飛行機は定刻通り鹿児島空港に到着しました。
これが私にとって初めての鹿児島県上陸。
ちなみに、47都道府県のうち46番目に上陸したのが鹿児島県で、
最後の最後まで残ったのはこの時点で大分県になりました。
鹿児島空港は鹿児島の市街地から離れた山の中にあるので、
バスで市街地へ向かうのが一般的です。
しかし、地図をみると4kmほど歩いたところに駅があるのが分かります。
そこまで歩いて電車で市街地を目指したほうが安いのです。
というわけで、空港を出てそのまま、駅を目指して歩き始めます。
この日は鹿児島中央駅付近のゲストハウスで1泊。
ここまで来ればそれほど急ぐ必要はありません。
駅までの道のりは想像以上に自然の中。
人家はほとんどなく電柱などもありません。
そんな中にポツンと駅が現れました。もちろん無人駅です。
都会であるような「まもなく電車がまいります」といった放送はありませんが、
電車は時間通りやってきました。車内は地元の高校生で混雑しています。
時刻は夕方。ちょうど下校の時間です。
途中で電車を乗り換えて、しばらくすると車窓に海が見えてきました。
その海の向こうには鹿児島のシンボルともいえる「桜島」がそびえます。
ようやく「鹿児島に来たな」という実感が湧いてきました。
~続く(519文字)~
旅と移住のブログ