“クレイグ・ライトはサトシ・ナカモトじゃない。ただの詐欺師だよ。”
だいぶ前から多くの人々が表明していたこの事実を最近ネット上で声高に叫ぶと、もれなくクレイグ本人から訴状が届く事態が続いてますが、(え?日本でも似たような事例が?) katakotoさんとしましては
このサイトを全部翻訳してこの茶番に早い所、決着をつけたい気分です。が、最近忙しいので(ビールの空き缶をショップに持って行って生活費に換金したり)なかなか手を付けれない状況です。
でもそんな中、クレイグ氏、自ら進んでロックアップされてくれそうな展開になってきていますので少しだけ触れておきたいと思います。
現在、クレイグ氏は元同僚でコンピュータ技師だったデイビッド・クレイマン氏の遺族から、クレイマン氏の死亡に乗じ50億ドル相当のビッドコインを含む資産や知的財産を不正に盗んだとして訴えられていますが
クレイグ氏が裁判所に自身の権利が正当なものであるとする証拠として提出した書類が、とあるRedditユーザーによって解析され、電子メールの日付が偽造されたものであった事が“暗号的”に証明されてしまったのです。
メールの内容は、2012年にクレイマン氏からクレイグ氏の関係者宛に送られた(とされる)もので、健康上の理由から自身の会社の取締役の地位を譲り、資産を移す旨の内容が書かれているのですが、その電子メールのPGP署名を解析した所、実際のメール作成日は2014年3月12日であることが判明。これはクレイグ氏が元クレイマン氏の会社に自身の関係者を取締役として登記する2週間前、クレイマン氏が亡くなってほぼ1年後の日付だそう。
ビットコインの発明者が、電子メールを暗号化するPGP署名にタイム・スタンプが埋め込まれている事を知らないはずがない!のですが、それでも彼を未だに本物のサトシだと信じたい人は海外にもいて、“ネットのどっかにあがってたメールがクレイグが提出したものだって誰が分かんだよ?証拠あんのかよ?あぁ~ん?”みたいな事を言ってくるのですが、それではこの解析が話題になるや否や、一度証拠として提出したこのメールをクレイグ氏自身が“メールが交換された日付を確認する事ができない”として裁判所から引き下げたのは何で何でしょうね!
クレイグ・ライトはサトシ・ナカモトじゃないよ。ビットコイン開発初期の中心グループに何らかの形で関わっていた可能性は否定できないとは言え、彼は世界を変えるこの偉大な発明を生み出した人物でも、真のビットコインのビジョンを実現する体現者でもあり得ない。
下記のインタビューを行った英国ポッドキャスターの元にも最近、訴状が届いたらしいんだけど、インタビューアーは極力バイアスを排除して、プロフェッショナルに徹していたのに対し、痛い所を突く質問には関係ない話を延々して煙に巻く(インドのガンジーの話とか)アレな人特有の話術に長けたクレイグ氏にイライラさせられるばかりの内容だよ。名誉棄損に当たる要素などどこにもない。
自分がおかしいと思った事をおかしいと口にしたら、“訴えられたくなかったら黙れ!”と金の力で脅される世界はKatakotoさんは好きではない。
そんなの絶対にサトシのビジョンなんかじゃない。