こんにちは。大街さんの企画に参加します。こちらが企画概要ですのでぜひ皆さんも参加検討しましょう。
僕の好きな小説本の感想文をしたためます。
実用書も歴史書もプログラミングの本も読みますが、やはり小説は僕自身を異世界に飛ばしてくれるので定期的に読まないと死んでしまいます。
今日はその中でもしっとりとした過去に飛ばしてくれる一冊の感想を書いていきます。
主人公の僕は、ある日から町で声をかけ、ナンパをしようと決めた。対人恐怖症でもあった彼は自分を変えようと思ったのだ。
東京の夜で彼はぎこちない声かけからはじめ、経験を積んでいく。その過程で魅力的な女性たちが彼を通り過ぎていく。女性たちは現れてはさっていく。
ふと手にとった本ですが、村上春樹の小説を彷彿とさせる。
村上春樹の小説の主人公の僕は概ね、やれやれといいながらモテ男です。パスタだって上手にゆでておしゃれな生活をしています。
ダウン系の僕は東京の夜を舞台に成長をし女性の扱いも上手くなってしまう。
どんなに上手くなってもウェイウェイにはなりません。村上春樹に決してウェイウェイの主人公が現れないように。
村上春樹の小説よりもエロチックな描写も赤裸々に描かれています。また不思議なパラレルワールドもありません。舞台はあくまでも東京の夜に固定されています。
村上春樹好きな方いかがでしょうか?この本を読んだからといってナンパが上手くなるわけではありませんが、男子だったら今までご縁のあった女性たちを脳裏に思いだしながら読んでしまう一冊です。
どんなにウェイウェイな思い出もしっとりとした思い出として思い出させてくれるこの本は不思議な一冊です。
長いこと東京に住んでいますが多彩な街を抱えるこの大都市が面白くて仕方がありません。
最近は天気の子や君の名はのように積極的にリアルな東京が描かれる作品が増えてきました。見るたびに楽しくなります。
徳川幕府がこのエリアを開いてすでに400年。魔性の都市は衰えることをしりません。常に姿を変え私たちの生活に新しい風を吹き込んできます。新宿も渋谷も六本木も青山も原宿もみんな好きです。
実名の街を出して展開する物語ほど僕を魅了してくれるものはありません。小説を読んだあとに夜の東京を歩いていると、あの小説の僕はここで声をかけていたのかなと思い出したりします。代々木を歩いていると天気の子を思い出します。
これからも東京を舞台にした小説や映像作品を楽しんでいきたいと思います。