今回は仮想通貨Atlas Protocol(アトラスプロトコル、ATP)を取り上げてみたいと思います。
Google出身者が立ち上げ、ソフトバンク系の資本が入るというプロジェクトの中身とは一体!?(笑)
ではでは、早速見てみましょ~ヾ(*´∀`*)ノ
目次
★概要
★特徴
★プロダクト、ソリューション
★値動き
★主要開発者、パートナー
★まとめ
★各種リンク
双方向性の広告とマーケティング関連ブロックチェーンプロジェクト。
オンチェーン上のデータに基づいたランキングアルゴリズムによるユーザーターゲティング(Smart User Targeting)、ブランド広告や流行りのゲームなどの新しい双方向性のマーケティング、ユーザーへデータの所有権を返すことなどが特徴。アドバイザーにNebulasやLinked-Media、CetriKの創業者など多彩。
通貨名:Atlas Protocol(アトラス・プロトコル)
ティッカー:ATP
総合供給量:10,000,000,000 ATP
循環供給量:-
プラットフォーム:Nebulas(NRC20トークン)
ICO価格:1 ATP = 0.0100 USD
取引所:Gate.io、BitMart、BGOGO
公式ウェブサイト:https://atlasp.io/
公式ツイッター:https://twitter.com/atlaspio
ライトペッパー:https://atlasp.io/docs/atlas-protocol-light-paper.pdf
ホワイトペッパー:申請が必要
トークンのアロケーションは以下の通りとなっているようです。
中華系のプロジェクト(上海で開発)で分散型のデジタルマーケティングプロトコル。NebulasとXGBA(Google出身者のブロックチェーンアライアンス)によるインキュベーションプロジェクトです!
次世代のパブリックブロックチェーンNebulasに基づく最初のアプリケーション層プロトコルであるという説明も公式情報にあるようですね♬
・SB China Venture Capital(SBCVC)、BV(Baidu Ventures)、およびその他の投資家から数百万ドルを調達(リンクはPR Newswire)しているようです。
・またそれに関連し、幻冬舎の運営する「あたらしい経済」という音声メディアでは以下のようなコメントを出しているようです。
「元Google社員が立ち上げたブロックチェーンスタートアップAtlas Protocolが SoftBank, Baiduなどから3億円ほど資金調達」についてーAtlas ProtocolはGoogleやAmazon、Facebookが独占してしまっている個人のデータをGoogle等から取り戻すという点で面白いプロジェクト。
広告・マーケティングを変えようというのが目的。Googleにいた人が辞めて、Googleを崩そうという仕組みを作って、ソフトバンクやバイドゥがお金を入れるというドラマティックな(プロジェクト)。
としてアトラスプロトコルを評価しているようです。詳細はこちら
こういう情報見るとGoogle/Facebook絶対殺すマン仮想通貨(ジョシの記事)を思い出してしまいます(笑)
スマートドロップ(Atlas Smartdrop)はインタラクティブマーケティング(双方向型マーケティング)のプロダクトとして位置付ける広告手法。
1NASに対して1ATPを配布(スナップショットは2018年10月15日)はするという方法でトークンを流通させていたようです。
これによりスマートドロップが正常に実装されていることが証明されたと、「スマートドロップ終了のお知らせ」に記載があるようです。
ブロックチェーン系に限らずなのかもしれませんが、広告系のプロジェクトを見ていると必ずといっていいほど言及されるGDPR。FacebookやGoogleなどの多くの大手IT企業は、この規制に準拠するようにプライバシーポリシーと利用規約を更新したりとデータへの風当たりが強くなっている印象👀
アトラスプロトコルは常にデータの保存とデータ処理についてユーザーの同意を求めるためデータの濫用はありません。アトラスプロトコルは、マーケティングでのターゲティングのために公開しても良いとユーザーの同意したデータのみを使用するようコアデザインに組み込んでいます。これにより、ユーザーはどのデータを共有するか、またはまったくデータを共有しないかを選択できます。Atlas Protocolはユーザーのデータをいかなる仲介者とも共有しません。
詳細はこちら(公式ブログ)
・オンチェーンの双方向型広告SDK(On-chain Interactive Advertising SDK)
インテリジェントなテクノロジーを駆使して、オンチェーン広告のさらなる可能性とユーザーのためのより良いオンチェーンインタラクション体験を可能にします。
キーワードは使いやすさ、安全性と安定性、ワンストップとのこと。
・オンチェーンのキャンペーン管理プラットフォーム(On-chain Campaign Management Platform)
多様なチェーンのインタラクティブなキャンペーンを作成し、広告キャンペーンの迅速な実行と成果の測定を始められます。
