こうやって河合塾学園で「英語講師」になりました。
「英語講師で生きてゆく」と決めて最初にやるべきことは「アメリカに住む」でしょうね。本場の英語が話せないのに、英語講師なんてやってらんない。
それも、大学や大学院で理屈ばかりこねるのは避けて、現場を知るのがいい。
私は交換教師プログラムにのって①、アメリカの公立中学校(ユタ州、ローガン中学校)で教師をしていました。
平成28年度に文部科学省が実施した英語教育実施状況調査を見ると、海外にある学校や研修施設へ通った留学経験がある英語教員は、中学校で51.1%、高等学校で51.3%です。
この結果を見ると、英語教員の約半数は海外経験があるということになります。
しかしそのほとんどが1ヶ月~半年未満で、1年以上の留学経験がある英語教員の値を見てみると、中学校では9.1%、高等学校では10.5%となっています。
しかし、海外生活をしていれば信用してもらえるほど予備校・塾・専門学校の世界は甘くありませんよ。今では帰国子女なんて珍しくもない。雇ってもらうには、どうしても世間が認める「資格」が必要です。
ほら、履歴書に書く欄があるでしょ?「特技・資格」って、欄。アレ・・。だから、私は②、英検1級、通訳ガイドの国家試験、国連英検A級などに合格できるように頑張った。
文部科学省の調査によると英検準1級以上を持っている教師の割合は中学校で約25%、高校で約50%。この50%の内訳は分かりません。推測では、準1級が8割・1級が2割程度となります。つまり、英検1級に合格している英語教師は全体の1割程度と推測されます。
海外留学経験とほぼ一致します。
でも、現場ではそれだけでは信用してもらえませんよ。
「英検1級と京都大学の二次試験で8割とるのはどちらが難しいの?」
なんて生徒が多いんです。
それで、高校生に混じって「京都大学」を受けて実力を実証しました。
「仮説は実証しなければ真実ではない」ってヤツです。
③、名古屋大学教育学部卒業。京大二次試験で英語8割、数学7割の成績開示。
●令和2年度の東京大学の入学者は3064名。同年の京都大学の入学者は2943名。令和2年の日本の18歳人口は17万人。そうすると (3064+2943)÷170000×100=0.35 となり、京都大学の学生の学力は「同世代の人間の上位」パーセンテージでは、上位0.35%、ということになります。
ところが、今度は
「先生に実力あっても意味ない。指導した生徒が合格しないと良い講師と言えない」
ときた。それで、自分の塾で成績上位者の専用クラスを作って指導を始めた。
④、京大合格者は10年連続(うち4名は医学部医学科合格)
そしたら、さすがにSNSの反応が良くなった。
YouTube の再生回数が多いのは 48884回再生されている。アメブロのフォロワー数は 1152人(2022年8月現在)
「私の京大合格作戦」(エール出版)に 2020年から2022年まで掲載された。
ところが、
「高木先生はアホは教えんよ」
と悪評をバラまかれてしまったけどね(犯人が誰かは分かっているけど、無視)。
こうやって河合塾学園で「英語講師」になりました。
ところで、上位0.35%の京大合格レベルの生徒を指導できる教師は高校にいるのだろうか?予備校・塾業界にいるのだろうか?
ひろゆき氏「何も変わらないだろうな」文科省が特出した才能の子に学習支援、実現可能性は
文部科学省は、特定分野で突出した才能を持つ児童生徒について、学校における学習支援に初めて乗り出す。文部科学省の有識者会議によると、特出した才能を持ち、通常の授業で苦痛を感じたり孤立したりする児童生徒について、特定の教科の高度なオンライン授業や、大学で指導を受けることを可能にするなど、才能を伸ばす方向で検討しているという。
ひろゆき氏「ギフテッド見たことない先生は見抜けない」
草野球のコーチにメジャーリーグ級の生徒を指導することを強要しても絵に描いた餅だよね。