この記事は、こちらの記事の続きです
◆おさらい
前の記事では、閃きの正しい手順、アイデアの公式
①集める→②食べる→③寝る
の具体的なやり方をご紹介しました。
一言で言うと、情報を大量にインプットしてから、しばらく間を置くと、閃きが訪れやすいという話でした
今回は、なぜそうなるのか?
という理屈のお話です
◆脳の仕組み
まず、脳は集中思考と拡散思考の2つのモードを使い分けています。
それぞれ以下のような違いがあります。
①集中思考
・シングルタスクに集中できる
・午前中に多い
・情報取得中
・緊張してる時
②拡散思考
・ボーっとして気が散りやすい
・昼食後や夕方以降に多い
・情報整理中
・リラックスしてる時
取得した情報が脳内で整理されるのは、拡散思考のモードの時です
拡散思考の状態をデフォルトモードともいいます。
デフォルトモードについては、こちらののTEDスピーチでも言及されてます。
▼参考リンク
退屈な時に優れたアイデアが思いつく仕組み
2分45秒あたりから
では、この2つのモードを使い分けて、うまくアイデアを出すにはどうすればよいか?
答えは、これまでアイデアの公式として紹介した通り
まず集中モードで情報取得した後
拡散モードを挟むと、情報が脳内で整理され、
取得した個々の要素の組み合わせに気づきやすくなる
👇
つまりアイデアが生まれやすくなる💡
という理屈です
◆まとめ
また昔からのことわざでも、考え事に良い場所として「三上」という言葉があります。
これは馬の上、枕の上、厠(トイレ)の上、の3つです
どれもリラックスして思考が拡散モードに入りやすい場所ですね
現代では、これに加え、シャワー中や電車に揺られる時、散歩中等も閃きやすい場所とされています
集中力が切れたら集中思考を維持する事は難しいですが、拡散思考にはいつでも容易に入れます
頭を使うのをやめて、仮眠をとってウトウトしたり、瞑想したり、お風呂に入ったり、散歩したり、リラックスしてボーっとするだけです
どれだけ考えてもネタが出ずに煮詰まった時は、ぜひ試してみて下さい
◆補足
これまでアイデアの公式として、閃きの手順3ステップを紹介してきましたが、実は元ネタ本のアイデアの作り方は、本来以下の5ステップです
アイデアのつくり方 超要約
①資料を集める
②資料を咀嚼する
③寝かせる
④閃く
⑤具体化する
これまでは、①②③で④閃くに辿り着くまでを、簡単な表現に意訳してご紹介しました
しかし、閃いた後はどうすればいいのでしょうか?
次回は閃いた後のアクションをまとめます