■この記事の要点
・何かスタートしたばかりの人が目標に向かうための自己啓発 あるいは
何かスタートしたいがどうすればいいかわからない人が知るべき知識4点。
・考え方(マインドセット)
・自信 (自己効力感)
・貢献 (何によって人に覚えられたいか)
・企図 (計画された偶発性)
・それを補強するロジックを各知識に補足、計9点。
・先輩のメッセージ、ビジネスリーダーのインタビュー等を読み解くための教養
前半は、考え方、どこを見て進むか、など自分の内側ですること ↓↓
後半は、何をどうするかという自分の外側にむかうことに関してです。
このセミナーは休憩なしの全120分構成で
内容もかなりみっちりなので前半だけでもボリュームがすごいです。
前半は、ロジックを理解して自己分析、目標設定。
と自分の内側(マインド)の作り方でした。
後半は、目標設定+どう行動するかというアウトプット寄りの話に移っていきます。
では行きましょう。
ピーター・F・ドラッカー(経営学者)の言葉です。
自己改革、自己啓発のために、自問し続けるべき重要な問い とのことで
詳しい論理解説があったのですが、ややこしいうえ、理解しにくい解説でした。
なので問を分解してまとめることにします。
・何によって = どんな貢献で
・人に憶えられる = 貢献によって認知されること。
・貢献 = 誰か・何かを素晴らしいことに変えること、役にたつこと、成果。
認知までのフローは以下。
あたりまえのことで貢献してやり続けると信頼になる。
↓
信頼を得た状態で、当たり前のレベルを上げていき
何かで誰かに価値を渡せる人になることで貢献する。
↓
貢献し、人格を認められるようになると
それにともない「〇〇ならあの人」というかたちで認知される。
ということを問うているようです。(あってるかちょっと不安)
以下は 自分をメタ認識するためのフレーム3点。
ドラッカーの問いを理解?したところで…
□憶えられたい対象は誰か
□それはなぜか
□何を期待されているか
□憶えられたい事は何か
□それはなぜか
□どれだけ貢献できるか
以上がこの単元。
なんだか企業理念とか、そういうスケールの大きさを感じますが
・どうなりたいか、どうすれば相手に受け入れられそうか
・どんな成果で有名になりたいか
くらい身近にひっぱってきて考えたほうが現実感ありそうです。
つぎは最後
クランボルツ氏(教育学者) 著書 「その幸運は偶然ではないんです!」から、
の紹介です。こちらの解説もややこしいので誤解を恐れずまとめてしまいましょう。
・人生は予想外。コントロール不可。
・だが、自分の行動と、経験に対する自分の反応をコントロール可能。
・唯一確かなことは、何もしないでいる限り、どこにも辿り着かないということ。
・なのでコントロール可な部分で企図、行動しよう。
❶好奇心 新しい機会を模索したり、目の前でおきたことに関心をもつ
❷持続性 失敗に屈せずに努力を続けたり、変化があるからこそ何かが見えるまでやり続けてみる
❸柔軟性 考えや行動をフレキシブルに変えていく
❹楽観性 新しい機会や望んでいることが必ず実現すると楽観的に捉える
❺冒険心(リスクテーキング)結果が不確実でもリスクを取って行動をする 短期的な損得で判断をしない
企図とは「目的を踏まえて目標を立て、その実現の手段を計画すること。企て」
実現したい結果を招くために、どんな 準備をしておけば良いのか、どんな人と出会えば良いのか、どういう段取りをすれば良いのか、どんな困難がありそうか、 といったことを予測し、準備をして、行動していくこと。
「人事を尽くして天命を待つ」 や
「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」
にも通じるところでしょうか。
主体性が大事、と言えそうです。
望ましい結果を導くための、ファクトの観察のしかた
今回の補助線ロジックは1つ。
物足りなければこちらもどうぞ。
そして最後
□仕事において想定外だった出来事や環境、役割は何か
□最初はそれをどう感じて今はどう捉えているか
□その出来事・環境・役割を活用して実現できそうな事は何か
□現在、困難だと思っていることや成し遂げたいと思っていることは何か それを実現したら、自分や周囲にとってどんな意味や価値があるか
□それに対して企図しているか、企図するならどういう企みをするか
□ 自分では少し高い目標や期待だと思っていることに対して、どう向き合っていくか
□ 自分が目指したい姿や実現したいことを、現実のものにするためには、どうしたら良いのか
□ それが実現したらどんな意味や価値が生まれるのか
□ 実現するために何を企図(きと)すれば良いのか
・・・いっぱいある。
多角的に観察して、困難な未来に立ち向かう糸口を見つけましょう。
ということですね。
最後に
という締めがあり、終了でした。
ここまで長文、お付き合いいただきありがとうございました。