今回はOKEx取引所が、第4弾となる仮想通貨のIEOとして、Wirex(ワイレックス、トークン名はWXT)を取り扱うとのことで調べてみました。
2019年7月1日13時にIEOプラットフォーム「OK JumpStart(ジャンプスタート)」において購入手続きが開始されるとのことで、Wirexの概要およびIEOトークンの購入ルールなどをチェックしていきたいと思います!
IEOはイニシャル・エクスチェンジ・オファリングの略で、取引所による資金調達の意味となります。
★銘柄概要
◎プロジェクト紹介
◎通貨情報
◎OKEx取引所によるIEOルール確認
★プロダクト、ソリューション
★主要開発者、パートナー、ロードマップ
★まとめ
★各種リンク
Wirexは、個人および企業向けのデジタルマネーソリューションにおける、英国を拠点とする、FCA(英国金融行動監視機構、英国の金融を規制する機関)に認可された画期的なグローバルリーダー。各国に拠点あり。
Wirex Limited社の決済プラットフォームは、多通貨口座、通貨振替、および両替サービスをサポートするための仮想通貨と既存の通貨(フィアット)のシームレスな統合を行っています。日本を含め世界中に6つのオフィス、200万近くの登録ユーザー、および200の国と地域での運用可能性を持った世界規模の運用実績を持っています。
パートナーにStellar、SBIホールディングスなど。
通貨名:Wirex
ティッカー:WXT
総合供給量:10,000,000,000 WXT
循環供給量: 500,000,000 WXT (TBU)
プラットフォーム:Stellar(XLM)
マイニング:-(報酬あり)
IEO価格:1 WXT = 0.005 USD (OKB換算値は当日のOKB価格による)
IEO開始日:2019年7月1日13:00(ファーストセッション)
IEO終了日:2019年7月1日14:00(セカンドセッション)
取引所:OKEx取引所(WXT/USDKが同日16時上場、WXT/USDTが17時上場)
公式ウェブサイト:https://wirexapp.com/
公式ツイッター:https://twitter.com/wirexapp/
ホワイトペッパー:https://files.wirexapp.com/WhitePaper_WXT_2019_ENG.pdf
プライベートセールでは8億WXTを0.01ドルで販売。プライベートセール分のロックアップ期間は1~24か月。
▼トークンディストリビューションは以下の通り。
資金調達 9%
研究開発 14%
パートナーシップ 11%
チーム/従業員 17%
プラットフォーム準備金 49%
▼トークンリリーススケジュールおよびロックアップ
Jump Start(ジャンプスタート)での4回目のIEOとなり、そろそろ慣れてきた頃でしょうか。OKBの保有が最低限の条件となり、以下、セッションごとの条件があります。
サブスクリプション(販売)詳細👇
IEO価格:1WXT = $0.005 (ローンチ日のOKB価格による)
IEOファーストセッション開始日時(日本時間):2019年7月1日13:00
IEOファーストセッション販売数量:200,000,000 WXT
(ファーストセッションの予約販売超過上限:400,000,000 WXT)
IEOセカンドセッション開始日時(日本時間):2019年7月1日14:00
IEOセカンドセッション販売数量:200,000,000 WXT
(セカンドセッションの予約販売超過上限:N/A)
IEO個人購入上限:800,000 WXT 下限:100,000 WXT
詳細はこちらをご参照ください。日程や条件変更の可能性があります。
①ファーストセッションの販売(2019年7月1日13:00)では、サブスクリプション(予約購入)手続きにより、早い者勝ちでトークンの販売が行われます。
予約購入上限および予約超過上限(オーバーサブスクリプションリミット)が設定されており、ファーストセッションでの販売数量(ハードキャップ)が売れ残った場合次のセッションに持ち越されます。また購入はOKBが引き落としされる形でトークンの販売が行われますのでFunding Account(ファンディング・アカウント)にOKBを保有しておく必要があります。
②セカンドセッションのセール(2019年7月1日 14:00)ではすべての適格なユーザー(過去30日の間、平均500 OKB以上を保有していたホルダーで、KYCレベル1以上)は10分間のセッション期間中に自身の割り当て分を購入することができます。
※詳細は公式HPのルール参照
最大の割り当てを獲得するには過去30日間の平均OKB保有量が2500 OKBを超えている必要があるのは前回と変わらないようですね!
