2022.1.18 箱根駒ケ岳山頂に鎮座する箱根神社の奥宮、箱根元宮を参りました。
箱根周辺のケーブルカー&ロープウェイは、
・箱根登山鉄道(小田原駅~強羅駅)=箱根ケーブルカー(強羅駅~早雲山駅)=箱根ロープウェイ(早雲山駅~桃源台駅・芦ノ湖畔)
・箱根駒ヶ岳ロープウェイ(箱根園駅・芦ノ湖畔~駒ヶ岳山頂駅)
があります。今回は、箱根駒ヶ岳ロープウェイ(箱根園駅・芦ノ湖畔~駒ヶ岳山頂駅)に乗って駒ヶ岳の山頂を目指します。
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山頂が見えています。眺めが良さそうな日和です。
箱根駒ヶ岳ロープウェイから富士山が綺麗に^^ これは展望期待できそうです。
眼下には、樹高20mくらいのヒノキの樹林帯が広がっています。
芦ノ湖風景林
地理的・地形的特徴
この森は、箱根火山の中央火口丘及び外輪山にわたる地域に位置し、火口丘の駒ヶ岳(こまがたけ)を中心とした地域は大半が樹齢100年を超える広葉樹天然林で、外輪山(がいりんざん)に位置する芦ノ湖西岸(あしのこせいがん)は、樹齢100年以上の人工林が大半です。歴史的・文化的特徴
芦ノ湖が現在の姿になったのは、約3,000年前と考えられています。
湖の西側には箱根外輪山の内側のカルデラをつくる急峻な地形が、東側には神山(かみやま)や駒ヶ岳の溶岩流の地形が見られます。
8世紀には、箱根神社を建立した万巻上人(まんがんしょうにん)が湖に棲む九頭龍(くずりゅう)を鎮めたと伝えられ、それ以後、芦ノ湖は箱根神社の御手洗池(みたらしいけ)として利用されてきました。
芦ノ湖の西岸は、江戸時代には関所からの監視のため、火入れが行われており、何も無い草地でしたが、明治時代、現在の恩賜(おんし)公園がある場所に、皇族の避暑と外国からの来賓を迎える離宮が建設されることになりました。
離宮から望む西岸側のほか、湖面の山々や白浜方面の景観美化のため、ヒノキを主として広葉樹を適宜混植するといった整備が30年間行われた結果、現在は高齢級のヒノキが林立し、ヤマモミジ等の広葉樹が混交する美しい森となっています。
また、芦ノ湖東側のロープウェイが設置されている駒ヶ岳は、神が宿る山「神山」を崇(あが)め祀(まつ)る古代山岳信仰の霊場であったと言われていて、山頂には「箱根神社元宮(もとつみや)」が設置されています。https://www.rinya.maff.go.jp/j/kokuyu_rinya/kokumin_mori/katuyo/reku/rekumori/ashinoko.html より
駒ヶ岳山頂駅 到着!
なんか駅もロープウェイもかなり老朽化してる??
駒ヶ岳山頂駅を降りると別世界が広がっていました。
山頂に鎮座する箱根元宮が見えています。
山頂を目指します。
元宮の鳥居 左に大きな石と祠が・・・。
馬降石(駒ヶ岳山頂遺跡のひとつ)
注連縄を張ってあるのは馬降石。白馬に乗って神様が降臨された岩と伝えられ ています。石の上の穴は降馬の折の蹄跡で、穴にたまる水は旱天にも枯れたことがないといわれる不思議な岩。また参道の右側には馬乗石があり、白馬の信仰を今に残しています。
地主神の駒形権現(祭神:国狭槌尊。本地仏:大日如来)の石祠
祠の中には白馬が祀られていました。
馬降石の降馬の折の蹄跡。確かに水が溜まっていますね。枯れたことが無いそうです。この日は薄く凍っていましたよ^^
箱根神社元宮拝殿
箱根駒ケ岳山頂の元宮は、箱根神社の奥宮 として、1964 年( 昭和39 年) 再建されました。
駒ヶ岳は北に霊峰神山を拝し、山岳信仰が行われたところ。その起源は、今から凡そ2400 年前、 聖占仙人が、神山の山神の威徳を感應し、駒ヶ岳山頂に神仙宮を開き、神山を天津神籬とし、駒ヶ 岳を天津磐境として祭祀したのに始まるといわれています。箱根 駒ヶ岳ロープウェーHPより。
左から拝殿、富士山のアタマ、旧拝殿?その奥が神山です。
元宮には「本殿」はなく「拝殿」だけしかありません。つまり元宮は神様を拝むための社殿(拝殿)なのです。
普通、本殿には御扉(みとびら)があります。元宮にもそれに似た御扉がありますが、扉を開けるとそこには真正面に箱根連山の最高峰「神山」(標高1438m)を拝する形式になっています。
