僕の記事は、基本的にネットで公開されている情報を基にしながら書き留める方法でやってきましたけれど、今回は初めて、体験記事を書きます!
体験してきたのは、台湾で初めての仮想通貨カフェ&ラボ「Bitzantin」です!
Bitzantinについては以下の記事にまとめましたが、この時から「行きたい!」と思って3か月半…ようやく実現しました!
行ってきました!というだけではなく、スタッフの方とお話しすることもできましたので、僕が覚えている限りで書き留めておきたいと思います。
・本題に入る前に…
・Bitzantinに到着!
・店内の雰囲気
・Bitzantinの役割
・台湾のブロックチェーン・仮想通貨コミュニティの状況
・ALISの台湾進出はまだ個人的な願望ですが…
本文中、スタッフさんのコメントとして書いている部分がありますが、その内容については僕の記憶とつたない中国語力でカバーできた範囲に限っています。
あくまで「僕の印象」として書いていますので、その点、ご了承ください。
なお、Bitzantinの公式見解は公式ウェブサイトや公式Twitterなどをご覧ください。
上に挙げた記事にも書きましたが、Bitazantinは台北市北東部の「内湖區」にあります。
台北のメインステーションである台北駅からだと、MRT(地下鉄に近い都市交通システム)に乗って、乗り換えも含めて30分〜40分かけてMRT内湖駅へ。
そこから、北西方向に徒歩で10分〜15分ほどで着きます。
内湖區は台北市郊外の避暑地的な場所なので、基本的には「ハイソ」な雰囲気ですが、Bitzantinの近くには「湖光市場」という伝統的な市場もあって、下町の雰囲気も漂う、なかなかハイブリッドなロケーションにBitzantinはありました。
お店の外観はおしゃれなカフェそのもので、入口付近におかれている黒板には、「88節」に合わせて、8月4日から8月10日まではすべての食事・飲み物を「88折」、つまり、12%オフ(88%の価格)で提供しますよ!と書かれていました。
「88節」というのは、日本でいう父の日です。「88」の発音は、中国語で「お父さん」を意味する「爸爸(baba)」と同じ発音なので、「8月8日」が父の日となっています。
お店に入ると、カウンターに男性1名、店内のテーブルに男性2名・女性1名の方がいらっしゃいました。
みなさん、Bitazantinのスタッフだということが後からわかるのですが、はじめに扉を開けた時に全員の目がこちらに向けられたので、一瞬ひるんで、そのまま帰ろうかと思いました(^_^;)
Bitzantinはカフェ&ラボですし、ちょうどお昼過ぎあたりの時間でしたので、まずはドリンクと食事のオーダーをしました。
ドリンクはコーヒーが体質的に飲めないので抹茶オレ(抹茶歐蕾)を頼んで、食事は普段なら注文しないだろうパニーニ(帕尼尼)を頼みました。
席について店内を見回すと、ブロックチェーン関連の本と、ホワイトペーパーをプリントアウトして冊子にしたものが書棚に並んでいました。
ホワイトペーパー、全部は確認しきれなかったのですが、ALISは見当たりませんでした…でも、後の話につながりますが、もしかしたらちゃんと並んでいたかもしれません。
また、書棚で挟むように設置されているモニターには仮想通貨のチャートと、Bitzantinで開催されていたミートアップの様子などが流れています。
席数はざっと30ぐらいで、空間を広くとっているなぁという印象でした。
お店の中をいろいろと眺めているうちに、抹茶オレとパニーニが運ばれてきましたので、ここでスタッフの方に、僕が日本から来たこと、ALISというプラットフォームで記事を書いていること、Bitzantinに来たいとずっと思っていて実現したことを伝えました。
すると、テーブルを囲んでいた3人の方を紹介してくださり、みなさんがBitzantinの運営メンバーだということがわかりました。
そのうちのひとりが「ストラテジーマネージャー」ということで、いろいろと話を聞かせてくれました。
その第一声は、「ALIS!知ってるよ!ICOの時に購入したし情報も追いかけているからね!最近は価格が⤵︎(ここジェスチャー)だけどね!」という感じでした(^_^;)
聞くと、台湾のALISアンバサダーから話を聞いて関心を持ったとのことでした。
そこから1時間ほど、Bitzantinの役割、台湾のブロックチェーン・仮想通貨コミュニティの状況などについて情報交換…