(例)たとえば、最初の14日間に1,000 OKB、続く16日間に100 OKBを保持していた場合、平均OKB保持量は520になります(割当係数= 1)。
➡OKB保有量により割り当て係数が計算され、最終的に「各参加者のOKB保有量×割り当て係数の合計」のうち、「自身のOKB保有量×割り当て係数」に該当する数量が加重平均で購入できるイメージとなりますでしょうか。
OKB残高確認ページ:https://www.okex.com/activity/jumpstart
関連するページのリンクを貼っておきます。
(参考)プロジェクト紹介:About WIREX - Fourth Project of OK Jumpstart
(参考)トークンセール詳細:OK Jumpstart x WIREX (WXT) Token Sale Details
(参考)IEOルール概要:Enhancement of OK Jumpstart Token Sale Rules
✅英国の金融行動監視機構(FCA=Financial Conduct Authority)からライセンスを受けた企業「Wirex Limite社」として、規制を順守。Stellarプロトコルの内蔵されたコンプライアンスフレームワークによる、自動的かつ確実な規制順守が特徴。
✅ステーブルコイン…フィアット担保による26種類のステーブルコイン。既存のステーブルコインの大部分は、1秒間に約25トランザクション(TPS)を処理するイーサリアム(Ethereum)ブロックチェーン上に構築されています。ステラ(Stellar)は少なくとも1,000 TPSを履行できるため、高速でスケーラブルです。
✅金融サービスへのアクセスを非銀行化(Unbanked)して民主化。急成長するトークンエコノミーの統合を促進(ステラとWirexは共通の目標と価値観を共有)
✅多通貨対応
✅即時交換
✅ベストな交換レートの提示(OTC/インターバンク)
✅3Dの安全性を備えたVisa Card
✅Cryptoback™(仮想通貨報酬プログラム。購入金額の0.5%分のWXTをバック)
✅P2P & クロスボーダー取引(2019年第3四半期)
✅利用履歴・予算分析(予定)
✅貯蓄口座、セービングアカウント(予定)
✅仮想通貨担保ローン(予定)
✅ショップによる割引・ディスカウントの提示(予定)
プロジェクト紹介動画▼
仮想通貨Visaデビットカード「Wirex Visa Card」を運用。
コア・サービスとして流動性供給、リスク管理、個人認証(KYC/KYB)、銀行統合、VISA統合など。個人向けではモバイル端末でのVisa Card、企業向けではオンラインプラットフォームや商人(オンラインショップ等)向けのアプリ開発など。
Wirex社はビットコインをはじめとした仮想通貨を、世界中のVISAネットワークで利用できる決済サービスを提供しています。
Wirex社のアプリ上で仮想通貨を米ドルやユーロ、英ポンドへとPOS(ポイント・オブ・セール、利用時に即時)で交換することが可能となっており、その法定通貨をWirex社が発行する「Wirexカード」を通じて世界中のVISAのATM、加盟店等のネットワークで利用が可能となっています。
2018年時点で、既に世界130ヶ国以上で200万人以上のアカウントを有しており、アジア太平洋地域や北米で70万人の顧客が「Wirex Visa Card」の順番待ち(ウェイティングリストに登録。カード発行は2019年第3四半期予定)するなど、今後更なる利用者の拡大が見込まれています。
➡Corporate(企業)顧客推移では、2019年4月に100の顧客(Huobi, ZBX、Enigmaなどを含む)が稼働しており、「Wirex Business」の順番待ち(ウェイティングリスト)に3000以上の企業を抱えているとしています。
(参考)公式HP「カード」
各種手数料の割引…交換手数料 • 月額の管理費•銀行への送金手数料 • クレジットカードまたはデビットカードによるトップアップ • ATM手数料 • トークンホスティング費用 • ブロックチェーン送金手数料 など。
報酬の回収…商標登録されているCryptoback™による購入金額の0.5%~1.5%のWXTトークンの獲得・ショッパーによるオファー・トラベルオファー・Wirex Business報酬など。
