この記事は、"新型コロナウイルス"という、歴史となった大事件の中、生き抜いている人間の記事です。
1.はじめに
2.新型コロナウイルス以前
3.新型コロナウイルスの最中
4.まとめ
5.あとがき
この記事は
に向けて書いています。
新型コロナウイルスについて、簡単に説明すると、
この、"重症化すると死に至る"というところが、ものすごく恐ろしいところです。
おもに免疫の弱い方が重症化しやすいです。
本記事は医学記事ではないため、コロナについて詳しい説明は致しません。
なので、
この記事を書いている現在も、新型コロナウイルスは世界を覆っています。日本だけではありません。地球上どこにいても、警戒しなくてはなりません。
コロナが世界を覆う前、大学に通っていた私は、当たり前のように通学していました。
校舎の中では、教室にあるだけの椅子にみんなが座っていました。
PCや機材使用には貸し出し申請は必要でした。
手を洗うときは、トイレ終わりや、家に帰ったときくらいです。
イベントやコンサートでは、人が寿司詰めになっていて、そんなニュースをよく見ていました。
ダンスをしている私は、みんなと集まってサイファーしたり、バトルイベントに出たり、パートナーと手を握るような、接触する振り付けもありました。
旅行にも行きます。海外にも行きたかったので、パスポートも取りました。
ヒッチハイクを大阪から北海道までしました。こちら記事をのせておきます。いろんな人のおかげでたどり着きました。
一日店長で、やったことのないバー経営を一日だけ挑戦し、売上も立てました。人と実空間で会う機会が当たり前のようにありました。
彼女とはいつも会っていました。しかし実家に帰ることになり、半年近く会えなくなります。海外に行くためです。
あらゆることが激変します。
彼女が日本に戻れなくなりました。
航空機関に制限がかかったのです。
もう、二度と会えないかもしれない。コロナがいつ終わるかもわからない。実際は、半年をこえて、1年以上会えなくなりました。
ロックダウンです。
日本では緊急事態宣言というものが出されます。
街は簡素になります。
どの店も閉まっていて、人も出歩いていません。
死者のニュースが流れます。
自分は気管支喘息だったので、不安になります。20代だが、自分は重症化するんじゃないのか?
zoomというツールが使われ始めます。リモートワークという、出社しない働き方が注目されます。
DXという、あらゆることをデジタル化する動きが、コロナによって加速します。私は、なぜSkypeが使われなくなったのか疑問で、GoogleMeetsの方が使いやすいとも考えていました。
タイムチケットというスキルを売ることができるツールで、数回コンテンツを提供し、また、自分の個人的な営業でご縁があった制作会社で、提案書で使う3Dモデリングなども行い、リモートワークに取り組みました。
他の仕事で、MVのエキストラの仕事がありましたが、断りました。感染するんじゃないか、と不安になったからです。
みんながマスクをつけ、あらゆるところにアルコール消毒が設置されます。バイト先のマクドナルドでも、マスク着用が推奨されました。
中にはフェイスシールドや、コロナ対策という名目で、いろんなアイデアが出され、アルコール消毒にインタラクティブな花の映像を生み出す、NAKEDという会社の「花つくばい」というクリエイティブなものから、中にはまるで宇宙人の侵略に備えてシェルターの購入を促すようなものまでありました。
そこでコロナでもできるアートを考えました。
そう、Web上で体験できるアートです。
コロナはウイルスで、一種の自然災害と捉え、雷や噴火や地震といった自然災害の、それぞれ象徴する「音」を用いて表現しました。
(サーバーがなくなったので、今はこちらの動画から見ることができます。)
株価は暴落します。私はこれを気に、ワンタップバイで株を始めます。
ワクチン開発も、不可能ではないかと噂されます。開発するにしても、1年以上あるのではないかと言われます。
コロナは生物兵器ではないか、という噂もありました。
実際のところはわかりません。しかしわかることは、活動に制限がかかった、ということです。
医療機関が大混乱になります。
