
埼玉県児玉郡神川町の金鑚神社を詣でました。紅葉が綺麗でしたよ。

金鑚神社多宝塔(境内案内板より)
金鑚神社の境内にあるこの多宝塔は、三間四面のこけ ら葺き、宝塔(円筒形の塔身)に腰屋根がつけられた二 重の塔婆である。
天文三年(一五三四)に阿保郷丹荘の豪族である阿保 弾正全隆が寄進したもので、真柱に「天文三甲午八月晦 日、大檀那安保弾正全隆」の墨書銘がある。
この塔は、建立時代の明確な本県有数の古建築である とともに、阿保氏に係わる遺構であることも注目される。 塔婆建築の少ない埼玉県としては貴重な建造物であり、 国指定の重要文化財となっている。
いや~、なかなか絵になります。
神社を参る前にすぐ近くの「金鑚元三大師」へ。

大光普照寺(だいこうふしょうじ)
埼玉県児玉郡神川町にある天台宗の寺院。山号は金鑚山。院号は一乗院。本尊は十一面観音と元三大師で、「金鑚元三大師」とも称される。
この寺は、聖徳太子によって開創され、平安時代になって天台宗の僧円仁が来山して再興したと伝えられる。
古くから天台宗の檀林が置かれた天台宗の中心的な寺院のひとつであり、またこの寺の近くにある金鑚神社の別当寺であった。
江戸時代には江戸幕府から朱印状を与えられていた。by wikipedia


寺内の小高い丘の上にある鐘撞堂 とにかく紅葉がお見事^^
その後、金鑚神社へ。

駐車場上の銀杏の絨毯です。

御神木(旗掛銀杏) 樹齢約550年

三ノ鳥居

拝殿

拝殿奥の中門
中門の背後には本殿がなく、神体山とする御室山(御室ヶ獄)を直接拝するという形式。旧官幣社・国幣社でこのように本殿を設けない古例を採るのは、他に 長野県の諏訪大社・奈良県の大神神社のみ。
なんと本殿が無いんです。ちょうど当日11/23に新嘗祭・火鑚祭が行われるようで、稲が奉納されていました。


境内の紅葉・黄葉はお見事でした。
境内から、神楽殿の背後の「御嶽山」に登ってきました。(神体山は御室ヶ嶽。)鏡岩方向から回りました。

鏡岩
岩質は赤鉄石英片岩で、赤褐色に 光る岩面は、強い摩擦力により磨かれて光沢を帯び、表面には岩 がずれた方向に生じるさく痕がみられる。岩面の大きさや、断層 の方向がわかることから地質学的に貴重な露頭となっている、そうです。
ホントに鏡のように陽光を反射していましたよ。


頂上付近の石仏群の広場
写真には写っていませんが小さなお社がありました。法楽寺跡?
御嶽山の石仏群
武蔵二の宮金鑚神社の神体山である御室ヶ嶽の南に連なる御嶽山(標高343m)周辺には、かつて本山派修験聖護院末法楽寺の回峯行場があり、「袖すり岩」「胎内くぐり」と呼ばれる場所が現在でも残っている。
石仏は、現在70余体を残すのみであるが、当初はこの一帯に88体配置され、弘法大師巡錫の遺跡である四国88ヶ所の霊場を模したようである。
巡礼は、江戸時代にもっとも盛んに行われた。 亡くなった親や子を弔ったり、重病や眼病を患う者には特に巡礼が勧められた。
御嶽山の石仏の中にも、肉親の菩提を弔うものがある。これらの石仏は、その銘文からほとんどが近辺の武州・ 上州の人びとから寄進されたものであるが、中には遠く江戸から寄進されたものもある。
法楽寺は、明治維新の神仏分離令により廃寺となる。 石仏は、明治末期に御嶽山東の観音山に移され、ここでも毎年盛大な祭りが行われた。その後、大正初期頃現在の地に移されたようである。

