今回は、仮想通貨(暗号資産)のLTO Network(エルティーオー・ネットワーク)を取り上げてみたいと思います。
最近上場したばかりですが年初来高値を更新し続けており海外勢からの注目度も高そうなので調べてみたいと思いました♬
目次
★概要複数のパーティーが分散型ワークフローに参加できるハイブリッドネットワーク。
各組織や部門が独自のシステムの使用を維持しつつB2Bで分散型ワークフロー(「Live Contracts」)に参加可能とする。個人データの管理、イベントチェーン(プライベートチェーン)を使ったケースバイケースでのワークプロセス作成、データとイベントのタイムスタンプとアンカーに使用されるパブリックチェーンの3つがハイブリッドネットワークの特徴。
▼公式紹介動画
通貨名:LTO Network(エルティーオー・ネットワーク)
ティッカー:LTO
総発行枚数:58,626,912 LTO
循環供給量:36,450,420 LTO(※詳細下記)
プラットフォーム:LTO Network
マイニング:ノード構築、リーシング、ステーキング
ICO価格:0.03USD | 0.000244ETH
取引所:BitMax、IDEX、Bilaxy
公式ウェブサイト:https://lto.network/
公式ツイッター:https://twitter.com/ltonetwork
ホワイトペッパー:こちら
トークンの仕組みが若干込み入っています。
こちらの記事に概要の記載がありますが、わかりづらいので日本語で説明していきたいと思います。時価総額とかネットワーク評価額に興味のない人は読み飛ばしてください❣❣
まず、前提条件として3点頭に入れておく必要があります。
【前提】
① 500,000,000 LTO(5億メインネットトークン)の総発行数量のうち39,267,891 LTOはバーンされています。
② LTOメインネットトークンとERC20トークンが同時に存在しており、お互い1:1で交換可能です。
③ERC20トークンは流動性供給、市場での取引目的として流通、クラウドセールで販売。LTOメインネットトークンはステーキングやリーシング目的に利用。
➡①から460,732,109LTOが残っていますが、そのうち289,552トークンは初期にERC20へ変換されています(この時点で460,442,557 LTOメインネットトークンが残っている)。
トークンの状況を整理すると、460,442,557 LTO(100%)のうち、7.21%にあたる33,182,178LTO(ERC20トークン)がクラウドセール分として販売され、まず市場に出回っています。
次に、LTOメインネットトークンからERC20トークンへ変換された主要なイベントを見ていくと、まずクラウドセールで販売された分(☝の赤文字部分。33,182,178トークン)、市場やパートナーウォレット、いわゆる取引所ウォレットに取引報酬として付与した分(20,166,667トークン)、BitMax MMウォレットに割り当てられた分(3,333,333トークン)等があり、ERC20トークンとしてとして存在しているのは全体の12.31%にあたる56,682,178トークンになるようです。
主要なイベントとして確定しているのは以上の通りとなりますが、そこにLTOメインネットトークンとERC20トークンが1:1で変換できる仕組みが加わるため、市場に流通しているERC20トークンは常に変動しているイメージとなりますでしょうか。
以上から、LTOトークンのうち、一定量がERC20トークンとして市場に流通しており、わたしたち一般投資家が売買できる分になっているという事がわかりました!
次に、時価総額の算出方法ですが、こちらもいくつかあって、最も簡単な方法は「クラウドセール売却トークン数(33,182,178トークン)×現在の価格」、複雑な方法としてプライベートセール分やトークンをスワップする際のフィーを引いた分を計上するやり方などがあるようです。
LTOネットワークの評価額としては「全トークン(460,522,687LTO)×現在の価格」分の価値があるとのこと。
以上の説明をまとめた概要図はこんな下図のようになります。説明になかったWavesトークンも存在してますが、シード投資家以外は関係なく、メインネットトークンへの一方通行なのですべてメインネットトークンに変換済みと考えてもらって問題ないかと思います。
(参考)Transparency report
(参考)Post-Crowd Sale update. Thank you!
