なんらかの作業中(仕事、スポーツ、etc...)に細かいミスを繰り返して手こずってなかなかうまく進まない。そんなときはボクの場合、手足の動きに意識を回してなかったり、一つの部位に頼りきって他の部位が動いていなかったりする。右手ばかり器用に動かしてもなかなか片付かない。足ばかり急がせてもいつもと同じ終了時間。
そこで一つの部位に対して少なくとももう一つの部位が「フォローする」というルールを意識してトライしてみた。左手を右手に添えて、右手の動作上のミスを左手が修正する。もしくは左手が作業中であっても「右手よ!安心してくれ、オレがついてる」とかいう意識を、左手から右手に走らせるだけでも右手はうまく動くようになる。両足を内股にして構えて大地に根付かせるイメージを持つと、両手両腕の動きは力強くなる。左足のひざ小僧に目を付けて力を入れると、右腕から指先までスマートに動かせる。ケツ筋を左右でピクピク動かしてるうちにテンションが上がる。「怒り」を下半身に持っていくと簡単に猛ダッシュができる!…つまるところカラダとココロには、自分の主体的な意思とは違う働きかけをするネットワークが拡がっていて、実に愉快で実にエロくて実に自然な関係性が全身に張り巡らされていることが分かった。いや、そのネットワークは既に自分の意思ですら飲み込んでいるのかもしれない。すべてが、この世界のすべてが、ますます気持ちよくなればそれで良いんだ。ボクがボクでなかったり、ボクがボクでいたりする。それもネットワークの一環で、人生を描いているということなんだ。あぁ、エロいっ!