先日、ALISアンバサダーのむろまちさんの企画に乗っかって、書初めした記事を上げました。
で、せっかく道具一式揃えたので、書き初めだけではもったいないと思い、春聯のフォーマットにのっとっていろいろと書いてみました。
前回の記事では企画のお題だった「評価経済」と、一文字だけの春聯を書きましたが、今回は玄関の扉の左右と上のほうに貼り付ける形の春聯を書いてみました。
ちなみに、扉の左右に貼り付けるものは七文字、上に貼り付けるものは四文字の成語ということになっている場合が多いです。
適当なイメージ写真やイラストが見当たらなかったので、今回は手書きのイラストをiPadに映し出して写真を撮ってみました。
まずは、こんな感じ。
玄関扉のイラストも春聯の文字もなかなかのヘタさですが、それはともかく…
「旺」も「興」も盛り上がること、立ち上がって盛んになることという意味があります。
また、「喜氣盈門」には外から人やモノ・お金がたくさんやってきて盛り上がっているという意味なので、めでたい言葉が並んでいるという感じになりますね。
続いて…
「新春」という言葉が入っているように、新年らしい春聯になっていますね。
「鴻福」というのは大きな幸せという意味で、「事事如意(あらゆることがうまくいく)」と「步步高升(だんだんと上がっていく)」が対になっています。
「好事臨門」は上にあげた「喜氣盈門」と同じような意味ですね。
では、次…
これは「新年大吉」で思いっきりお正月の雰囲気が出ていますね。
左右の春聯は新年のみずみずしい景色が描写されています。
山河の美しさと、桃の香りが広がっている様子(「芬芳」は香りが広がるさま)が新年のめでたさとして表現されていますね。
あと、こんなのも書いてみました。
これは日本の中華料理店などでも見ることがあるのではないでしょうか?
「春」も「福」もめでたい漢字として、春聯にはよく使われます。
で、逆さに貼ってあるのは「倒春」「倒福」と言って、それぞれ意味があります。
それは、「倒」の発音が「到」の発音と同じなので、
春倒了(春をひっくり返した)=春到了(春が来た)
福倒了(福をひっくり返した)=福到了(福が来た)
という願掛けをしているんですね。
逆さに貼ってあるのを見かけたら、「間違って貼ってるんじゃなくて意味があるんだな」と思ってもらえたら嬉しいです。
それと、これは春聯ではありませんが、こんなのも書いてみました。
『論語』学而編の一節ですね。
有名な一節なので、僕もこれまで繰り返し目に留めてきた言葉ですけれど、あらためて文字を書きながら読み返してみると、ALISで記事を書くということも、こういう心持ちになっていくものなのかもしれないなと思いました。
詳しい意味を知りたい方は、ぜひ検索してみてくださいね。
そんなわけで、むろまちさんの企画だけで終わるはずが、火が着いていろいろ書いてしまいました。
もっと字が上手くなるように、もう少し頑張ります!