他カテゴリ

太平山(おおひらさん)神社(栃木県栃木市 )~日・月・星の神様をお祀りする#221

matol's icon'
  • matol
  • 2022/02/02 01:19

2022.1.27 栃木方面へ神社参拝に出掛けました。

Content image

東北自動車道・館林IC手前。日光男体山がキレイに見えていました。

Content image

館林・城沼 白鳥が居ましたよ。他の鳥も観察したかったのですが風が強くて寒くて断念しました。

Content image
Panasonic DC-FZ85にて撮影

何気なく城沼のカモを撮った写真。なんとお初のホシハジロ♂でした^^

Content image

ここからも日光連山(男体山・大真名子山・女峰山)2300~2400mの山々がキレイに見えていました。

Content image
Panasonic DC-FZ85にて撮影
Content image
Panasonic DC-FZ85にて撮影

こちらは筑波山

Content image

太平山神社・大鳥居 栃木市中心部からほぼ南西方向の太平山へ真っすぐに道路が伸びています。

Content image

あじさい坂の下の駐車場に車を停めて参道へ。
大型バイクのおじさんが転倒してバイク起こしの手伝いを。道路が傾斜していたからか、いや~重かったっす。

Content image

参道階段手前の大平山連祥院

太平山連祥院は、天長四年(八二七年)慈覚大師円仁により創建。

Content image

 

Content image

六角堂

Content image

明治期以前まで太平山は、神仏が混在しており、山上には慈覚大師円仁が創建した太平大権現社、当山のご本尊虚空蔵菩薩を安置した本地堂、釈迦堂、大日堂等の堂宇が並び、下に仁王門(現在は随神門。当時は連祥院の仁王門でした。現在でも裏側に仁王さまが安置してあり、かつて寺院として栄えた頃を偲ばせる建造物です。)そして、あじさい坂のわきには、三光院、多聞院、法泉院、報恩院等の寺院がありました。

 

Content image

あじさい坂の表参道を上ります。1000段あるようですよ。

Content image

途中に弁財天がありました。

Content image

だいぶインスタ映えしそうです(笑)

Content image

銭洗弁財天・窟神社

Content image

中を覗き込むとが・・・ 
ググってもこの水を湛えた洞窟については良く解りませんでした。数キロも続いているとか、誰も誰も入ったことがないとか・・・・定かではありません。

Content image

盛り感はありますが、とても良い場です。水の流れや風鈴の音が更に良い空気・空間を醸し出していました。

Content image

南北朝時代(1337年 – 1392年)の石板の供養塔婆 ずいぶん古い板碑ですね。
天皇の皇位系統が二つに分かれた時代のものですね。。

Content image

蛇頭の滝 ん? 

Content image

白ヘビ ~>゜)~~~ でした^^ さて、また階段参道を登ります。

Content image

「太平宮」と書かれた鳥居が現れました。

Content image

更に参道階段を上ります。

Content image

門が見えてきました。

Content image

 

Content image

この随神門(ずいしんもん)は太平山神社の神門であり、享保8年(1723)、徳川八代将軍吉宗公によって建築されました。表には左大臣・右大臣、後ろに仁王を配しています。仁王像が配されているのは、太平山が江戸時代までは社寺の山として栄えていた名残です。
天井の龍の絵は、第14代将軍家茂公の時代の五楽院法眼等随の筆で、雲を起こして昇天した龍が空高く舞い遊ぶ様子が描かれています。建築方法は「入母屋造り扇垂木」で俗に傘(からかさ)天井と呼ばれます。http://www.ohirasanjinja.rpr.jp/guid/より

