神社カテゴリーの投稿連投です。
ちょっと前になりますが、2020.3.27 石神井公園を散策しましたが公園内に神社が三つありました。それぞれお参りしてきました。石神井公園の三宝池の裏側から望む三宝池厳島神社
三宝池厳島神社
三宝寺池厳島神社は、石神井公園の三宝寺池の中島に鎮座する小社です。
当社は近隣の愛宕神社を大正4年(1915)に、稲荷神社・御嶽神社を昭和58年(1983)に合祀。
室町時代には平姓秩父氏の豊島氏が居城とした石神井城があり、お城や町の生活用水としてだけでなく、天然の水堀として城を守る役割もあった。
神社のサイド。
三宝寺池は、井の頭池や善福寺池などとともに武蔵野台地の地下水が湧出し水をたたえてできた池です。
面積はおよそ24000m2、水深は平均約2mです。
昔から水量が多く夏でも冬でも容易に枯れなかったといわれましたが、年々湧水が減少し現在地下水を汲み上げて補給しています。
江戸時代には池の小島に弁天様が祀られ、この池を主な水源とする石神井川の恩恵を受けた流域40余か村の農民が「講」をつくって尊崇していました。
また古来禁猟地であったため草木がよく繁茂し鳥類の楽園であり、特に自生の水草類が多く昭和10年(1935)に「三宝寺池沼沢植物群落」として国の天然記念物に指定されミツガシワ・シャクジイタヌキモなどが保存の対象となりました。(練馬区教育委員会・看板より)穴弁天(宇賀神社)
三宝寺池の底から出現した御神体を洞穴に安置している。人頭蛇身のお姿から宇賀神社とも呼ばれる。水神社
水神社
御由緒などは無いようです。水の神様をお祀りする厳島に由来か?他の神社の合祀か?池の端の少し張り出した出島に鎮座しています。石神井城址
石神井公園内三宝寺池の東南側、三宝寺の北、氷川神社の西にあたる。城主は室町時代の南武蔵の領主豊島氏。
この時は、スミレが石垣に綺麗に咲いていました。
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2020.6.7
前回、石神井公園を散策したときに、石神井氷川神社をお参りしていなかったので詣でました。
石神井氷川神社・正面
三宝寺池の南、お城の西側に隣接しています。緑が多く残る森の中の神社という風情です。氷川神社は、社伝によると応永年間 ( 1394~1428 ) この地を領していた豊島氏が武蔵
一の宮の分霊を奉斎して石神井城内に創建したといわれています。祭神は須佐之男命 ( すさのおのみこと )・稲田姫命 ( いなだひめのみこと )・大己貴命
( おおなむちのみこと ) の三柱です。
文明九年 ( 1477 ) 石神井城落城のあとは、石神井郷の総鎮守として上石神井・下石神井・谷原・田中・関の五か村の人びとから崇敬されました。
境内末社には江戸時代からの北野・須賀・稲荷をはじめ御嶽・八幡・三嶋・榛名・浅間・三峯・阿夫利の各社があります。平成二十一年三月 練馬区教育委員会・看板より
(シャドウ明るく補正済)
一対目 大正時代の狛犬達 大正九年(1920年)十月奉納 この狛犬も2基とも子どもを抱いています。
拝殿
二対目 江戸時代の狛犬達 天保八年(1837年)九月奉納境内末社~江戸時代からの北野・須賀・稲荷をはじめ御嶽・八幡・三嶋・榛名・浅間・三峯・阿夫利の各社
神田(しんでん)・・立派な社務所の前にありました。都内の神社で神田があるのは珍しいですね。
神田・・奈良・平安時代、神社がその諸経費をまかなうために所有する田。特定の田を神田として公民に賃租して耕作させる場合と、神戸(かんべ)の口分田を神田とする場合とがあった。
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石神井公園の南にある、道場寺、三宝寺へも足を運びました。まず、道場寺へ。
道場寺は、豊島山といい曹洞宗の寺です。
この寺は、文中元年(北朝応安5年、1372年)、当時の石神井城主豊島景村の養子輝時(北条高時の孫)が、大覚禅師を招いて建てたもので、その時、輝時は自分の土地を寺に寄附して、豊島氏代々の菩提寺としたと伝えられています。
境内の三重塔(昭和48年建築)内には、人間国宝であった香取正彦作の金銅薬師如来像が置かれ、その台座にはスリランカより拝受の仏舎利が奉安されています。(練馬区教育委員会掲示より)
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つづいて三宝寺へ。
立派なアカマツです。
三宝寺
三宝寺は、江戸時代には山号を亀頂山といい、不動明王を本尊とする真言宗智山派の寺です。
室町時代の応永元年(1394)、権大僧都幸尊が開山したと伝えられています。
文明九年(1477)石神井城 落城の後、石神井池南方台地上の現在の野球場周辺から現在地に移ったといわれています。
戦国時代には小田原北条氏、江戸時代には徳川氏から保護を受け、近くに数十の末寺をもち、府内八十八か所巡りの第十六番札所となっていました。
二度の火災で、焼失したものもありますが、優れた仏像や絵画などを、今でも数多く所蔵しています。
また、山門は、三代将軍徳川家光 が狩りをしたとき、ここを休憩所としたことから「御成門」と呼ばれるようになったと伝わります。
山門東側の長屋門は、勝海舟 邸の屋敷の門を移したものといわれています。 平成二十八年三月 練馬区教育委員会・看板より。
というわけで石神井公園周辺の神社、お寺の紹介でした。お寺のし~んとした空気も気持ちいいですね。以前、誰だったか、俳優さんが、「お寺の方が好きだな。神社はザワザワとうるさいが、お寺はし~んと静かだから。神社は生霊も含めて騒がしいが、お寺は、みんな死んで静かにしている」と云う言葉が印象的でしたね~^^
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