どうも、masatoです!
今回もブロックチェーンの基礎学習として「ビットコインの基礎」について一緒に学んでいきましょう。
前回は、ウォレットのひとつ「ペーパーウォレット」について解説していますので、あわせてご覧いただけたらと思います。
関連記事:ビットコインのペーパーウォレットとは? 最強のセキュリティツールはこれだ!
ブロックチェーンの上で動いているビットコインは、全世界で1万近いノード(コンピュータ)が連携して稼働しており、これらのシステムがいきなり止まったり破綻したりするリスクはほぼゼロです。
それよりも、ビットコインに関わる多くのリスクはウォレット管理にあります。
このように、ブロックチェーンの実装としてのビットコインにはリスクを考えなくて済みますが、その基盤上で利用する場合には一定のリスクが存在します。
例えば、法定通貨(日本円など)はその国が破綻しない限り紙切れになることはありませんが、お金を利用しているそれぞれの個人が紛失したり盗難に遭うリスクはあるわけです。
ビットコインはウォレットによって管理されていますので、ウォレットの秘密鍵(現在の銀行口座の暗証番号)を忘れてしまうと、永遠に失われてしまうのです。これは、ビットコインのウォレットには個人情報の登録などが存在しないため、一度紛失してしまうと二度と戻ることはありません。
ビットコインは、ウォレットの秘密鍵がなければ持ち出せませんが、逆に言えば秘密鍵さえあれば誰でも持ち出すことができてしまいます。
銀行口座の通帳と銀行印、もしくはキャッシュカードと暗証番号を他人に渡してはいけないと一緒ですね。
秘密鍵の盗難はインターネット経由での情報漏洩によって引き起こされる場合もあります。特にウェブウォレットや取引所のウォレットを利用している場合は、秘密鍵がサービス事業者に知られていることになるため、事業者側で盗まれる可能性があります。
記憶に新しいのは、2014年に起こったマウントゴックス事件です。事業者の内部で多額のビットコインが盗まれました。また、今年はじめに発生したコインチェックのNEM流出事件においても、同様に秘密鍵が盗まれたことで引き起こされました。
ブロックチェーンは、一時的な合意の不一致が起きた際に分岐(フォーク)をすることがあります。
もし、大規模な変更が起こった場合、互換性のないブロックを作る「ハードフォーク(恒久的な分岐)」が実施されることがあります。これによって引き起こされるリスクは、送金遅れや、最悪のケースは仮想通貨を紛失する事態になります。
ハードフォークは頻繁に起こるものではありませんが、過去にはビットコインが「ビットコインキャッシュ」に、イーサリアムが「イーサリアムクラシック」にハードフォークによって誕生しています。
ビットコインを利用するうえで「紛失リスク」「盗難リスク」があり、時には「ハードフォーク」のリスクにも気をつける必要があるということをご紹介しました。
リスクをきちんと理解しておくことで、いざという時に慌てずに対処できると思います。
ビットコインのペーパーウォレットとは? 最強のセキュリティツールはこれだ!
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