シール型のでインフルエンザ予防接種が登場か!?
一気に寒くなり、台風も続々と押し寄せてきている昨今ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
私の子供も少し下痢はしていますが、機嫌よくすくすく育ってくれています(^^)/
今回は、パッチ型(シール型)のインフルエンザワクチンを自宅に郵送してもらい、自分でワクチンを接種できる日は近く実現するかもしれないというニュースです!!
米感染症研究所が開発したものです。
このパッチは「マイクロニードル」と呼ばれるごく微小の針があり、これを通してワクチンが接種される仕組みになっています。
かすり傷や浅い傷を負うと皮膚表面の免疫システムが反応するメカニズムを応用することで、筋肉注射が不要となるとのことです。
また、ワクチン抗原には、別の企業から提供されたウイルス様の粒子を産生するようにリプログラミングされた植物細胞を用いたといいます。
このパッチ型ワクチンの安全性を検証するために100人の健康な成人を対象に実施した臨床試験では、ワクチンの重大な副作用は認められず安全性が確認されました。
また、この臨床試験はヒトにおける有効性の検証を目的としたものではありませんでしたが、ワクチン接種群では非接種群と比べてより強い免疫応答が示されたことが分かりました。
研究グループは、5年以内にもワクチンは承認される可能性があると展望しています。
参照論文要約:Carter D, et al. Sci Adv. 2018 Sep 12.