キーワードはターゲットマーケティング、オープン&透明、信頼できる、とのこと。
・オンチェーンのデータ分析プラットフォーム(On-chain Data Analytics Platform)
統計と分析に対応し、広告閲覧者の行動を分析して、オンチェーン広告キャンペーンのROIを向上させるためのオンチェーンデータ分析プラットフォーム。
キーワードはデータ分析、オーディエンスターゲティング、品質測定。
ソリューション
・アトラス・スマート投票 ーAtlas SmartVoting
全当事者から信頼されているオンチェーンの相互作用に基づくチェーン上の投票モデル
・アトラス・スマートドロップ ーAtlas Smartdrop
オンチェーンのインテリジェントな双方向性のトークン配布方法
➡アトラス・スマート投票システムはBitMart取引所の投票システム(“Vote for Your Coin”)で採用の実績(詳細は公式ブログ)、アトラススマートドロップはATPのNas nanoでの配布の実績があるなど採用実績も増えてきているようです。エコロジカルパートナー一覧は下図のとおり。
CMCでの全期間の値動きを貼っておきます。なお、循環供給量が確定していないためまだ時価総額は反映されていないようです。
・Duran Liu/デュラン・リュー(創設者、CEO):Nebulas Labs、Google HQの元シニアソフトウェアエンジニア、複数の機械学習を率いるFree Wheelの元シニアソフトウェアエンジニア。モバイルビデオ広告製品の第一世代。
・Cheng Li/チェン・リー氏(CTO。共同創設者):Google NYCの元シニアソフトウェアエンジニア。GooglePlayの品質を担当し、GoogleアシスタントのPlay Booksオーディオブックサービスの立ち上げ、およびFreeWheel NYCの元エンジニアリングディレクターとして長年勤務しインターネット用の広告システムの構築に7年以上の経験あり。北京とニューヨークの両方でエンジニアリングチームを管理。
・Haoshuang Ji/ハオシャン・ジー氏(エンジニア開発リード):ビデオAIおよび分析プラットフォームConvivaの元スタッフエンジニア。彼は2013年にノーベル物理学賞を受賞し、Higgsボソン(別名God Particle)を発見した科学者チームの一員としてヨーロッパ原子力研究機構(CERN)で働いていました。
・Rose Ren/ローズ・レン氏(マーケティング&PRディレクター):元マーケティングリーダー、Bodhiの予測市場ブロックチェーンプロジェクト、および以前の仮想通貨ファンドContinue Capital(コンティニュー・キャピタル)の投資マネージャー。
パートナーにSBCVC(SB China Venture Capital)、Baidu Ventures(バイドゥ)、Danhua、FENBUSHI、DHVC、Oneboat Capital、CONSENSUS Lab、Nebulabs、AWSなど。
SBCVCは2000年にソフトバンクチャイナを立ち上げたChauncey Shey氏が率いるソフトバンク系ベンチャーキャピタルのようですね。
2018年8月9日に公式から公表されたブログ「Bitsclub Vision Programパートナーの一つにAtlas Protocolが採用」の記事では、
2018年8月5日、アトラスプロトコル(ATP)、中国でのトークン化されたインタラクティブマーケティングのための最初のブロックチェーンインフラストラクチャは、Bitsclub Vision Program(BVP)との協力を発表しました。(中略)
BVPは、Bitsclub、SB China Venture Capital(SBCVC)パートナーのYe ZHOU博士、Danhua Capital(DHVC)、Oneboat Capital、Odailyが共同で立ち上げ、クラシック産業とブロックチェーンのシームレスなつながりを築くことを目指しています。(中略)
ブロックチェーンのインタラクティブ広告マーケティングのルールを定義し、情報の非対称性を解消し、健全な業界のエコシステムを構築します。
として、SBCVCやDHVC、Oneboat Capitalとの協力関係を述べています。
今回はAtlas Protocol(アトラス・プロトコル)を取り上げてみました。
BGOGO取引所へ上場という通知を見て調べてみようと思いましたが、ソフトバンクやバイドゥが出資しているなどの情報も出てきて、期待感のあるプロジェクトに見えました!
2018年12月10日にアトラス・ブロックチェーン・インタラクティブ・アドバータイジング・プラットフォーム(https://www.atlaspro.io/en/)をローンチしたということもあり、プロジェクトの進捗も好調のようです。
特にウェブ広告のことを一番わかっているGoogle出身者がGoogleに反旗を翻すようにプロジェクトを立ち上げるみたいなストーリーは面白いですね(*‘ω‘ *)
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