JR東日本(東日本旅客鉄道)185系電車が2021年春のダイヤ改正で「踊り子」から引退し、定期運用を終了します。JR東日本は2020年11月12日に「踊り子」の車両をE257系特急型電車のリニューアル車に統一すると発表しました。あわせてE257系を使用した通勤特急「湘南」を新設します。これに伴い、「湘南ライナー」「おはようライナー新宿」「ホームライナー小田原」は運行を取り止めます。
JR東日本では185系車両の活躍を振り返る企画「メモリアル185」を行います。東京駅に停車中の185系の回送列車を撮影する人々もいました。鉄道ファンは乗り鉄や撮り鉄などと分類されますが、葬式鉄というカテゴリーもあります。鉄道路線の廃線や、車両の引退にあたって開催されるセレモニーなどに集まり、列車を見送ったり、写真を撮ったりする鉄道ファンを指します。
185系は国鉄時代の1981年に特急形としても近郊形としても使える車両として誕生しました。クリーム地に緑のストライプを配した外観は、国鉄らしからぬ車両として注目されました。腐食しやすい部分にはステンレスなどを採用し、従来の車両よりも長持ちする車両にしました。民営化後も東海道線などに利用され続け、最後の国鉄型特急車両となりました。
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