
「学歴フィルターはあります」──関係者が次々に明かす、日本のヤバい採用現場
採用における学歴信仰や男女差別は消えていない
コロナ禍以前、採用説明会では、会場となる場所を確保して申込者を何回かに分けて開催していた。その場合、事実上の第一次選考も兼ねる企業説明会の募集では、偏差値上位校の大学グループごとに申し込みサイトを優先的にオープンし、時間差を使って絞り込む手段を取る企業があり、こうしたやり口は“学歴フィルター”と呼ばれてきた。
筆者が以前取材した企業の担当者も、次のように話していた。
「会場のスペースの関係もあり、当社の採用実績校など一定の大学と、そうでない大学に分けて開催しています」

塾で指導させてもらっていると、最近の日本の風潮に困ることが多い。それは「平等」というスローガン。生徒すべてに同じ問題集を配布して、同じ授業を受けさせ、同じ扱いをすることを強要する風潮のこと。
生徒は能力がみんな違う。だから、学習指導上で「平等」に扱うことなど出来ない。同じ問題でも賢い生徒には簡単に解けてしまうけどれど、何度説明しても分からない生徒もいる。
京都大学の数学の問題など、京大受験生には微に入り細に入り解説する。しかし、基礎が出来ていない生徒に説明しても理解できない。たぶん、一生理解できないで終わる。だから、解説を始める前に、その生徒のレベルを知っておきたい。
学歴フィルターも同じことで、予め就活生のレベルを知っておきたいのは企業側としては当然の措置だから文句を言ってもはじまらない。










