「好き」という気持ちはアップデートしていく。

「あの時と同じ気持ちではできない」、だから諦めることがある。

大事なのは「好き」はアップデートされていくということだ。

学生時代の好き、と今の好きが合わない、という誤解。

「あの時の大好きだった。だけど今は同じ気持ちでできない」ということがある。それはそうだ。人は変化するから同じはずがない。

現在の好きを、過去の同じ感情で合わせないといけないことはない。大事なのは今のあなたの好きであり、今の「好き」でいることだ。

人は変化するし、好きはアップデートしていくからだ。今の好きを受け入れよう。アップデートした好きでいてあげよう。その好きが良い。

好きのアップデートの中身

僕はジャズや和が好きだ。その好きと長く付き合えば、歴史や背景も気になる。歴史や文脈を知ることは自身の価値観や表現に直結する。そうなると自分にとって「なくてはならないもの」へと変わる。

自分にとって「なくてはならないもの」はいちいち「大好き♡」と表現しない。アップデートした表現になる。

そして世の中に発表したり、伝えたりして他の人も自身の好きを見つけてもらいたいと思うはずだ。僕の表現活動の根本はこれだ。

昔は「好きがアップデートする」という事に気付くことは難しかった。

ネットによって誰でも表現を世の中に出せるようになった。プロと趣味との境目があいまいになり、誰でもファンを作り、表現を活動ベースで続けれる時代だ。

昔は趣味かビジネスしかなかった。野球をしてたらプロか草野球しかない。YouTubeで野球解説やホームラン打ってみた、で活動する方法はなかった。

だから学生時代の気持ちとは決別してプロとして付き合う必要性があった。だから続けることが難しく、好きのアップデートに気付けなかった。今はネットがあり、好きはアップデートすることがわかる。

おわりに

いつだって今の自分が基準。過去の自分より今周りにあるもの、あるいはなかったけれど、好きのアップデートに気づき再開したもの。

そういったものを楽しむと周りに良い変化をもたらすかもしれない。作品が大事なのではなく、最大のコンテンツは自分自身。

昨日のお店で気持ちの良い素敵な接客をされた。僕はきっとこれに影響を受けて今日も活動を続けるはずだ。

日々のつぶやきは、

見てるだけで音楽教養。かねこのジャズチャンネル

和風ジャズピアニストかねこ