「一人静(ひとりしずか)」と云う花があるかと思えば、
「二人静(ふたりしずか)」という花もあります。
和名の由来は、
「一人静(ひとりしずか)」は、かつては「吉野静」と云い、静御前の歌舞の美しさから。
「二人静(ふたりしずか)」は、謡曲で静の幽霊が二人となって一緒に歌舞をしたのが起源。
というわけで、どちらも「静御前」が由来です。静御前は源義経(牛若丸)のお妾さんだったようですよ。
まずはヒトリシズカ・・・
ヒトリシズカ
たくさん咲いていると「静か」という雰囲気ではありませんね(笑)
2015.4.25 山梨県上野原市・軍刀利神社・奥の院付近
こちらは咲き始めのヒトリシズカ 2017.4.9 山梨県内
ヒトリシズカ 葉が照り返して輝いていました。2017.4.29 山梨県上野原・坪山付近
ヒトリシズカ(一人静 )
・センリョウ科 チャラン属の多年草。
・北海道、本州、四国、九州に分布し、山地の林内、林縁に自生する。
・高さは10-30cm。葉は4枚が輪生状に付き光沢があり、縁には鋸歯がある。花期は4-5月で、茎の先に1本の穂状花序を出し、ブラシ状の小さな白い花をつける。
・一本で生えるのは稀で、普通群生する。
・かつては「吉野静」といった。『和漢三才図会』には静御前が吉野山で歌舞をしたと書いてあり、その後、静のきれいさになぞらえた。近縁種のフタリシズカが花穂を2本以上出すのと対比させた。by wikipedia
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こちらはフタリシズカ
フタリシズカ(二人静)2017.5.27日向山(山梨県北杜市)周辺
フタリシズカ 2018.5.6 東京・八王子神社付近にて
フタリシズカ(二人静)
センリョウ科の多年草。日本全国の山林の比較的暗い場所に分布する。
和名は、2本の花序を、能楽「二人静」の静御前とその亡霊の舞姿にたとえたもの。ヒトリシズカと対を成す。ただし、花序は二とは限らず、3-4つく例もある。
by wikipedia
どちらの花も山地の林内、林縁の暗がりに咲いていることが多いです。どちらもぱっと見は地味ですが、ヒトリシズカの方が舞の華やかさが顕れているかな^^
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