埼玉県さいたま市の新型コロナウイルス感染症のワクチン接種を予約体験談です。さいたま市のワクチン接種は予約制です。予約方法はインターネットと電話があります。
対象者には予め接種クーポン券が送付されます。クーポン券は個人単位で送付されます。特別定額給付金は世帯単位で送付されました。これに比べると個人の尊重の進歩です。問題は送付資料に接種可能な期間や接種できる場所のリストがないことです。効率的な予約は事前に日にちや会場を決めて希望を伝えることですが、情報がないのでできません。
電話受付が混みあってつながりにくくなることは容易に予想できますが、電話口で日にちや会場の候補を聞き出して選ぶならば一人当たりの電話時間が長くなります。これは電話がつながりにくくなる要因になります。電話がつながりにくいことを大勢の人々が一度に電話をかけるためと市民側だけの問題にすることはできなくなります。民間では行列を減らすことに工夫を凝らしますが、その感覚が公務員に欠けています。
送付資料にはインターネット予約サイトのURLとQRコードが掲載されています。URLは非常に長いです。ドメインのトップページではありません。市民にはアクセスしやすいURLを提示して、そこから転送したり、そのページのログインボタンをクリックすると遷移したりすれば便利でした。
インターネット予約専用サイトにアクセスすると、送付資料記載のIDとパスワードを入力してログインします。ところが、パソコンから2021年5月23日と24日にアクセスしてもログインできませんでした。何度やってもIDやパスワードの誤りと表示されます。IDもパスワードも見直して正しいことは確認済みです。パスワードのフォームはデフォルトではマスクされて表示されますが、目玉のマークをクリックすると入力文字が表示されます。
これに対してスマホからは24日にログインでき、予約できました。スマホならばQRコードからURLに飛べるため、楽です。一方でメールアドレスや住所の入力はパソコンから操作する方が楽です。
ログインすると日にちや会場を検索して選べます。市全域から表示されるため、かなり遠い場所も表示されます。これしかないと思って一番上の表示を選んでしまうと悲惨です。この点でも送付資料に会場一覧を掲載して欲しいものです。
会場は基本的に病院です。さいたま市は区役所を集団接種会場にする方針を出していますが、5月24日時点では現実化していません。希望する病院では6月23日が最も早い接種可能日でした。
ワクチンは2回接種します。予約は1回目の接種が対象です。2回目の予約は1回目の接種が終わってからになります。
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