石仏群のある広場奥の岩山展望台
とても開けていて眺めが良いですよ。でも、こちらが山頂ではありません。展望台から一石仏群の広場に戻り、山頂へ向かいます。山頂までは5分位。山頂の手前は結構な急坂でした。山頂からの写真はカット。御嶽城本郭跡でもある山頂は木々に囲まれて景色は望めせんでした。
ぐるりと廻って山を下りると・・・

「右脳神社」
「右脳直感の神様」と書かれています。帰宅後、ググって調べましたが解りませんでした。でも、気になりますねえ。
ジル・ボルト・テイラー博士の体験から、宇宙と一体感のような悟りの体験をするためには、少なくとも左脳の活動を抑制させる必要があると思われる、との事。・・・・・右脳が良く働きますように祈ってきました^^

岩山展望台から見えたこのお山。気になりますねえ。周りにカラマツの紅葉?が点在していますね。
で、すぐ近くで行ってみました。昼食を食べたヤマキ醸造の方に聞いたら、「飯盛山」というそうです。で、ゴルフ場の敷地内にあるそうで、山頂には祠があるとの事。う~む・・・ますます気になる・・・。で帰ってから調べました。
飯盛山烽火台
http://www.geocities.jp/sisin9monryu/saitama.kannnamati.html
上記様のページに詳しく書かれておりました。
こちらによりますと、
下阿久原の集落南、埼玉国際ゴルフ倶楽部の敷地内に見える独立丘に物見または烽火台があったといわれます。
現在は独立した山にみえますがこれはゴルフ場建設の際に山の南側の尾根が削られた為です。
山頂には神社が祀られ城郭遺構と思われる地形があるとのこと。
御嶽城への烽火台として使用されたと考えられています。
近年まで毎年3月3日に山頂の北面において集まった人々が火を焚き時の声をあげる祭典が行われていたそうですがこの風習も烽火台と考える根拠の一つになっているようです。
ゴルフ場に問い合わせをすれば、登れるかもしれません。(登っている方の投稿もググると見られます)ゴルフ場建設の際に削られて、こんな飯盛りのような山になっているようですが、まるで神川町のシンボルのように感じられますね。
お昼は「ヤマキ醸造」の「麹庵」で豆腐関連定食を頂きました。豆腐も塩麹豆腐も湯葉も美味しかった!
こんな甘い湯葉を食べたの初めてかも。はとバスツアーや観光バスツアーもお客さんも次々立ち寄っていました。
「紫水庵」の豆腐懐石も美味しんだろうなー。
工場見学コースも覗いてきました。湧水も見られ、城峯神社の神棚も見られました。
神泉村(すごい名前の村ですね!)は、群馬県との県境、神流川(かんながわ)右岸にある渓谷美の水の里ですが、村の南部、城峯山(じょうみねさん)から湧き出る水は、古くから神前に供えるご神水として大切にされ、城峯山周辺の水源は、林野庁の選定する「水源の森百選」のひとつになっているそうです。
ヤマキ醸造では、天然湧水「神泉水」の管理もされているようです。やはり水の良いところは何でも美味しいのでしょうね。
神川町には冬桜があちこちで咲いていました。近くの城峯公園は埼玉県の北部、群馬県境に位置する神川町にある。下久保ダム建設により誕生した神流湖を見おろす公園として昭和48年に旧神泉村が建設。冬桜は、薄紅色の小さな八重の花をつける「十月桜」で秋から初冬と春に咲く。昭和48年に埼玉県が苗を作り300本を植栽したもので、現在7haの公園内では冬桜が約600本ほどの花を咲かせる。十月桜の秋の期間中には、約50基で夜間のライトアップも行われ、幻想的な雰囲気の中で夜桜見物が楽しめ、最近はさらにイルミネーションも楽しめる。この公園は、都圏自然歩道「関東ふれあいの道」のコースにも指定されている。との事です^^
濃密な一日ハイキングでした。2016.11











