はいどうも、アート屋です。
本当は日付変わる前に記事を上げたかったんですが昨夜の夜勤は暇がありませんでした………。
普段は緊急連絡に備えて待機してるだけの仕事なので、空き時間に記事書いたりイラスト描いたりできるんやけどね。ほんまふざけた時間に🐫🐫が🐪🐪🐫って来たせ🐪で🐪🐪間しか🐫🐫🐫🐫🐫でした。くっ🐫🐫🐪………。
(職務規定に則り、社の機密保持ラクダが出動いたしました)
ところで、みなさんはアニメやドラマなどをよく視聴されますか?
私はリアルタイムで毎週追い掛けるというのが苦痛になるタイプなので、あまり今期のアニメがードラマがーみたいな話にはついていけません。
しかし最近はアニメをよく見ています。私の座右の漫画のひとつである無限の住人がアニメ化され、Amazonプライムビデオで放映を開始したのです。それをきっかけにして、この冬からプライムビデオ視聴行為メント習慣が始まりました。自分のペースで後から見れるのがありがたいですね。
それ以来作業用BGV(BGMのビデオ版)として主に制作の片手間にアニメやドラマ、映画などを次々視聴しております。
ヴィンランドサガも終わったし、現在リアタイで追ってるのは無限の住人とサイコパスだけなのですが、これをきっかけに「名前は聞いたことあるけど実際に見たことはなかった」作品に少しずつ触れるようになりました。
そんななかで、今年一番ハマったのがゲーム・オブ・スローンズでした。むちゃくちゃ有名な海外ドラマですね。逆噴射聡一郎先生が以前noteの記事で「真の男のドラマ」と絶賛しており、かねてより気になっていたのです。
私もあのどちゃくそ長い作品をシーズン1から一気に全部見ました。
七王国を統べる鉄の玉座を巡って様々なキャラクターの思惑が交錯する熱い人間ドラマに私の心はぐいぐい引き込まれ、それはもうやめられない止まらないかっぱえびせん状態でした。
そしてシーズン7まで見終えたところで、なんと最終章だけスターチャンネルとかいう有料会員限定コンテンツであることが判明。私は絶望に震えました。許せねえ!
しかし悔しいことに私の精神は既にこのドラマを真の名作と認めて腹出し降参してしまっており、
死の軍団の手に落ちたドラゴンが壁を崩壊させ北の民の運命やいかに!というむちゃくちゃいいところで途絶えたこの物語の最終章を見届けることなく記憶の隅に追いやってしまうことなど到底出来ませんでした。
私の心の中の悪魔が「ここで最終章を見ずして退けば禍根を遺すことになるぞ!」と登録ボタンへ手を引く一方で、心の中の天使が「むやみやたらと月額登録を増やすんじゃない!いたずらに生活のランニングコストを上げれば貧困からの出口は遠退くばかりぞ!月額登録は養分の始まりと心得よ!」と叫びます。
悩みに悩んだ私は、結局TSUTAYAで最終章のDVDをレンタルして解決しました。そして一気に視聴。すっきりしました。
最終章には不満もあるけど作品全体としてはとても楽しめました。とてもよかった。よさみストリート。
もともとキャラクターがわんさか出てきてそれぞれのドラマがある群像劇みたいな作品が好きなのでよかったです。キャラクターわんさか出すぎて慣れるまで誰が誰だかわからず苦労しましたが。
世界観は中世ヨーロッパをモチーフにしたよくあるファンタジー世界みたいな感じで、ドラゴンやら巨人やらホワイトウォーカーとかいうゾンビみたいなやつやら出てくるのですが、ド派手な魔法が飛び交うみたいな要素はほとんどないです。多少呪術的なものとかマジックアイテムめいたものは出てきますが、どちらかというと剣とか槍での白兵戦が中心で、大河ドラマのような戦と陰謀と愛とロマンスみたいな人間模様が見所の作品です。
主要キャラでも容赦なく死んでいく緊張感がいいですね。卑怯者は惨たらしく死ぬし、立派な人も時に運命のいたずらで命を落とす非情な世界。
ただ、重要な人物が不意討ちや毒殺であっけなく殺されるって展開が多すぎるような気もします。強い騎士とかはどうせならなるべく派手に戦の華を散らして死んでほしいと思うのですけれど。少年漫画脳。
あとセクシーなお姉さんのおっぱいシーンがむちゃくちゃ多いですね。特に初めの方のシーズンは毎回誰かがファックしとるし、1話につき3回はおっぱいタイムが挟まってなかなか話が進みません。視聴率稼ぎかな?
