今回の舳倉島は、日程の都合、3時間半のみの滞在となりました。
また、事前情報が少なくミステリアス過ぎた島なので、
「泊まると退屈してしまうのでは」という心配もありました。
でも、やっぱりその場所に行ってみないと分からないものです。
島にいる時から友人と「夏にまた来たいね」という話をするほど、
また島に行って今度は泊まりたいです。
海を楽しむのはもちろん、明かりが少ない島なので、
おそらく星空も美しいのだろうなと想像が膨らみます。
本当はキャンプをしてその自然を全身で感じたいところなのですが、
キャンプは禁止されていました。
電線も通っておらず、ただただそこに佇む木製の電柱。
信号もなければ道路標識もない、むしろ島には車が数台しかないようです。
冬場は交番にも人はおらず、ドアや窓は木の板で塞がれています。
相変わらず人っ子一人とも会わないのにも関わらず、
島の生活文化を感じられるのは何ともミステリアスです。
島の南端にあるのが岩が積み重ねられた築島です。
一見すると沖縄のグスクのようにも見えますが、
これが造られた目的もまた不明です。
「今しか行けないかもしれない」。
人口減少と高齢化が急速に進む日本の島を旅していると、
そんなことも考えたりします。きっとまた訪れたときには、
空き家が増えてゴーストタウンのようになっているかもしれません。
一方で、移住者が増えて新しい商店やお洒落なカフェが出来ているかもしれません。
まちはそこで暮らす人々ともに生きています。
舳倉島はバードウォッチャーのみならず、
島旅好きはぜひ一度訪れるべき島のひとつですよ。
恐らく、この島の人と話して、島を知れば知るほど、
その魅力にはまっていくのではないか…。そう思わせてくれる島でした。
~終わり~
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