となればより良かったのですが、情報量が圧倒的に違うことと僕の語学力の低さもあって、ほぼ一方的にいろんなお話をうかがいました。
まず、Bitzantinの役割について印象的だったのは、「投資ということはもちろん大切だけれど、Bitzantinは投資情報を提供するということよりも、プロジェクトの情報発信に力を入れている」というところでした。
実際に併設されているラボでミートアップなどを開催すると、集まるのは投資家が多く、投資情報への関心が高いそうですが、そうしたところを受け止めつつ、プロジェクトそのものに注目が集まるように意識しているそうです。
伝統的に投資熱の高い台湾で、こうした姿勢を打ち出すというのはなかなか大変なことだろうと思いますが、公式ウェブサイトに書かれている「我們是區塊鏈社群的孵化者(わたしたちはブロックチェーンコミュニティのインキュベーターである)」というフレーズは伊達ではないなと思います。
マネージャーさん、Bitzantinの主要パートナーであるAI・ブロックチェーン開発企業「Cortex」の招きで、カナダで行われる大規模なサミットに参加するということでした。
自分たちの場をコミュニティが発展する空間として提供しながら、自分たちもコミュニティの外へと飛び出していく…という姿勢を感じました。
続いて、台湾のブロックチェーン・仮想通貨コミュニティの状況をめぐる話に移っていきました。
まず、台湾の人々がどのような形で情報交換しているかというと、主なツールはLINEとWeChat、続けてFacebookとTelegramだそうです。
「Twitterやdiscordは?」と聞くと、Bitzantinとして情報交換・交流するツールとしてはほとんど使っていないという答え。
このあたりはそれぞれの地域によって情報ツールが異なっているということは意識しているとのことで、たとえば韓国の情報を集めるときのためにカカオトークも活用しているそうです。
このあたり、ALISが情報発信・交流を国際的に拡大していくうえでは参考になる視点かもしれないなと感じました。
また、台湾の仮想通貨コミュニティとして紹介してくれたのは、いずれもFacebook上にある「Bitcoin中文社群」と、もうひとつあったのですが、はっきり覚えていないので見つからない…
この「Bitcoin中文社群」はメンバーが4万人超と、台湾では最大級の仮想通貨コミュニティになっているようで、台湾の人口規模(約2,300万人)から考えると、思いのほか大きなコミュニティだなと感じました。
日本と同様に、台湾でも仮想通貨に向けられている視線というのはまだまだ厳しいものがあるということでしたが、前向きに捉えて情報収集・情報交換に乗り出している人々は一定のボリュームで存在しているのかなという印象です。
そのほか、あの仮想通貨に対する印象とか、いま注目しているプロジェクトとか、ちょっと表に出すには躊躇する話もうかがい、あっという間に時間が過ぎていきました。
僕にとっては、台湾のブロックチェーン・仮想通貨をめぐるナマの情報を、その只中に身を置く方から直接話を聞くことができたのは大きな収穫でした。
今後、記事を書くときに、もう少し台湾のリアルな状況をイメージできるようなものにできればなと思います。
僕からもALISがコミュニティを大切にしていること、運営さんとユーザーが対話できる環境にあること、コミュニティからいろんなものが生まれていること(たとえばヴォエとか)、そういうこともあって僕はALISが好きになったということ…などをお話しました。
どれほど伝わったかはわかりませんが、ALISの存在をICOの頃から知っていたこともあって、繰り返し、ALISには注目していると言ってくれていたことが印象的でした。
(ヴォエの素晴らしさはイマイチ伝わらなかったような…僕の伝道師としての力はまだまだだなと痛感(T ^ T)
マネージャーさんはさすが「インキュベーター」を名乗るBitzantinを引っ張っているだけあって顔が広く、台湾はもちろん、世界各国のブロックチェーン・仮想通貨の開発者とつながっているようです。
BitazantinでALISのミートアップを!という話ができなかったのは悔やまれますが、それは今後の僕の「夢」として、心に抱きながら、Bitzantinとのつながりを保っていきたいと思います。
いつか、「ALIS MeetUp in Bitzantin, Taiwan」が実現しますように!
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