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Binance DEXがIDO(Initial Dex Offering)を行うRaven Protocol(レイヴン・プロトコル)の概要と銘柄紹介❣

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  • 昆布森ちゃん
  • 2019/06/15 14:59
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今回は仮想通貨(暗号資産)のRaven Protocol(レイヴン・プロトコル)を取り上げてみたいと思います。

ティッカーは $RAVEN となっており、RavenCoinの $RVN と似ていますが全くの別物です!

バイナンスDEX(分散型取引所)でのオファリング※という事もありますが、プロジェクトの詳細を見ると、バイナンス、バイナンスチェーン、バイナンスDEXが主導して行う資金調達ではなく、あくまで、RavenProtocolのチームがDEX上場に伴って行うたぐいの資金調達とのことです。
 

本文中でIDOという表現を度々使いますが、IDO=Iniitial Dex Offering(イニシャル・デックス・オファリング)のことでDEXによる資金調達の意味となります。

 

目次

1. プロジェクトおよびIDO概要
2.  特徴
3. プロダクト・ソリューション
4. 主要開発者、パートナー、ロードマップ
5. まとめ
6. 各種リンク

 

 

1. プロジェクトおよびIDO概要

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◎プロジェクト紹介

分散型深層学習(ディープラーニング)のAIトレーニングプロトコル。

深層ニューラルネットワークについての費用対効果の高いAIトレーニング機会の提供に携わるプロジェクト。これまでよりもスケーラブルかつ迅速にAIトレーニング・試行を繰り返すことが可能で2~3時間で100万枚の画像認識処理が目安。ブロックチェーンを使うことで、トレーニングデータの共有、研究アルゴリズムの共有、計算リソースの共有を可能とする。

ビジョンは、Amazon / Facebook / Googleのような大企業の手からAI / MLの力を引き出し、コミュニティ運営を可能にすること。

 

▼Raven Protocolの紹介およびIDOの概要はこちら

 

◎通貨情報

通貨名:Raven Protocol
ティッカー:RAVEN
総合供給量:10,000,000,000 RAVEN
循環供給量:  1,780,000,000 RAVEN(初期リリース=総合供給量の17.8%)
プラットフォーム:Binance Chain(BEP-2トークン)
マイニング:マスターノード(予定、Proof-of-Calculationコンセンサス)
IDO価格:1 RAVEN= 0.00005 BNB ※1
IDO開始日:2019年6月17日18時~2019年6月18日18時(日本時間)
IDO方式:先着順(Fast Come Fast Served)
IDOハードキャップ:50万ドル(3億Raven=15,000 BNB)※2
IDO個人購入上限:100 BNB
取引所:Binance DEX(2019年6月17日18時以降、IDO終了次第)
公式ウェブサイトhttps://www.ravenprotocol.com/
公式ツイッターhttps://twitter.com/Raven_Protocol
ホワイトペッパープロポーザルページWhite Paper

※1 今回のIDOはBNBでのみ参加可能となっています。
※2 すでに510万ドル(5.6億円程度)資金調達済みとなります(以下参照)。

 

その他、全ての資金調達の概要は以下の通りとなります▼

・シードラウンド:40万ドル=406,500,000 RAVEN(総トークンの4.065%)
・戦略ラウンド:250万ドル=1,873,500,000 RAVEN(総トークンの18.735%)
・プライベートラウンド:220万ドル=1,420,000,000 RAVEN(総トークンの14.2%)
・IDO:50万ドル=300,000,000 RAVEN(総トークンの3%)
・販売分の総トークン(全ラウンド+IDO):4,000,000,000 RAVEN(総トークンの40%)
・シード/戦略的/プライベートトークンリリーススケジュール:初期リリース40%、3ヶ月後に30%、6ヶ月後に30%
・チーム保有分の権利確定:TGE(トークン生成イベント)の1年後に開始され24ヶ月間で権利確定

 

その他IDO参加上の注意事項:

事前のKYCが必要。フォームはこちら

・対象国アメリカ、アルバニア、ベラルーシ、ボスニア、ビルマ、中央アフリカ共和国、朝鮮民主主義人民共和国、コートジボワール、ウクライナ、クロアチア、キューバ、ヘルツェゴビナ、イラン、イラク、コソボ、レバノン、リベリア、リビア、マケドニア、モルドバ、セルビア、ソマリア、スーダン、南スーダン、シリア、ベネズエラ、イエメン、またはジンバブエに該当するIPアドレスは参加不可

・IDOへの参加は、高い市場リスクへの投資となり、Binance DEXは投資損失に関する責任を負いません

 

 

2. 特徴

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✅迅速でスケーラブルなAIトレーニング
✅分散型のディープラーニングトレーニングプロトコル
✅AI/MLをあらゆるDAppsにプラグイン
✅競合はGoogle Cloud、AWS
✅プロダクト(AI、ML)を通じた収益見通し
✅CZ認識済み
✅トークンリサーチグループによるトップの格付け
✅2020年プライベートβ(予定)、パブリックβ(予定)

 

🙆バイナンスのCZとRaven共同創業者との会話👇

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https://medium.com/ravenprotocol/overnight-success-raven-protocol-q1-2019-update-ed7dcffa5565

 

🙆トークンリサーチグループによるエキサイティングなプロジェクトランク👇

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https://medium.com/ravenprotocol/overnight-success-raven-protocol-q1-2019-update-ed7dcffa5565

 

🙆競合するGoogle CloudおよびAWSに関するMEME

https://medium.com/ravenprotocol/overnight-success-raven-protocol-q1-2019-update-ed7dcffa5565

 

 

