どうしても読みたかった漫画の呪術廻戦。まだ0巻含めて4巻までしか読んでませんが、これは確かに面白い。次の鬼滅の刃なのがちょっとわかります。
というわけではそれに関して興味深いことがあったので、今日は偉人の生年月日は誰でも知れるけど、僕はそれを何に使いたいのだろう、ということと対話していきたいと思います。
呪術廻戦に出てくる技で無限下呪術というものがあります。
詳細は漫画が一番ですが、相手に触れようとしても無限の距離感の中でどうしても近づけない、という効果があったりします。(無敵だ・・)
これは単行本で作者の人が解説しているのですが、数学にある考え方で数字を1+2+3+4+5=15みたいな順番に足す「無限級数」という概念を使って考えたものだそうです。ググれば解説がでてきます。
ここにさらに負の自然数という概念を組み合わせて技の世界観を作っているようです。
数学的にいうとその考え方は、なかなか説明つきずらいものでもあるので、その辺のうやむや感もありなんとか成立させているようです。
この組み合わせで新しい概念を(ロジカルにあっているかどうかさておき)平均的な一般人が納得できるくらいに成立させて、さらにそこに技としてクリエイトするあたりにがとても興味深かったです。
21世紀のなんでもググればわかるこの時代の情報の使い方の一つとして面白いなと思いました。
ググればなんでもわかるからググった情報に価値はない、ではなくそこに情報を足すことで情報に新しい意味合いを表現として作る、とてもクリエイティブな使い方だと思いました。
もちろん魅力的なキャラクター像と秀逸なストーリー、漫画の演出、さまざまな要素が高いレベルで組み合わさっていることは間違い無いですが、そのクリエイティブな使い方がとても興味深かったです。
何よりそれを作者が単行本で解説するところが面白かったです。
鬼滅の刃でもそうでしたが、漫画では全然描かれてなかったちょい役のキャラクターにも単行本ではその人には本当はストーリーがあり、そのストーリーも走り書きで紹介されてました。
そのあらすじレベルのストーリーを読むだけでも、そのキャラクターに感情移入できるくらいのクオリティのレベルの高さに本編よりびっくりしました笑。
しっかりと作り込まれている世界観、技一つとってもただの付け合わせではなく、そこにも独自の世界観があり、一部の隙もないそのクリエイトが、コンテンツのレベルの底上げをしているのでは、と思わされました。
自分自身を振り返って見ても、漠然とキャラクターが悪い、文章がそもそも読みにくい、などそんな基礎的な部分ばかりは気になっていますが、しっかりとして世界観の汲み上げをしなければいけない、そしてそれのやり方のヒントのようなものが見つけれた気がしました。
全てに工夫をこらし一部の隙もないくらいに作り上げる、これが大事なのだなと。
例えば音楽でいえば、昔の演奏を聞くとイントロやエンディングにアレンジを施したものが多かったですが、今は100小節あるとすれば全ての小節に何かしらの工夫を施した演奏があったりもします。
そうなると丁寧に線一本引くところからを修正しよう、そのような考え方になりそうですが、ここでの話は技術ではなく、独自の世界観の緻密な作り方の話なので、そこはまったく軸が違う、ということがわかりました。
世界観は技術によって底上げはされると思いますが、技術をどれだけ磨いても個性になりません。
むしろ技術の磨き方は世の中にシェアされ尽くされてるといっても良いと思います。
あとは、人が持っていた知識が、本になってブログになって動画になって、ショートムービーになって、VRになって触覚フィードバックになってAIが担当していくのでしょう。
隙なく世界観を組み上げる、世界観がないなかでのなんとなく適当であってはいけない、そんな印象を受けた今日この頃でした。
ただジャズが好きなだけ、という世界観、うーん、隙だらけだな。笑。
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毎日ジャズピアニストかねこ