そんでゴアシーンも多いですね。バンバン首が飛びます。残虐描写・グロテスクな表現がどうのこうのってやつですね。ひたすらセックスとバイオレンス。
無限の住人もレイプと四肢切断のオンパレードみたいな作品やし、そんなんばっか見とるんかって言われそうですね。結果としてエログロ作品は割と見る方なんですが、さほどエログロが好きというほどでもないです。ただ殺伐とした世界観で薄っぺらい善悪や一元的な倫理観を超えたキャラクターの生きざまがかっこいい作品が好きで、そういう作品ってなにげにエログロ要素が含まれてることが多いんですよね。要するにタランティーノとかです。
粋なキャラクターが多い作品がいいんですよね。ゲーム・オブ・スローンズはその条件を見事にクリアしています。魅力的なキャラクターがてんこ盛りでした。例として私の推しキャラを何人か挙げていきます。
◼️ティリオン・ラニスター
ティリオンは酒好きの女好きでその素行と容姿を家族に疎まれながらも、頭が切れるし弱き者に優しいナイスガイです。ラニスター家は自分たちの繁栄のことしか考えず他者を平気で踏みにじる悪党ばかりですが、ティリオンだけは違います。小人症であり武器を携えて戦える体躯ではありませんが、人の心を掴む話術と知恵で数々のピンチを切り抜けます。
この手の軍師キャラって大抵冷静沈着で常に賢い完璧超人だったりしますけど、ティリオンは策が外れたり裏目に出ることもしばしばあって、かなり危ない橋も渡るし、(共通語でない)ヴァリリア語は多少話せるけど片言だったり、普通に説得に失敗することなんかも結構あったりで、優秀なんだけど失敗も多いリアルさがあるんですよね。そういうところがいいですね。
恋仲になったシェイへの扱いに関してはちょっと不器用すぎるし無粋だろうってとこもありましたけれど。一緒に逃げるか、きっぱり別れるか、どっちかしかなかったと思うで。
◼️デナーリス・ターガリエン
主人公格のひとりですね。むちゃくちゃ美人。
3頭のドラゴンと強力な軍団を従えエッソスの奴隷を解放していく非常にヒロイックなパートを担当しています。シーズンの終わりに毎回ドラマチックな引きを作って次シーズンに期待させる係。
最初の頃はマルフォイを邪悪にしたようなどうしようもない野心家のクソ兄貴に逆らうことができないラジコン状態でした。
しかし、兄の兵力獲得のために政略結婚で嫁がされたドスラク族の族長、最強にして真の男カール・ドロゴが、彼女を妻として、女王として、ひとりの人間として尊重してくれたことで、徐々に自信をつけていきます。
そして自身が『炎が効かない』ドラゴンの血を受け継いだ"本物の"ターガリエン家であることに気付いたことで真の女王として覚醒するのです。
ちなみにクソ兄貴は融かした金をかぶせられ惨めに命乞いしながら焼け死にます。血は繋がっていても"本物の"ターガリエンではなかったということを、その死を以て証明させられました。ゲーム・オブ・スローンズの世界は甘ったれたクズには容赦がないので、プライドも尊厳も全否定されて惨たらしく死にます。
カールの死後は物語のメイン舞台であるウェスタロス大陸への帰還、および七王国の王の座を目指します。
そういえば『銃・病原菌・鉄』に書いてた理屈で考えれば南北に長いウェスタロスよりも東西に長いエッソスの方が文明が発展しやすそうだけど、この世界は逆やね。
どんどん苛烈になっていく彼女を周りの人間が代わる代わる治めてバランスを保ってたんですが、最終章でジョンがしくじりましたね。最終章デナーリス割と評判悪いみたいやけど私は好きです。確かに性急すぎたし愚行ではあるんですが、大体ジョンのせいだと思いますよあれは。えこひいきかもしれませんが。
◼️リアナ・モーモント
当主の相次ぐ逃亡や死により、10歳の若さで突然モーモント家を継ぎ一国の君主となった女児です。かわいい。「3人目に挙げる?」って突っ込まれそうな端役ですが。
ゲーム・オブ・スローンズの世界には子ども君主が数名出てきますが、他は猟奇的サディストだったり、発達障害が疑われる子だったり、母親のいいなりになるだけの鏡の中のマリオネットだったりとろくな奴がいません。
そんな中リアナだけは有能すぎるほど有能です。その歳わずか10歳、62人の兵しか持たぬ小国の主でありながら、七王国王位継承権第一位と言える大物スタニス・バラシオンからの援軍要請を拒否。スタニスがその気になれば簡単に叩き潰せる状況にあってなお「モーモント家が仕える君主はスタークだけ」と代々続く家系の主従を誇り高く遵守します。
ジョンと共にウィンターフェル城を奪還したのち、ジョンを認めない北の諸侯たちに対し奪還戦に兵を出さなかったことを堂々と批判、スターク家の血を引くことを理由にジョンを北の王として擁立することをどの諸侯より先に宣言します。立派な10歳や。
これだけ有能でありながら交渉の際には独断せず相談役のメイスターに確認をとったりアドバイスを求めることもためらわない良君です。これで10歳ですよー。天才ですよー。ちよちゃんかよ。
最期は城に攻め込んできて暴れまわる巨人族のゾンビに捕まり、殺される間際にナイフを突き立てて相討ち。一矢報いて死んでいきました。かっこいいが過ぎる。人間の素晴らしさは勇気の素晴らしさ。
ちなみにこの回、約80分ずっとホワイトウォーカーたちと人類の存亡を賭けた世紀の戦闘シーンなんですよね。ドラマの1話ってレベルじゃない。映画やこんなん。
私は善とか悪とか関係なく自分の矜持を貫いてるキャラが好きなんです。
ジョンはそこがブレブレなんよな……家族のために掟を破り、掟のために女を捨て……なんかその時一番自分に酔える選択肢ばかりを選んで自分も周りも不幸にしてしまってるように見えて……。ファンの人ごめん……。私のなかでジョン株のピークは1話目でアリアに剣をあげたとこなんや……。
ゲーム・オブ・スローンズ、長いしキャラも多いし場面転換も激しいので、エンタメ慣れしてないと厳しい面もありますがとてもおすすめです。見てない人は正月休みにどうでしょうか。
それではみなさん、よいお年を(〃^ー^〃)
今年はありがとうね!来年もよろしくね!
🍩🍩🍩🍩🍬🍬🎂🎂🎂🎂🎂🎂🎂🎂🎂🍩🍩🍩🍩🍩🍩🍬🍬🍬🍬🍬🍬🍬🍬🍬🍬🍬🍬
どうもありがとうございます!!ヽ(*´∀`*)ノ
🍯 = 100ALIS 🎂 = 10ALIS 🍩 = 1ALIS
🍬 = 0.1ALIS 🍖 = 29ALIS 🥩 = 2.9ALIS