コロナじゃないか?と不安になる人々への対応がし切れなくなり、パンクします。
そこで医療従事者への関心が寄せられます。
彼らはバッドマンのような架空とは違い、本当のヒーローとして、注目されます。
私は、クラウドファンディングで、総額2万円ほど、彼らへの支援をしました。
コロナについてのニュースで溢れかえります。
変異株が現れるニュースや、感染した人にインタビューした動画や、ウィズコロナというコロナと一緒にどう活動していうかという考え方など、コロナに関しての情報で溢れかえり、どれが知るべきことなのか、取捨選択を、個人個人がしなければなりません。
大学への通学が制限されます。zoomを使ったリモート講義も増えました。
卒業制作でも、コロナを前提とした開催方法を検討します。VRデバイスを使うことも、かなり難しくなったり、人数制限のため、予約制などで対策されました。
(こちら僕の卒業制作です。コンペ応募用の動画です。)
友達や教授と会う機会が減り、雑談が失われます。ちょっとした雑談から何かが始まることより、SNSで発信したことから返信が来て何かが始まることが増えました。
わたしもMINAMIさんというアーティストとSNSをきっかけに知り合い、今はJITSZAISEI(実在性)というプロジェクトに参加しています。
コロナを言い訳にはしたくありません。
しかし、あらゆるイベントは中止や延期になりました。
巣ごもり需要が生まれます。家にいる時間が増えたので、ゲームだったり本だったり、家でできることを模索します。
私はダンスやNetflixや読書、仕事やこういった記事書き、作品の制作などしていました。音楽を聴いて、感傷に浸ることもありました。涙が止まらないこともありました。
わたしは、グローバル化による弊害と思いました。サピエンス全史という本では、疫病も克服した、というような解釈ができましたが、それは少しだけ先なのかもしれません。
人類は全能になった、という過信は足元をすくわれます。もちろんできることは増えましたが、はたしてすべての人がその恩恵をすぐに受けられるでしょうか。
お店の営業も縮小し、20時を過ぎるとどこも閉まっていたりします。コンビニは開いていますが。
コロナはまだ続いています。
ワクチンがファイザーという会社などで開発が進み、接種も進んできています。
この記事を書こうと思ったのが、
つまり、今の自分です。
今の自分にしか書けないことです。
まさにコロナ禍だからこそ書けることです。
戦争を経験した日本人が、いま世の中にどれだけいるでしょうか?
戦争がないことはすごく嬉しいですが、戦争があった歴史を忘れてしまうのは、嫌です。
それは、コロナも同じです。コロナという歴史を忘れてしまうのは、嫌です。
失ってから初めて気づく、と言いますが、まさかこんな形で失われるなんて想像もしていませんでした。
失ってから、ほんとに尊いことだった、ありがたいことだったんだと感じています。
これを読んでくれた方が、コロナを経験した人だけでなく、経験してない人もいるかもしれません。
少しでも糧になれば、幸いです。
まだコロナだね。
アウシュビッツ収容所では、きっとクリスマスには開放されるという、何の信憑性もない希望を抱いていたが、何も起こらなかった絶望から、何人も亡くなったらしい。
コロナは夏には開放される、ワクチンで開放される、そんな希望が打ち砕かれるのかもしれない。
でも、
塞翁が馬だと思う。
自分の馬が逃げて、でも2匹になって帰ってきて、その一匹が病気を持っててそれに感染して、そのおかげで兵役から逃れて…
コロナ禍になって…
コロナ事態はただの出来事に過ぎなくて、もちろん辛いことのほうが目立つ。が、その上でやるしかないんよね。やってくしかない。
ワンピースのアラバスタ国王のコブラの、過去の上に立ち、今を生きてみよ、みたいな言葉がすごく好きで、未然に防ぐのは前提でも、その上でやってくことしかできないわけでさ。
ここまで読んでくれてありがとうございます。
コロナ禍のみなさんは、なんとか乗り切りましょう。
この記事でコロナを知ったみなさんは、そのころどうなっているのかわからないですが、こういうこともあったんだと新しい知見として、あなたの人生の糧にしてくださいな。
TODAY IS A GOOD DAY FOR YOU