現在舳倉島には100人近くいるそうですが、
その生活の雰囲気は感じられません。
冬の時期は島を離れて、輪島で生活をしている人も多いようです。
港からすぐのところにある学校はもちろん廃校。
立派な二宮金次郎の像も建てられており、
窓から中を覗いてみても綺麗な様子なので、
今は公民館のような形で使われているのでしょう。
歩いていても誰ともすれ違うことはありません。
海女さんや漁師さんたちの島ということもあり、
家々は番屋のような、木の板を貼り合わせたような形のものが多く、
その街並みは大変風情があります。
島内にはいくつかパワースポットがあります。
まず見つけたのが伊勢神社。
「やしろ様」と呼ばれかつては島全体の総氏神でした。
境内の右手にあるタブノキは樹齢300年にもなるともいわれ、
神の依代として昔から島民の尊崇を受けてきた天然記念物です。
そのまま歩き、集落を抜けた先にあるのが恵比須神社。
漁業繁栄の祈願所で、恵比須大神が祀られています。
舳倉島には7つの小宮が鎮座しており、伊勢神社も恵比須神社もそのひとつ。
一斉渡島を行っていた頃は、「ゴショウヅイヤ」呼ばれる行事があり、
島に着くとまず自分の所管の小宮へ集まり、
安全を祈願して、お神酒五升を飲んで夜を明かしたそうです。
~続く~
旅と移住のブログ