高校必修~入試レベルの「英単語・熟語4500語」を1ヵ月で完璧に覚えられる方法【塾講師が解説】
英単語や社会の重要項目など、「暗記もの」が苦手な子は多いでしょう。しかし個別指導で生徒の8割を東大・京大医学部に合格させた乾俊和氏は、覚え方あるいは覚えさせ方を工夫すれば、どんな子どもでも受験に必要な暗記力アップは十分期待できるといいます。
私は予備校・塾で30年間指導してきたけれど「生徒の8割を東大・京大医学部に8割を合格させた」講師になど会ったことはありません。私だけではないですよ。いくら開成、灘、ラサールのベテラン講師でも不可能なことです。
「1か月で英単語を4500語覚える」
のも不可能です。こんな記事を載せて、信じた人はこの方の著書を買ったり指導を受けたりして大金を支払うカラクリなのでしょうか?いくら何でも酷すぎませんか?まぁ、有名アニメやタレントを使ってマスコミでCMを流しているチェーン塾も似たようなものですけど。
不当景品表示法は、商品・サービスの品質、内容、価 格等を偽って表示を行うことを厳しく規 制するとともに、過大な景品類の提供を 防ぐために景品類の最高額等を制限す ることなどにより、消費者のみなさんが より良い商品・サービスを自主的かつ合 理的に選べる環境を守ります。 自主的かつ合理的に、 良い商品・サービスを選べます。
ところで、当塾から「3人目の京大医学部医学科」の合格者がでました。定員100名です。8割ほどの人が予備校や塾を利用しているとして、単純平均では各県2名以下。人口の多い都市部に合格者が集中しているので三重県のような田舎の県では数年に1名というのが実態です。
「なんで、こんなド田舎の無名の塾に?」
と、あなた、今おもったでしょう?
私が最初に疑問に思ったのはアメリカで教師をして帰国した時のこと。ある予備校の英語講師に応募したら模擬授業をやらされました。すると、ベテランらしい講師が文法的なことをあれこれ質問してくるんです。
難関大学の問題って、長文と英作文の配点が高い。複合関係代名詞がどうした強調構文がどうしたという文法知識なんて合格のためには何の役にもたたんのにです。
採用されて授業を始めたら、1年目で生徒のアンケートで40人講師中2番人気だった。私はアメリカで受験英語を使って授業をしたら「ジジイの英語」と揶揄されたんだよ。英検1級に合格したけど、英検の教本を見ていたらネイティブには「シェークスピア時代の英語」と言われたんだよ。生徒はそんな英語を求めていないのに“ベテラン講師”も経営者も何も分かっていない。
そういう自分の経験を TouTube で語ったら4万回再生。アメブロで書いたらフォロワーが1000人を超えた。ホームページで通信生を募集したら
「動画を見て共感しました!」
という人たちから申し込みが来た。北海道から沖縄までね。
「うちが1番」広告、多いのは食品と学習塾--公取委調査
(朝日新聞)
「合格実績ナンバーワン」「売り上げ第1位」など、1番を強調する広告について公正取引委員会が調査したところ、商品では「食品」、サービスでは「学習塾」の広告で最もよく使われていることがわかった。公取委は「『1番』の根拠が明確でない場合、景品表示法違反になるおそれがある」と指摘している。調査は、各業種のチラシやポスターなど415点を収集。消費者モニターにもアンケートを実施し、報告書として、このほどまとめた。
それだけではないんです。「私の京大合格作戦」(エール出版)の2020年版から2022年版まで3年連続で紹介されました。Yahoo の「京大 英作文 添削」で検索すると1ページ目の10記事のうち4記事は私のものです。ココナラの「語学レッスン」で検索すると1ページ目に出てきます。ニッチな世界では、私の塾は河合塾、駿台、Z会より知名度が高いんですよ。
学校の教師、大規模予備校の経営者や講師。みんな、居てはいけない場所に居る。権力の座に居座ってデタラメなことを語っている。賢い子たちは、みんな見抜いている。金が欲しいだけの人たちなんだって。
既得権益の権化。改革の抵抗勢力。
京大落ちて私大で遊んでいたのに、京大受験生の指導をしたらダメでしょ!英検準1級のくせに、英検1級の帰国子女を教えられるわけないでしょ!生活費を稼ぐためだからなんて、理由になんないよ。生徒は人生を賭けてんだから。
受験参考書は40代くらいの予備校講師とか大学教授が執筆していて、定評を得るまで10年くらいかかる。すると、当然ながら現役の受験生や流通している英語と50年は感覚がズレる。常にアップデートしていかないと時代に追いつけないのに、酷いシステムだよ。それは、英検の教本なども同じこと。
難関大の入試問題の長文や英作文は現役の教授たちが採用するのだろうけど、つい最近の論文が多い。当たり前だよね。教授の仕事は論文の執筆だから、時代遅れの論文を読んでいるはずがない。
賢い子たちは、そういう現実を知っている。だから、時代遅れの指導や参考書に目もくれない。