高血圧の原因としては、塩分の過剰摂取、体内に余分な水分を抱えているために起こる「水毒「動脈硬化」が考えられます。
また、加齢による下半身の筋肉の衰えとも関係があります。
年とともに下半身の筋肉が衰えてくると、筋肉につながる毛細血管の数も減るため、血液は行き場を失い上半身に集まってきます。
それが高血圧という形で現れているのです。血液が脳に集まってあふれると、脳出血や脳梗塞を起こします。
高血圧の予防・改善には、余分な水分や塩分を排出する野薬をとりましょう。
また、運動をして、下半身の筋肉を鍛え、血流をよくします。
オススメ野菜は、、
ナス
利尿を促したり血管をしなやかにして、高血圧を予防・改善する。
●ナスのみそ田楽
① 好みのみそを使って
みそ大さじ6、みりん大さじ4、黒砂糖大さじ4を混ぜる(好みの量に増減する)。
ゴマを軽くすって混ぜる。
②焦げつかないように焼く
ナスを1cm 程度の厚さにスライスし、熱したフライパンに油を敷いて焼く。
火が通ったら皿に移す。
①のたれをナスにかけて食べる。
ナスの力
ナスの表面を鮮やかな紫色にしているのは、ナスニンという色素です。
ナスニンは、動脈硬化やがんを予防するファイトケミカルです。
そのほか、血管をしなやかにするビタミンC・P、ナトリウムを排泄して血圧を下げるカリウムも含まれています。
買うときのポイント……旬は6~9月。表面の色が濃く、ハリとツヤがあるものを選びましょう。
切り口がみずみずしく、ヘタがしっかりとして、とげが尖っているものほど新鮮です。
ジャガイモの力
野菜のなかでもカリウムの含有量がトップクラス。高血圧や腎臓病の予防におすすめです。
抗酸化作用をもつビタミンC、糖質の分解を助けるビタミンBも豊富です。
主成分はでんぷんで、世界中で主食用に栽培されています。
意外とエネルギー含有量は少なめで、同じ量の米と比較すると約半分。
買うときのポイント……旬は5~7月。傷がなく、しなびていないもの、芽が出ておらず、手にしたときに重量感があるものを選びます。
●調理のポイント……芽や緑化した部分には、ソラニンという毒素が含まれています。
包丁で、ていねいに取り除きましょう。
ダイコンの力
白い部分は、ビタミンCや栄養素の分解を促す消化酵素が豊富です。
葉の部分は、カロテン、ビタミンC、食物繊維、カルシウムが豊富です。
また、独特の辛み成分は、胃液の分泌を促す、発がん物質を無毒化する、 お通じをよくする働きがあります。
旬は7~8月、1~3月です。
●調理のポイント……首の部分は甘いのでおろしやサラダに、中央部分は煮物に、先端部分は辛味が強いので薬味に向いています。
ビタミンCや消化酵素は時間がたつと失われるので、ダイコンおろしは食べる直前に作ること。