3. プロダクト、ソリューション

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・収入を得るビジネスモデル

既存のディープラーニングの分散化・配分方法およびフレームワークは、近年のデータセットの肥大化と、巨大なクラウドサーバーが必要により、ネットワークに固有の待ち時間が生じ、スケーラブルではなく、遅いトレーニング速度と高価なサーバー代に苦しんでいます。

Ravenは、分散化・配分のためのまったく新しいアプローチを開発しました。これにより、100万枚の画像認識トレーニング数時間に短縮することができます。処理速度の遅延問題を解決するには、データを非常に小さな部分(Byte)に分割し、その識別情報を保持してから、アクションを呼び出すことで多数のデバイスにデータを分散させます(勾配計算)。

これにより、通常100万枚の画像認識トレーニングに2週間と1000~3000ドルかかっていたコストを大幅に軽減(Ravenにて収益化)することが可能と考えており、IaaS(サービスとしてのインフラ)をビジネスモデルとしています。

(関連)A Revenue Generating Business is Rare in the Blockchain World
 

 

・AIトレーニングのフレームワークをゼロから構築

Raven Protocolは、ブロックチェーン環境内で、計算能力のシェアード・ネットワークを使用してディープラーニングモデルの分散型トレーニングを行います。

「一般から計算リソースを集める」という概念は、個人や企業がリソース集約型の深層学習トレーニングを実行するための十分な計算能力を、経済的に供給することができないという考えから生まれました。

マスターノードや、PC・スマートフォンなどから計算能力をクラウドソーシングすることにより、ブロックチェーンをより安全面で強化し、トレーニングを複数のデバイスに分散化する事が可能です。これにより、計算能力のコントリビューター(貢献者)、パートナーなどへの収益機会をもたらします。

(関連)Comparative Analysis: Raven Protocol v/s Conventional Methods

 

4. 主要開発者、パートナー、ロードマップ

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主要開発者

Sherman Lee(シャーマン・リー)氏…共同創業者。分散化および分散型AIトレーニングに取り組んでいます。AI+ブロックチェーンの創設者を支援するZeroth.AIのパートナーでForbsやHubbPostのライター。

Rahul Vishwakarma(ラウル・ビシュワカルマ)氏…共同創業者。機械学習の民主化に携わり、Mate Labsの共同創業者でもある。

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なお、図中のタクロー(Tak Lo)氏という方はZeroth.AIのCEOで、シカゴ大学卒、ロンドンビジネススクール出身、香港在住という略歴のようです(日本人っぽい名前だったので一応)。

 

また、共同創業者のインタビューがYoutubeにアップされていますので興味があればご覧ください。


今回のIDOに関してもCZがシャーマンによる新しいコンセプトの発明であることを指摘し、「どのようにワークするか見てみようじゃないか」的なツイートをしています♡

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パートナー

パートナー:Binance Chain、Volareo、Decentralized AI Alliance、Ocean Protocol、Zeroth.AI、DApps.comなど。
機関投資家:NGC Ventures, Tel Aviv Capital, Moonchain Capital, SEAL Capital, Naas Capital, and Cluster Capitalなど(参照:The Raven Protocol Launch)。

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https://medium.com/ravenprotocol/raven-protocol-2018-achievements-cb44ea36524f

 

 

ロードマップ

2018年…フレームワークの構築

2019年…顧客開発、コミュニティ構築、オープンソース開発、機能実装、RNNユニット実装、回旋レイヤー実装

2020年…ブロックチェーン実装、プライベートβローンチ、パブリックβローンチ

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参照;ホワイトペーパー


 

5. まとめ

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以上、Raven Protocol(レイヴン・プロトコル)を取り上げてみました!

バイナンスDEX初の実験的なIDO(イニシャル・デックス・オファリング)とのことで成功するかどうかが気になりますね♬

 

イニシャルでの時価総額が気になったので、(BNB建てでの販売でわかりづらいので、)ザックリと各プレーヤーからの資金調達価格を計算してみると、

IDO販売価格は1RAVEN=0.18円
シードラウンド販売価格は1RAVEN=0.023円
戦略ラウンド販売価格は1RAVEN=0.146円
プライベートラウンド販売価格は1RAVEN=0.17円

となっており、IDOへの参加は他の機関投資家より割高での購入となるようです。

 

初期時価総額➡IDOでの販売価格0.18円×初期流通量1,780,000,000 RAVEN=3.2億円

になるようで、初期の時価総額は相応に小さくまとめてきたイメージでしょうか。
(そもそもバイナンスDEX上場で大きく噴くような銘柄が少ないので、どの程度の上場効果があるのか判断がムズカシイですが。。)

 

バイナンスとしては"関係ない"、"主幹事を務めるわけではない"資金調達である点や、事前のKYCの必要性(ハードルの高さ)、DEXの利用者数(有効なアカウント数)などの条件を勘案して投機資金を入れるのかどうか各個人でお願いできればと思います。

 

プロジェクト自体はGoogleやAWSなどのクラウドサーバーを倒すという威勢のよさが各所で評価されている印象も持ちました。

 

最後までご覧いただきありがとうございます(^o^)

 

6. 各種リンク

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公式サイトhttps://www.ravenprotocol.com/
ツイッターhttp://twitter.com/Raven_Protocol
Telegramhttps://t.me/ravenprotocol
Mediumhttps://medium.com/@ravenprotocol
Facebookhttp://facebook.com/RavenProtocol/
DEX Explorerhttps://explorer.binance.org/asset/RAVEN-F66
Binance Chain- Listing Proposalhttps://community.binance.org/topic/70/reinstated-proposal-for-listing-raven-protocol-raven-on-binance-dex

 

Raven Protocolのイニシャル・デックス・オファリングに関する記事▼

 

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