2022.2 霞ケ浦方面へ参拝に出かけました。鬮(くじ)神社を参拝後、すぐ近くの星宮神社を詣でました。
全国には、たくさんの宿場町がありますが、鬮(くじ)神社~星宮神社の辺りは水戸街道の若柴宿という宿場町になります。クランク状の直線部には大きなお屋敷が幾つもありましたよ。「足袋屋坂」とか「流坂」など真新しい立て看板がありました。
境内入り口
「星宮」は北斗七星や北極星が名前の由来。延長2年(924年)に八代神社(妙見宮)から分霊勧請とあるので、妙見信仰、妙見菩薩を祀っていたのでしょう。妙見菩薩は明治の廃仏毀釈で天御中主神に代えられたところが多くあります。
鳥居の脇の二十三夜尊
月待塔(つきまちとう)は、日本の民間信仰。特定の月齢の夜に集まり、月待行事を行った講中で、供養の記念として造立した塔である。月待信仰塔ともいう。月待行事とは、十五夜、十六夜、十九夜、二十二夜、二十三夜などの特定の月齢の夜、「講中」と称する仲間が集まり、飲食を共にしたあと、経などを唱えて月を拝み、悪霊を追い払うという宗教行事である。
文献史料からは室町時代から確認され、江戸時代の文化・文政のころ全国的に流行した。板碑としては埼玉県富士見市の嘉吉元年(1441年)のものを初見とする。
特に普及したのが二十三夜に集まる二十三夜行事で、二十三夜講に集まった人々の建てた二十三夜塔は全国の路傍などに広くみられる。十五夜塔も多い。群馬・栃木には「三日月さま」の塔も分布しており、集まる月齢に関しては地域的な片寄りもみられる。月待塔 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』最終更新 2021年1月27日 (水) 02:18
拝殿
本殿
境内社・金刀比羅宮
駒止の石
常陸国太守平貞盛がここを通りかかると乗っていた馬が立ち上がり、頑として動かない、あたりを見回すと祠があり、参拝すると馬は動き出したと伝えられてます。
参道が登りになる角に御手洗の池があるそうです(解りませんでした)。現在は底の部分が湿っている程度のごく小さい池。かつてお参り前にここで手や口を清め禊をした。伝承ではウナギ(星宮神社のお遣い)を誤って捕まえた時はこの池に放したと云われ、この土地では今でもウナギを食べない人もいると云う(ウナギを食べると目がつぶれるとか)。
かつて、三嶋大社も池にはたくさんのウナギがすみ、神の使いとされていた。ウナギを食べると罰が当たると言い伝えられ「徳川二代将軍・秀忠が三島でウナギを食べた人を打ち首にした」という記録も残るそうです。しかし、明治維新を境にウナギの立場は一変。三島商工会議所によると、「言い伝えを知らない薩摩・長州軍の武士がウナギを食べたことで、地元の人々は何の罰も当たらないと理解し、口にするようになった」という俗説があるそうです。
https://www.iza.ne.jp/article/20160827-IYTW5PKGHBPRHMSCC4TWO65WLY/4/より。
妙見菩薩関連だけでなく、元々は虚空蔵菩薩を祀った神社も多く見られました。特に栃木県の星宮神社は、日光修験の関係もあり、元の本尊は虚空蔵菩薩でした。
虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)(梵名アーカーシャガルバ(梵: आकाशगर्भ [Ākāśagarbha])、またはガガナガンジャ(梵: गगनगञ्ज、[gaganagañja]))は、仏教における信仰対象である菩薩の一尊。「明けの明星」は虚空蔵菩薩の化身・象徴とされ、明星天子、大明星天王とも呼ばれる。また、知恵の菩薩として、人々に知恵を授けるともいわれている[1]。
虚空蔵菩薩 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』最終更新 2021年11月7日 (日) 22:28
地域の氏神様という空間で、とても静かな空気が流れていました。
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