実はかつて結婚式のPA(音響照明)や司会そのものもやっていました。
その時のちょっと怖い?お話を…。
地方の結婚式場でのお話。
結婚式の司会やPAは式が始まる1時間半前には会場入りします。
そして式が始まる前に、音響チェックや照明チェック
司会は現場の担当者と主賓の肩書やお名前、式次第の最終チェックをして
式に臨みます。
その日もそんな感じで式が始まり、乾杯まで問題なく進みました。
(まだ序盤)
料理の最初の前菜が出てきた時に、新婦側の祖父が突然
現場の担当者に詰め寄り、揉め始めました。
実は新婦側の祖父は占い師さんで、今回の結婚を占った所
と出たそうです。
現場担当者と新郎新婦の事前打ち合わせでも、祖父は付いてきて
新婦のカクテルドレスも黄色を排除し
会場の花等の装飾も黄色を全て排除したそうです。
しかし…前菜で出された料理「サーモンのカルパッチョ」に
レモンが添えられていました。
それに対して、担当者に
と詰め寄っていました。
新婦と新婦のご両親が「まぁこれくらいは…」と何とかなだめ
式は最後まで滞りなく終わりました。
新婦の祖父は最後まで仏頂面。
そして新婦さんにも「前菜は食べるな!」と言っていたそうです。
(まぁ新婦さんって、結婚式ではなかなか料理が食べれないですよね?w)
そして2日後、次の週にまたその結婚式場に仕事で行く予定だったのがキャンセル。
「え?なんで?」
という感じ。
実は、その式で食中毒が発生し、その原因が黄色のレモンが添えられていた
サーモンのカルパッチョだったのです!
新婦の祖父…恐るべし…。
※結婚式場は稼ぎ時の2か月、業務停止を食らっちゃいました。
また違う結婚式場でのお話。
会場が開き、参列者が続々と会場入りして席次表を確認しながら
席につきます。
ひとしきり参列者が席に着いた時に
「ん?」
入り口扉の両側で礼服を着た男性二人が、席に付かずに
立ったままでいるのです。
「式、始められないなぁ~」
なんて思っていたら、会場担当者がやってきて
「そのまま式を始めてください」
と。
そして式が始まったのですが、乾杯が終わった後に、
(乾杯が終わった後は、食事と歓談になるので、司会は少し落ち着く)
ふと会場を見ると…
会場の壁に立った状態で、礼服の男性が2人から6人に増えているんです!
しかし式は何事もなく終了。
お開き後…
みなさん退席した後に新郎新婦と礼服男性6人が何やら話をしています。
新婦「ちゃんとしたって言ったじゃない!」
新郎「ほんと、ちゃんとしたって!」
礼服男性1「まぁまぁ、何事もなかったわけですから」
式場担当者に「何があったんですか?」と聞いたら…
どうも新郎の元交際相手から脅迫まがい(新婦を殺す!みたいな内容)
の手紙が結婚式場に届いたため
警察官が礼服を着て、警備にあたっていたのです。
新婦も新郎も気が気じゃなかったろうなぁ~。
結婚前の身辺整理はしっかりしましょうw
それは若い若いカップルの結婚式。
こちらも普通に式が進みます。
新郎友達がちょっと騒がしい。
(乾杯前は厳かに進めたいのですが、主賓挨拶中にも変なヤジが飛ぶ)
そして乾杯。
乾杯後、司会は少し落ち着くので(余興や友人挨拶までの数十分間くらい)
その間に余興をする方の確認等します。
そして友人挨拶を始めようと思った時
「あれ?新郎がいない?」
まぁトイレかな?と思っていました。
しかしいつになっても新郎が戻ってこない。
結局、新郎不在のまま友人司会、余興と続きます。
新婦そろそろお色直し。
(まぁこの時、あとで新郎もお色直しに会場を出るのですが)
で、お色直しも新郎新婦連れだって登場するのが…
新郎いない…。
新婦一人で入場。
新婦のそばに行って、確認します。
自分「新郎さん、大丈夫ですか?」
新婦「(にこやか&穏やかに)はい、大丈夫です♪」
そして最後の新婦お手紙も新郎おらず。
何かあったのかな?と途中で心配になりましたが、
新婦さんはニコニコしているし。
新婦が最後に退場する際ももちろん一人。
で、お開き後のみなさんの退席のお見送り時で…
凄い真っ青な顔で、覇気のない弱弱しい笑顔で
みんなをお見送りしていますが、足腰立たない感じ。
実は乾杯の時に新郎はやんちゃな友人達に
一気に飲まされてしまい
(結婚式出た経験のある方はわかりますよね?w)
急性アルコール中毒になり、
病院に搬送されていたのです。
※救急車は気を利かせて、結婚式場近くでサイレンを鳴らさなかったから
だれも気付かなかった。
で、点滴打って良くなって、何とかお開きに間に合ったとの事。
しかし事はこれでは終わらなかった。
お見送りが終わった後…
新婦が新郎とその友人を目の前に並べて…
あんなに式中にこやかだった新婦が、全部が終わって
ブチ切れ。
新郎と友人達、凄い縮こまり
「すみません…」
そういえば新婦の方が年上で、姉さん女房でした。
結婚式の羽目外しには注意しましょう。
(映画「ハングオーバー」でも見てくださいねw)
(続く…)