へいへへい、アート屋ちゃんだよ。
新カテゴリー総選挙、今日が最終日なんですね。長かったですね。
ALISカテゴリとビューティカテゴリの戦いが今回の台風の目でしたね。
ALISカテゴリって誰かが積極的に主導して伸ばしたカテゴリというよりも、みんなALISやってるんだからALISの話をするのは当然だよねって感じで自然発生的に育っていった実体のないモンスターみたいなものですよね。
(めっちゃ思い入れあってALISカテゴリ推してる人いたらごめんなさい)
そこにさっきーさんやよしださんを中心としたビューティ勢たちが立ち向かう構図はヒロイックでいいなと感じてました。
などと思ってたらちょうど毛根女子さんが漫画化してくれましたね!
投げ銭ものすごいしみんな読んだと思うけどみてみて↓
そんなこんなで最終日、私もせっかくなのでファイナルビューティいってみよう。誰得自分語り記事だけど許してくださいな。
現代アートはもはや「美」を志向していない。だから、近代までのアートに「美術」という訳語を当てはめるのはよいとしても、「contemporary art」を「現代美術」と訳すのは実情に即していない。
(中略)
スキャンダラスな素材も、抽象的な「指示」も、既存の作品のありようとかけ離れているカレーパーティも、すべては(感性とともに)知性を刺激する。近代以前の美術にも物語や教訓や寓意などの様々な情報が埋め込まれてはいたが、非網膜的な現代アートに内在し、鑑賞者の想像力に読み取られるべき知的情報の種類と量は、過去の作品に比べて桁違いに多い。「現代美術」ではなく、強いて言えば「現代知術」と呼ぶべきだろうか。
『現代アートとは何か』小崎哲哉 / 河出書房新社 より
現代において、アートは必ずしも美を志向しているわけではありません。便器を置くことだとか、美術館でカレーを食べさせることが『美しい』と思う人は少ないでしょう。
私も肩書きのひとつとして『美術家』を名乗ってはいるけれど、いわゆる『美を志向する』アートとは少し異なる場所に位置していると思っています。
「なんでや!かわいい女の子描く人やろ!」って思う方もいるかもしれませんが、私にとって(私の描く女の子にとって)、『かわいい』は手段であって目的ではありません。
なにかと生きづらいこの世の中において、自分を守り強く生きるための手段として『かわいくあること』を選んでいるのです。
うちの子たちにとって、『かわいい』はタフにこの世を生きるために必要なものであり、絶望と戦うための武器です。そして『しんどい世の中でどう戦い生き残るか』ということが、私の製作テーマの軸のひとつになっています。
それを表現のインパクト、社会問題や制度批評、美術史への言及などと絡めていくことで現代アートに変換したり、変換しなかったりといったことをしてるわけですが、このあたりの話はいずれまた。
とにかく私は視覚的な『ビューティ』のアートをやっている人間ではないと思っていました。自分の信じる心意気(粋)のままに作品を生み出すことがすべてだったからです。
しかしALISのビューティカテゴリを見ていると、視覚的な美醜の問題ではないビューティの記事も登場してきました。↓はさっきーさんの記事とDAIさんの記事。
美しく生きるということ、つまりビューティカテゴリはライフスタイルそのものを示すカテゴリであり、生き方を示す思想や哲学のカテゴリでもあるということに気付かされました。
精神的な美、価値観の美。
美とは、生き方の規範なのかもしれません。
そういえば、『ビューティとは自分自身のイデアである』という記事もありました。まさにその通りだと思います。
そう考えれば、『粋に生きていきましょう』という思想もまた、『美術』の領域内なのかもしれませんね。
現代アートもそう。制度を茶化して批判することも、社会問題に切り込むことも、美術館でカレーを振る舞うことも、室内を霧で埋め尽くすことも、『どう生きるのが美しいか』というビューティに根差しているのではないかと思えてきたのです。
そこに美術とアートに共通する本質を垣間見た気がします。
私たちはどう生きるべきなのか。
その問いかけのために、アートは存在していると思います。
私は無粋な世界を粋に戦い抜く生きざまを描いていきたい。それが私のビューティだと信じています。
茨の道で血を流して倒れてしまっても、きっと幸せはその向こうにしかない。
強くやさしく美しく、私は生きていきたいのです。
◆この記事でもらったお菓子◆
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◆総選挙の報酬◆
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ありがとうございます!!ありがとうございます!!(o´∀`o)
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(作品の追加は個展搬入後まで待ってね)
【個展 お座敷ブラックホール】
7/6 ~ 8/25 (月曜休館)
NSG美術館にて!
(新潟市中央区西船見町5932-561)