型」や「寄付型」といった手段方式についてお話しました。どんなやり方でやるかを決めたら次はゴールを決めましょう。どうなったら成功と言えるのでしょうか。
そのゴール決め方を、資金調達方式といいます。資金調達方式もひとつではありません。ひとつではないということは、目標金額達成だから終わりとは限らないのです。
それでは、ご紹介しましょう。
目標金額に達成すれば、プロジェクト成功となり、目標金額に1円でも達していなければ、プロジェクト失敗というシンプルな方法です。
これは、全てか無かという一か八かの方式です。しかし、この方式が最も利用されます。
クラウドファンディングをする以上、目標金額を定めそこに向かって手を繋いでいくことが、最も健全な支援募集方法といえます。
もしくは、
これは、
募集期間内に目標金額達成にかかわらず、募集期間終了時の募集金額でプロジェクトを行う方式です。
プロジェクトの目標金額というよりは、1円でも多く回収したい。もしくは、あらかじめプロジェクト実行は決まっているけど、あと少し資金が欲しい。こういうときによく利用される方法です。
また、目標金額達成そのものを目的とするよりは、クラウドファンディングという手法を使って、プロジェクトをアピールすることが目的であるときに、利用されることもあります。
目標金額達成までは、「All or nothing」や「Keep it All (All in)」という資金調達方式を利用します。
しかし、人気のプロジェクトでは、予想以上に早く目標金額に達してしまい、リターンが不足するという自体が起こるようになりました。
そこで近年、
募集期限にゆとりがあり、目標金額達成を実現したとき、目標金額を再設定する方式が出てきました。それが、NEXT GOALなのです。
この資金調達方式により、目標金額とリターンを再設定することによって、より多くの資金を調達可能になりました。
これは、支援者側もリターン増加やプロジェクトの内容の向上等のメリットがある資金調達方式になりました。
こちらの資金調達方式は、まだ、名称として確立していないため、私の造語となります。これは、さらに最近になり登場するようになった方法です。
あらかじめ、少額から目標達成金額を設定し、さらに次の目標達成金額も設定する階段方式の資金調達方式のことを示します。
これにより、目標達成金額の度合いによって達成できるプロジェクトの規模が変化し、支援者側のモチベーションも落とすことなく募集期限まで参加することが可能になりました。
例を挙げますと「READYFOR 」という、クラウドファンディングサイトの那須どうぶつ王国のプロジェクトでその方式に可能性ある方式でNEXT GOALが設定されていました。
今後この様なプロジェクトも増えていくかもしれません。
以上今回は、資金調達方式をご紹介しました。
クラウドファンディングサイトによってもその資金調達方式に差があることやプロジェクトオーナー側の資金調達目的によっても変わることがあります。
目標、目的や理由によってそのときの理想的な方式を採用することによってプロジェクト成功を収めてください。
それでは、それでは