Synthetixという合成資産取引プラットフォームがトレードコンペをやっています。
もともとSynthetixはEthereumネットワーク上で稼働しているのですが、今回は取引処理能力向上のために新技術を使いたいのでそのデモをしますよ、という企画です。
新規性をざっくり説明すると、
今まで15秒以上かかっていた処理が1秒以内にできそう
というところです。
技術詳細を知りたい人は以下の記事から深堀りしていってみてください。
ストレステストなので、たくさんの人に参加してもらいたいのでしょう。参加がとても簡単なのに賞金はとても豪華になっています。
デモサイトにアクセスし、ガイドにしたがってツイートするだけ。
これでTwitterアカウントと取引アカウント(とブラウザのクッキー)が連携されて、即取引可能です。
取引所インターフェースは以下のような直感的にわかりやすいものです。初めは皆、デモ用の$100,000 (= 100,000 sUSD)を所持した状態でスタートです。
取り扱い銘柄は主要13種の暗号資産で、それぞれロングトークン(sXXX)とショートトークン(iXXX)があります。好きなトークンを買ってデモ資産を運用していきます。
取引の度に処理時間(~500 ms)が表示されて、普段Ethereumを使っている人は感動するでしょう。中央集権取引所を使っている人にとってはなんてことないかもしれません。
賞金はSNXというトークンで配られます。2020年5月8日現在、1 SNXは94.3円です(CoinGeckoより)。総額50,000 SNX(~ 470万円)が上位20名に与えられます。
1位: 15,000 SNX (140万円)
2位: 10,000 SNX (94万円)
3位: 5,000 SNX (47万円)
4--20位: 1,200 SNX (11万円)
そのほか、バグを見つけたらその褒賞もあるようです。
ちなみに現在(2020年5月8日)の参加人数はまだほんの784人です。
2020年5月6日--2020年5月19日PM11:00(日本時間)
執筆時で2日経ってしまいましたが、まだ時間は十分にあります。
テックマニアにもそうでない人にもおすすめな、原資ゼロのトレードコンペの紹介でした。最新のブロックチェーン技術に感動しつつ、BTC半減期前の落ち着かない心をデモトレードにぶつけてみては?