2019年の仮想通貨をめぐる動きは一時期、価格の大幅な上昇もあって少し注目を集めましたが、イメージ向上・社会実装の動きはゆっくり…という感じでしょうか。
多くの取引所が開設されている台湾でも、一般の人々への仮想通貨・ブロックチェーンの普及はまだまだこれから…という印象です。
そんななか、台湾の仮想通貨交換業者としては先行業者である「MaiCoin」は、フロントランナーとしての自負からか、仮想通貨への投資を呼び込もうといろいろな試みを展開しています。
そんなMaiCoin、最近も新しい動きを見せているようですので、記事として書き留めておきたいと思います。
ちなみに、MaiCoinってどんなところ?ということについては、以下の記事に少し書き留めてありますので、あわせて読んでいただければ嬉しいです!
(ちなみに、有料記事になっていますが、必要な情報はすべて無料で読めます!)
・記者会見にはヴィタリックが登壇!?
・取引所が実店舗って、なぜ?
・実際に行ってみると…!?(←有料です🙇)
台湾のデジタル系ニュースサイト「INSIDE」が2019年7月16日に掲載した記事によると、台湾の仮想通貨交換業者「MaiCoin」が台北の電気街として有名な「光華商圏」に実店舗を開設するということで、記者会見を開催したということです。
記者会見には、MaiCoinの創設者である劉世偉さんはもちろん、行政やフィンテックの関係者に加えて、イーサリアムの開発者であるVitalik Buterinさんも登壇したそうです。
記事によれば、ヴィタリックさんは記者会見で以下のように述べたようです。
VitalikはMaiCoinがかなり先頭に立つようなイーサリアムの開発者であるばかりではなく、取引所によっては口コミビジネスや実態の伴わないトークンなどを扱うところが出てきているなかで、MaiCoinは一貫して合法的なビジネスに特に努力してきており、信頼に値すると考えている。
(Vitalik表示 Maicoin 旗下不只有相當頂尖的以太坊開發人員,並且比起有的交易所會經手傳銷、空氣幣等情況,他認為 Maicoin 一路走來在合法性特別努力,值得信賴。)
MaiCoinのイーサリアムに対する「貢献」や取引所としての姿勢を高く評価していることがうかがえますね。
MaiCoinは冒頭でも少し触れましたが、台湾の仮想通貨交換業者としては老舗のフロントランナーで、台湾内では取引規模の大きな交換所・取引所を運営しています。
そんなMaiCoinが実店舗を開設する目的については、上にあげた記事のなかで以下のように説明されています。
仮想通貨取引はまだまだ一般の方々にとっては距離があります。こういった一対一の空間で仮想通貨取引に興味のあるユーザーに準備をしてもらうために、MaiCoinは無料でユーザー登録のサポートや取引のアドバイスをおこなうことで、利用のハードルを下げようと考えています
(虛擬貨幣交易畢竟還是跟一般大眾有些距離,門口區這一對一諮談空間就是為了讓對虛擬貨幣交易有興趣的使用者準備,Maicoin 會在這免費幫忙使用者們註冊、交易教學,來降低使用門檻)
こうした空間を設けてリアルに人々とつながることで、仮想通貨取引の間口を広げようと考えたといえそうです。
記事によれば、入口を入ってすぐのフロアには一対一で話ができるスペースが設けられていて、リラックスした雰囲気で話ができるように配慮されているようです。
また、2階にはミートアップなどができるスペースがあり、3階は「AMIS Booster」というスタートアップアクセラレーターのオフィスが開設されているということです。
一般の人々へのアクセスを増やすと同時に、仮想通貨・ブロックチェーンの業界全体の発展を目指した実店舗となっているようですね。
ということで、実際に行ってみました!
…のですが、得られた情報としてはここまでの内容以上のことはありませんでしたので、内容を切り分けるという意味と、私的な感想も入っているので、以下有料としました。
なんとなく関心のある方に読んでいただければ嬉しいです!