WalletConnectのモバイルリンキングという手法を使って、通常のスマホブラウザからdappを使う方法を紹介します。
少し前までiphoneのdappブラウザといえばTrustWalletが定番でしたが、Appleの規制が厳しくなったために、ブラウザ機能が削除されてしまいました。スマホからのdapp利用で次の定番となりそうなのが、WalletConnectのモバイルリンキングという手法です。
TrustWalletやRainbowWalletなど、WalletConnect対応のウォレットアプリをインストールしてあれば、dappのインターフェースにはsafari等の通常のブラウザからアクセスした上でウォレットと連携することができます。以下、画像で流れを追ってみます。
今回は例としてUniswapを使ってみます。Connect to walletという選択肢がありますね。
ウォレット種別を聞かれるので、WalletConnectを選びます。
WallatConnect対応のウォレットアプリ一覧が出てきました。今回はTrustWalletを使ってみます。
TrustWalletが開くので、Uniswapとの接続を許可します。
接続出来たら、ブラウザに戻っていいよと言われます。
ブラウザに戻ると、接続できていることが確認できます。ここからは普通に使うだけです。
トランザクションにサインするためにもう一度TrustWalletを開きます。
こちらはTrustWalletのサイン画面です。通常の送金処理と同じですね。ガス代などのカスタマイズもできます。
以上WalletConnectのモバイルリンキングを利用したスマホでのdapp使用方法でした。
メモリが足りなくて接続のセッションが切れてしまうとリンクしなおしの作業が必要になったりします。
個人的にWallecConnectの動作が一番安定しているのはRainbowWalletだと思っていますが、今のところガス代等のカスタマイズができません。開発者によるとカスタマイズ性の実装はSoonだそうです。
2021年1月31日追記:
RainbowWalletにガス代のカスタマイズ機能、承認前のトランザクションの上書き機能、トランザクションのキャンセル機能が実装されました。
著者 kyoronut https://twitter.com/kyoronut