▼以下、ホワイトペーパー記載の報酬体系
(参考)公式HP「Fees & Limits」
(参考)公式HP「The future of rewards」
Pavel Matveev氏…CEO兼共同創業者。投資銀行関連のコンサルタントとしての経歴があるようです。
Dmitry Lazarichev氏…金融サービスの起業家で、Solid Finance Houseのパートナー、Solid Investmen Bankのバリュエーション部長としての経歴があるようです。
コジマ・ワタル氏…日本のMD(マネージング・ディレクター)にが就任しているようです。関連する記事を検索すると、SBIがパートナーになる以前からいるようなので、SBI関連者ではないのかもしれません。
ステラ(Stellar)…ステラとの提携では米ドル、ユーロ、英国ポンド、香港ドル、シンガポールドルを含む多種多様な国際通貨にペッグ(固定)されたステーブルコイン26種を発行する計画をしておりそれらのステーブルコインおよび、XLMトークンをWirexプラットフォーム-オンライン・ATM・ショップ・レストラン・スーパーマーケットなどで使うことが可能となっております。2019年には3つのフル・バリデーターをセットアップし、さらにIBMなどの企業もステラ・コンセンサス・プロトコルに参加しています。
(参考)XLM launches on the back of a game-changing partnership
IBM World Wire…IBM Blockchain World Wireはブロックチェーン技術とステラプロトコルを使い、清算・決済のための分散型台帳技術を供給する予定となっております。WirexはIBM World Wire支払いネットワークへ参加し、アクティブなマーケットメーカーになる予定です。全世界の97%の銀行はIBMとともに動いており、ステーブルコインによる決済標準化達成に向けたIBMイニシアティブに期待しています。
SBIホールディングス株式会社…2017年10月に「SBIホールディングスと仮想通貨の決済サービスを提供する英国の Wirex ワイレックス Limited、 合弁会社の設立に合意 」を行っており、出資比率SBI60%、Wirex社40%でアジア地域での事業を対象とした合弁会社SBI Wirex Asia株式会社の設立を行っております。
(参考)SBIホールディングスと仮想通貨の決済サービスを提供する英国のWirexワイレックス Limited、合弁会社の設立に合意
2019年第2四半期に26種類のステラベースのステーブルコイン、2019年第3四半期にPFM(個人金融マネジメント)のローンチ、2019年第4四半期にWirex Business向けのマーチャントモジュール(日本でのローンチ)、2020年の第1四半期にW-Pay(マシン・トゥ・マシン決済プラットフォーム)ローンチ、2020年第2四半期にアプリおよび事業者向けのレンディング(貸出)モジュール、2020年第3四半期にアフリカローンチを予定しているようです。
以上、Wirex(ワイレックス)をまとめてみました。
イニシャルでの時価総額は0.005ドル×5億枚(要確認)×110円換算で2.75億円となっており、これまでどおりというか控えめなオファリング内容で好感が持てます。
TwitterでWirexを検索するとかなり知名度があるようで、SBI関連、Stellar関連、IBM関連などとして取り上げられているとともに、デビットカードとしての期待も大きいようです!
OKB保有が必要となるという事で、いきなり参加は若干ハードルが高い(過去の保有量平均をとるため)ですが、期待できるIEOであり、プロジェクトに見えました!
【追記】
なお、こちらの公式ページでアーリーバードとしてプレセールが行われているようです。プレセールの価格は0.01ドルとIEOの2倍の値段となっているようですね。プレセールは6か月のロックアップ付きという情報もあるようです。
最後までご覧いただきありがとうございます(*´▽`*)
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