どうも、アート屋です。
最近、『良記事とはなにか』を考えさせられる話題が多いように感じます。要するに『隠れた良記事を発掘しよう!』という動きと、『投げ銭ランキングで上がってくるのは良記事じゃない!』って話ですね。良記事選定の光と闇。
身も蓋もない話ですが、何が良記事かなんてのは個人個人の主観ですよね。
真面目な記事もふざけた記事も、意味のある記事もない記事も、存在自体は否定されるべきではないと思います。誰か一人でも面白いと思ったのなら、あるいは書いた本人が楽しかったのなら、それだけで価値は存在しているわけで。否定的な主観の押し付け合いは不毛ではないでしょうか。
私は自分の主観に道義的な正しさなどないと思っているので、自分の正義を他の人の作品に押し付けて裁くようなことはしません。好き!とか面白い!とかいったプラスの主観だけを、いいね投げ銭コメントでぶつけていくのみです。私の嫌いなものだって、きっと誰かが好きなんだと思うので。もちろん個人や団体への誹謗中傷とか、誰かが実害を被るような悪質なものに関しては別ですが…。
投げ銭ランキングの問題点はいろんな人が既に書いていますし、有効な代案を思い付いてるわけではないので今はあまり触れないでおきます。業者が入ってきて広告記事でランク埋められたらどうするの?とか色々心配はありますが、katakotoさんの企画のようなランキングの良い使い方もあるので、投げ銭ランキングが今のような形で存在している現状はこういった動きを支援します。
それで、結局のところ良記事とはなんなのでしょうか。
いいねによるおすすめは多数決なので、一部の人しか読まない専門的分野の超優良記事より、多くの人が関心を持つ話題のそこそこの記事の方が評価されやすいですよね。
専門分野の良記事を正しくピックアップする仕組みも併せて存在しているといいのですが、なかなか難しいですしね。極端な話、内容がニッチすぎてその記事の価値を理解できる人がALISに一人もいないなんてこともあり得るわけで…。
私の高校時代の生物の先生は「アリジゴクの巣穴形成プロセスに関しては私が第一人者だ!」って豪語してましたけど、その先生がALISでアリジゴクの巣穴形成プロセスの論文を発表してもおそらく20いいねも行かないと思うんです。
埋もれる良記事というのはこういう傾向のものが多いのかもしれません。世界一おいしいワニ料理のお店をやるよりマクドナルドの店舗を持つ方が儲かるというのはある意味仕方のないことではありますが…。
アリジゴクの巣穴形成プロセスの記事も、多くの人からのいいねが得られなくても、一部の人がすごく気に入ってたくさん投げ銭をくれるかもしれません。投げ銭ランキングはそういう多数派向けでないニッチな優良記事のためにあるはずだったと思うんですが、まだまだ改善の余地がありそうですね。
でも、だからこそ、自分が価値を理解できる記事に出会えたときは、いいね・投げ銭・コメントで、実直に推していくことが大切だと思っています。
せっかくなので、私が良質だと思う記事の基準について考えてみました。あくまで私の主観と偏見ですが…。
このご時世、ほとんどの情報はネットで検索すればすぐに出てきますよね。なので情報そのものにはあまり価値がないと思っています。
ですので面白い記事というのは、『調べても出てこないユニーク情報や独自の創作物』か『既存の情報を独自の視点で面白く書いてある解説記事やキュレーション記事、レビュー記事など』のどちらかだと思います。
『創作・ユニーク情報系』の例(筆者の独自情報)
・小説や漫画などの物語
・絵、音楽、写真、詩などの作品
・プログラムなどの独自サービス
・独自のアイディアやネタ
・面白い思い出や体験談 などなど
『解説・キュレーション・レビュー系』の例(既存情報に独自価値を付与)
・難しい物事をわかりやすく解説する記事
・何かのやり方をわかりやすく説明する記事
・独自のテーマに沿って情報をまとめた記事
・映画や本などを面白い文章で紹介したりレビューしたりする記事
・物事に対する独自の考察が面白い記事 などなど
『高度に専門的な知識』は、今の時代よほどのものでない限り、ただそれだけでは弱いと思っています。ちょっと調べたら誰かがブログなどで書いてあったり、専門家のTwitterなんかで情報がバラ撒かれていたりします。
価値のある記事にするには、『わかりやすくまとめる』『新しい見方や価値観を加える』『読み手が楽しめるよう面白く表現する』など、なにかしら執筆者独自の味付けをする必要があるのではないでしょうか。
例えば特定の映画作品の記事を書くとしたら、そのストーリーとかキャストとか興業収入とかは調べればすぐに出てくるわけですよね。それで終わるんじゃなくて、やっぱりみんなその執筆者自身の感想とか評価を自分の言葉で語って欲しいと思うんです。その感想や評価がわかりやすくて面白いほど良記事ということになりますよね。
『話題の○○を使ってみた』『人気の△△に行ってみた』みたいなのは、体験談というユニーク情報とレビューという独自価値付与の両方の性質を持っていて強そうです。YouTuberとかがこぞってやるわけだ…。面白い体験談に面白い感想が加わればむちゃくちゃ面白いという理屈です。
良記事の基準は、良さがどこにあるかでも考えられます。
『簡単に○○をする方法』『××の使い方』みたいな実用記事は、特定の人の問題を解決したり選択肢を広げたりしてくれます。『△△を試してみた』みたいな記事も参考になっていいですよね。
一方で特に役には立たないけど読んでいて面白い記事もあります。ネタ記事や小説、写真やイラストなどの楽しいエンタメ・アート系記事や、知的好奇心が刺激される特集的な読み物系記事などですね。
記事がどのジャンルに属しているかによって、それぞれ記事評価の基準が変わってくると思います。私の感覚だとこんな感じかなーというのを表にしてみました。あくまで主観です。
実際はどれかひとつに振り分けられるものだけではなく、複数の要素が絡み合っている記事も多いですね。例外もたくさんあると思います。ただ、それぞれの記事の面白さがどこにあるのか、大まかな基準として多少は役に立つのではないでしょうか。
よかったらみなさんが思う良記事についても記事やコメントで教えてください!参考にしたいので…!
じゃあまたね!
◆この記事でもらったお菓子(投げ銭)◆
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わーい!ありがとうございます!(〃^ー^〃)
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