その使いやすさに一目ぼれ、サービスの日本語化もお手伝いしこれからの成長が楽しみで仕方なかったサービスBottle Payが、年内を持ってサービスの停止を発表。
理由は2020年1月10日から施行されるEUでの5AMLD(第5次マネーロンダリング指令)の影響によるもの。
Bottle Payはイギリスの会社で、まさにEUから離脱せんとしている最中ではありますが、国としてはこの新しいアンチ・マネーロンダリング関連の規制に準じていくという判断らしくBottle Payも対応を迫られる事態になっておりました。
カストディアル(ユーザーからの資金を保有するタイプ)のサービスとして、今後規制によって求められる個人情報の種類や収集が、理想とするユーザー体験を大きく損なうものとなり、サービスの継続は難しいと判断。苦渋の上、今回の早めの決断に至ったようです。
その使いやすさと始めやすさもあって、これはLightning Network普及の猛烈な起爆剤になるとALIS内で超絶おすすめしていたKatakotoさんは今、大変ショックを受けております。
TwitterなどでのBotによるサービスはすでに使用できなくなっており、ウォレット自体も
を持って出金できなくなりますので、もし利用している方がおりましたら早めの出金をおすすめいたします。
一応、出金の仕方も書いておきましょう。僕はいつも使っているWalletOfSatoshiに持っていた少量のビットコインを避難させました。
“Add Custom Amount”をクリックして金額を入力します。
“DONE”を押して完了です。
QRコードをタップして、インボイスをコピー。
Bottle Pay側に移って出金します。
先ほどのインボイスをペーストして “検証”。つづく送金処理を進めましょう。
“送信”ボタンで速攻送金できます。
WalletOfSatoshiもカストディアル型のウォレットなため、今回のEUでの規制も対岸の火事ではないのですが、オーストラリアの会社という事もありしばらくは大丈夫なのではないでしょうか。
それにしても、この世界的なアンチ・マネーロンダリング対応と言う名の暗号通貨関連規制の広がり、スタートアップ企業や取引所にとっては、これまでの努力が一瞬で無に返されてしまうような厳しい動きになっています。
「海外でこうなっているから」が大好きな日本もこの流れに全ノッカリで行くのでしょうね。ALISは当然、このあたりの動きを念頭に慎重に歩みを進めていますから、今回みたいな突然なシャットダウンみたいな事態はないものと思いますが、暗号通貨は来年以降、ますます窮屈な事になっていきそうです。