箱根山で一番高い神山は、神様が降臨される神聖な山だったわけです。
今の箱根神社が建ったのは奈良時代中期といわれ、それ以前は、神山が拝礼の対象であったようで、この神山が箱根神社のルーツであるといわれています。そして元宮がある駒ヶ岳は神山を直近に拝する祭場として、今も神々の祭りが斎行されているのであります。http://www.hakone-ashinoko.net/history001.html より。
馬乗石(駒ヶ岳山頂遺跡のひとつ)
岩石の上には石碑が立てられています。奥は小田原・相模湾方面です。
なんか親子が良い感じ^^
同じような構図から。
熱海沖の初島や伊豆七島の大島、利島、新島なども観れましたよ。
ロープウェイの駒ヶ岳山頂駅、伊豆半島の大瀬崎、三保の松原方面
駒ヶ岳(標高1356m)山頂
山頂には四角い大きな石がゴロゴロしています。何だろうと思ってググってみたら、下記のサイトがありました。
箱根神社公式サイトによれば、ここは10月24日の御神火祭が執り行われる祭場で、「駒ヶ岳山頂古代祭祀遺跡の岩垣」と銘打たれている。しかし、駒ヶ岳山頂遺跡として遺跡指定を受けているのは、あくまでも馬降石・馬乗石を中心とする5体の岩石群のエリアのみであることに注意したい。
現地に転がっている岩石も、何だか建材用のブロックが無造作に散らばっている雰囲気で、正体はよく分からないが「造られた感」がする。古代祭祀とは無縁のものと思われ、それは遺物の出土ポイントが何よりも示している。
との事です。なんだか紛らわしいというか残念な感じがしますねえ。しかし、そんな思いを差し引いても地場の力を感じる素晴らしい場所でした。この日は天気にも恵まれ、展望もとても良かった(冥途のお土産になりました・笑)わけですが、雨や霧中のときも魅力あるんじゃないかなあ。
ホントに富士山がキレイでした。富士山の左は南アルプス。雪が少なく見えるなあ。
芦ノ湖は山頂からロープウェイの駅付近まで降りて来ないと観れません。芦ノ湖の手前は箱根園ゴルフ場。中央のくびれた所辺りに九頭竜神社・本宮が鎮座しています。
この辺りの位置関係は・・・・
となります。下記サイト様(地域総務課航空隊)のpdfファイルより。
箱根駒ケ岳からの山の展望は、下記のhpに詳しく紹介されています。
下記は、7年前に箱根神社を参った時の様子です。
箱根神社(はこねじんじゃ)は、神奈川県足柄下郡箱根町元箱根にある神社。旧社格は国幣小社。かつては箱根権現、三所大権現とも称された。
六国史や延喜式神名帳には見えないが、鎌倉時代には『貞永式目』付属の起請文の中で、日本国中の神祇の筆頭にあげられたほど、鎌倉幕府の篤い崇敬と保護を受け、伊豆山神社と共に「二所権現」に指定され、三島大社と併せて「二所詣(三社詣)」が行われるなど、後北条氏の時代まで特に武家たちの信仰を集めた。
『筥根山縁起并序』(建久2年(1191年)、箱根権現別当・行実編纂)によると、古代から箱根山に対する山岳信仰は盛んで特に神山への信仰は篤く、神山を遥拝できる駒ケ岳の山頂を磐境として祭祀が行われていた[1]。
特に、孝昭天皇の時代に聖占(しょうせん)が駒ケ岳において神仙宮を開き開山したのが最初といわれ、神山を神体山として祀ったことが、山岳信仰の隆盛に大きな影響を与えたとされる[1][2]。駒ケ岳の山頂では現在も10月24日に御神火祭が行われており、古代における神山への祭祀の名残を示しているという。
この箱根権現が玄利老人によって東福寺となり、それが滅亡しかけたのを、万巻上人が天平宝字元年(757年)、現在地に里宮を再興して僧・俗・女の三体の神を箱根三所権現として祀ったと伝える[1]。この東福寺が別当の金剛王院となって箱根権現をリードしていった。その後、伝承では、万巻上人が人々を苦しめていた芦ノ湖の九頭龍を調伏し、現在の九頭龍神社本宮を建立して、九頭龍を守護神として祀ったとされる[3]。
箱根神社 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』最終更新 2021年10月11日 (月) 14:53
おまけ 御殿場アウトレットより
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