Content image

門の天井の龍画 かなり薄かったのでコントラストを上げました。

Content image

門をくぐった後に現れた最後の鳥居。
この鳥居の扁額には「三光神社」と書かれています。三光とは日・月・星を顕しています(後ほど説明します)。

Content image

この最後の門もとても重量感があります。

Content image

拝殿
太平山神社の主祭神であるニニギ、アマテラス、トヨウケヒメをお祭りしています。
宝暦元年の記述では、旧号は「大神社」で、式内・大神社の論社。

第53代淳和天皇の御代、風水害や疫病で人々が苦しむさまに淳和天皇は御心を痛められ、「下野国(今の栃木県)の霊峰三輪山に天下太平を祈る社を造営せよ」との詔を賜り、日の神であり太陽のように命を育む「天照皇大御神」、月のように人々に安らぎを与える「豊受姫大神」、星のように人生の道案内をしてくださる「瓊瓊杵命」、この「日・月・星」の御神徳をあらわす三座の神様をお祀りするために太平山神社が造営されました。すると忽ち世の中は治まり、大いによろこばれた淳和天皇は、勅額を下賜されたのです。
そして、もともと此地でお祀りされていた神様は奥宮(剣之宮・武治之宮)に鎮座されました。

太平山神社の歴史は『諸神座記』を始め多くの古文書によれば、垂仁天皇の御宇に大物主神(おおものぬしのかみ)・天目一大神(あめのまひとつのおおかみ)が三輪山(現在の太平山)に鎮座されたときに始まると云われております。今からおよそ二千年も前のことですが、太平山神社の周辺からは古い時代の祭祀遺跡・祭祀遺物が出土しており、太平山は非常に古くから信仰されていた山であったことが伺い知れます。

『太平山開山記』によれば、「円仁(慈覚大師)は何年にもわたり太平山の入山を拒否されていたが、淳和天皇の御代の天長4年(827)、天皇の勅額を奉じることでついに入山を果たした」とあります。これが今日伝えられている「天長四年慈覚大師開山説」で、旧暦1月8日に執り行われる神蛇祭(しんださい)の祝詞にも伝えられています。こうして太平山神社は「神仏」を祭る山としての第一歩を迎えたのです。この後、太平山は神鎮まる御山として一大宗教の霊地となり、摂末社および寺院が八十余遷座・建立されました。
さらに明徳3年(1392)には後小松天皇から「太平山神社」の額を下賜されましたが、天正13年(1585)の戦火で、これら淳和・後小松両天皇の額は焼失してしまいました。
戦国時代に北条氏と対立する上杉謙信が太平山から関東を臨んだという言い伝えが残っているほど、関東平野を一望できる地に太平山神社は鎮座しております。天正年間に兵火によって社殿が焼失してしまう不幸がありましたが、近世の初期には早くも復興し、徳川幕府から朱印地50石を認められました。さらに寛政年中(1789~1801)には「御願御抱場」となるなど、民衆のみならず朝廷や幕府からも「天下太平を祈る社」として信仰されました。『雲上明鑑』『雲上明覧』にも「下野 太平山宮司」「野州 大平山神主」または「野州 大平山別當」と記載されるなど、武家伝奏が朝廷へ執奏する社でもありました。
太平山神社は様々な歴史を経て参りましたが、古い昔から、多くの人々の心を支え続けてきたのです。http://www.ohirasanjinja.rpr.jp/history/より。

Content image

拝殿前 左に筑波山が見えています。

Content image

社務所

Content image

社務所と拝殿の渡り廊下 本殿の屋根がちらり。

Content image

拝殿前の撫で石 
この石を撫でることにより災厄を祓い、霊験を得るという信仰があります。

Content image

拝殿

Content image

沢山の境内社があります(下記hp参照)。
 

Content image

その一つの足尾神社

Content image

さて、境内社付近から奥宮へ続く山道を発見。登ってみます。

Content image
Content image

太平山神社・奥宮

ここから更に登ります。太平山の山頂を目指します。

Content image

途中の祠

Content image

太平山神社境内脇より、奥宮へ至る道を更に400m程登って行くと、やがて山頂に着き、富士浅間神社が鎮座しています。

Content image

この地域の主峰には必ずといってよいほど、富士浅間神社が祭られています。
主祭神は木花咲耶姫命であり安産の神でもあります。園部町には長さ1mほどの布に書いた旗が1.6mほどの竹竿につけ、家ごとに回す風習が伝わっていました。迎えた家では、1夜お祭りして次の家へ回し、袋の中におさい銭や祈願文、祈願成就のお礼を入れて結びつけたりしました。

