1.はじめに
私自身は1997年の生まれであり、俗に言うY世代やZ世代の人間である。
インターネットがある生活しか知らないし、
中学生の頃には既に個人の携帯で家族や友達とメールでやり取りをしていた。
その後も様々なものがデータ化され、より身近なものになっていった。
「お金」もその内の一つであろう。
私は大学時代に経済学を専攻し、金融の仕組みに触れていく中で、
「キャッシュレス」というお金の流れをデータ化する社会の流れに
大きな可能性を感じ、金融の企業に新卒での入社を決めた。
今回は、そんな私自身のお金の価値観について書いてみたいと思う。
2.大学生時代と価値観が変わったきっかけ
お金を初めて稼いだのは、大学生の時に始めたホテルでのアルバイトだった。
当時のお金に対する価値観は、
・労働の対価として得るもの
・自分の価値によって、単価(=時給)がもの
・使えば減るもの、そしてその行為が悪である
と言う程度であり、キャッシュレス(当時はクレジットカードが主)に関しても
高額な商品や or インターネットで商品を買う時の手段としての位置付けであった。
今思うと経済学部で学んでいながら恥ずかしいと思う。
(因みに大学生時代にFP2級の資格まで取ったいたので尚更だ‥)
そんな価値観が変化したきっかけは2つある。
・投資という考え方を学び実践したこと
・現金の使用を辞めたこと の2つだ。
3.投資という考え方
投資はお金に余裕がある人がやっているもの。
お金に余裕がないとやってはいけないもの。
という固定概念が義務教育の中で見事に作られていた。
この固定概念を取っ払うことには相当な労力を割いた。
(それだけ真面目に義務教育を全うしていたのかもしれない。)
そもそも、投資がお金にだけ関係するものという考えが、
思考の幅を狭くしていた。
全ての行動に見返りを求める考え方は好きではないが、
時間や労働にも投資の考え方は必要だと今では思う。
4.現金の使用を辞めたこと
人は一度所有したものが無くなる事に対して、苦手意識があるものだと思う。
上手く活用したのが、「1ヶ月間無料で貸し出します!」という類の販売手法だろう。
お金も手元にある「現金」と「銀行口座にある数字」では無くなることに対しての
苦手意識に差があるように思える。
実際に、多くの店舗で決済方法毎の顧客単価をみてみると、
キャッシュレス決済の方が高くなる傾向にある。
現金の使用を辞めたことで、無くなることに対しての苦手意識が減り、
また投資という考え方を学んだこともあって、適切に使うべきものと
価値観が変化した。
5.今のお金の価値観とこれから
投資を学び実践し、現金の使用をやめ、また多くの書籍を読み、
今のお金の価値観は変化した。
(投資を学ぶ過程で、お金の成立ちなど含め多くの書籍を読んだ。)
・労働の対価として得るものというのは、自身が労働者である限りであり、
お金を得る手法の一つにすぎないということ
・仮に時給があるとしたら、自分の価値のみならず、自身がいる環境によっても
左右されるものであるということ。
・使えば減るものでなく、適切に使うべきもの。
そして今、暗号通貨やNFTというものを学んでいる。
一年後にこの文章を見返す頃には、価値観が変わっている自分がいるだろう。
楽しみだ。