Content image

境内脇のお茶屋さん♪

Content image

山田家でまいたけ天ぷらのお蕎麦(1000円)を頂きました。美味しかったですよ。
地元のおばさま4人がピーチクパーチク。働いていないとおかしくなっちゃうのよ~と元気元気(笑) 地元の憩いの場になっているようでしたよ^^

Content image

栃木市内の展望 ここが一番見晴らしが良かったですね。

Content image
Content image
Content image

階段参道脇のロウバイ。良い香りが漂っていました。

想像以上に良い神社でした。平日だったので、ほぼ地元の方ばかりでしたね。聞こえてくる栃木弁にホッコリしました。境内は関東平野のへりに辺り、見晴らしも良く、古くから祭祀、信仰されてきたと容易に推測されます。よい空気・空間でした^^

+++++++++archives++++++++++
★「神社参拝リスト」
参拝した神社の投稿まとめです。

+++++シリーズ投稿の分類一覧 by matol+++++
「シリーズ投稿の分類」一覧まとめ
「HUAWEI P30 Pro」スマホHUAWEI P30 Proで撮った投稿まとめ
「神社参拝リスト」参拝した神社の投稿まとめ
「還暦過ぎのオヤジのつぶやき」日々のつぶやきのまとめ
「ウミウシ」いままで出逢ったウミウシの紹介投稿まとめ
「鳥(トリ)」 いままで出逢った鳥(トリ)の紹介投稿まとめ
「植物探訪」いままで出逢った「植物」の紹介投稿まとめ
「古物たちのお勉強」の紹介投稿まとめ
「旅行記」今まで行った旅行記のまとめ
「古物商に関するあれこれ」~まとめです
「神社の基本知識をご紹介」「神社」に関して掘り下げて投稿
[ネコの住むビトにゃん村] x[ALiS経済圏]/私的構想 私的な構想の妄想まとめ

Article tip 0人がサポートしています
獲得ALIS: Article like 3.80 ALIS Article tip 0.00 ALIS
matol's icon'
  • matol
  • @matol
宜しくお願いします。プロフィール写真は「クリヤイロウミウシ」です^^ 生物全般、神社参拝、旅行など投稿いたします。

投稿者の人気記事
コメントする
コメントする
こちらもおすすめ!
Eye catch
クリプト

Bitcoinの価値の源泉は、PoWによる電気代ではなくて"競争原理"だった。

Like token Tip token
159.32 ALIS
Eye catch
クリプト

Bitcoin史 〜0.00076ドルから6万ドルへの歩み〜

Like token Tip token
947.13 ALIS
Eye catch
トラベル

わら人形を釘で打ち呪う 丑の刻参りは今も存在するのか? 京都最恐の貴船神社奥宮を調べた

Like token Tip token
485.35 ALIS
Eye catch
トラベル

梅雨の京都八瀬・瑠璃光院はしっとり濃い新緑の世界

Like token Tip token
216.64 ALIS
Eye catch
クリプト

NFT解体新書・デジタルデータをNFTで販売するときのすべて【実証実験・共有レポート】

Like token Tip token
121.79 ALIS
Eye catch
ビジネス

海外企業と契約するフリーランス広報になった経緯をセルフインタビューで明かす!

Like token Tip token
16.10 ALIS
Eye catch
他カテゴリ

SASUKEオーディションに出た時の話

Like token Tip token
35.87 ALIS
Eye catch
トラベル

無料案内所という職業

Like token Tip token
84.20 ALIS
Eye catch
クリプト

約2年間ブロックチェ-ンゲームをして

Like token Tip token
61.20 ALIS
Eye catch
ゲーム

【初心者向け】Splinterlandsの遊び方【BCG】

Like token Tip token
6.32 ALIS
Eye catch
グルメ

バターをつくってみた

Like token Tip token
127.90 ALIS
Eye catch
他カテゴリ

テレビ番組で登録商標が「言えない」のか考察してみる

Like token Tip token
26.20 ALIS