(参考)LTO: ERC-20 | Mainnet | Waves
ブロックチェーン技術を用いて、B2Bワークフローを分散的に実行することを可能にします。当事者が合意を締結するときには、この合意の実行は正しい方法で行われる必要があります。LTO Networkは、Live Contracts(ライブ・コントラクツ)と呼ばれる分散ワークフローを使用してこれらの手順を自動化します。Live Contractに関わるすべての関係者は、お互いの行動を検証し、データ送信を保護します。
ワークフローを構築するためにプライベートチェーンやノード、パブリックチェーンが利用されます。各役割は以下の通りです。
➡ミニチュアプライベートチェーンの利用。ワークフローで定義されたルールや条件によってデータを保護しつつも検証が行われます。
➡ノードの利用。既存のシステムへの統合やカスタムサービスのアプリケーション層への追加、プライベートチェーンとの通信を行います。
➡パーミッションレスなパブリックチェーンへのアンカーリング。プライベートチェーンで作成されたトランザクションをアンカーリング(固定)します。
2019年1月16日にメインネットおよびウォレットV1.0がローンチしています。
2014年に開発をはじめ、ワークフローエンジンの開発、プロセスの自動化、そして最終的には独自のブロックチェーンの構築など多くのステップを経てたどり着いたとのこと。
本文のメインネットトークンの説明等はメインネットローンチを踏まえた内容となっております。
詳細はこちら。
(参考)ネットワーク情報
・LTOネットワークエクスプローラーの開発
・ウォレット開発
(参考)ノードの設定方法(10万LTOの保有が必要)
UNIXガイドはこちら Win10ガイドはこちら
CMCに掲載されてからまだ日が浅いようですがATHを更新するような値動きをしているようです。
CEOは会計・税務、プライベートエクイティ、M&Aに長けた人物といった印象でしょうか。アドバイザーにNuCypherのCTOやDocker関連者がいるようです。
パートナーにPOA Network、NuCypher、CPChain、Merin、DEKRA、STENAなど。
ブロックチェーン関連プロジェクト、およびいわゆる一般の不動産企業などが名を連ねているようですね。メインネットもローンチしていますのでこれからワークフローを導入する企業を拡大していくフェーズになりますでしょうか。
IBM Watsonとのコラボレーションもあるようですね。
ハイブリッドブロックチェーンプラットフォームLTO Networkは、分散ワークフローを通じて、グローバルな非効率的な情報交換問題を解決します。これらのいわゆるライブコントラクツは、複数の利害関係者のコラボレーションのために設計されています。ライブコントラクツは、ブロックチェーン上のロジックを定義するための動的な方法を提供します。その目的は、単にプロセスの状態を判断することではなく、ワークフロー内の手順について人間とコンピュータに積極的に指示することです。
IBM Watsonと共同で、LTO Networkは、GDPRコンプライアンスとデータプライバシーコンプライアンスを維持しながら、ブロックチェーン上のいわゆるZSMプロセスを最適化するためのオランダ地区検事事務所のためのフレームワークを開発しています。
IBM Watson&LTO Network、小規模な刑事事件を400%スピードアップより引用
以上、LTOをまとめてみました。
2019年1月に入ってからメインネット・ウォレットローンチおよび年初来高値の更新をしており、ツイッターを見ると海外勢のつぶやきも多数みられるようです。
ツイッターで公に活動しているのは2017年10月ごろから(登録)という感じですが、ずっと上場はしてなかったんですかね(Wavesでの上場はあったのか?)。
ここにきて値動きの面から注目されてる印象もあり調べてみる気になりました。
最後までご覧いただきありがとうございます。
公式サイト:https://lto.network/
公式ツイッター:https://twitter.com/ltonetwork
公式ブログ:https://medium.com/ltonetwork
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCaHcF-xterKYTKSpY4xgKiw
Telegram:https://t.me/joinchat/AJWQTUDKtDlsuGHVFb40eQ
Github:https://github.com/legalthings
Reddit:https://www.reddit.com/r/livecontracts/
BlobkchainExplorer:https://explorer.lto.network/
Etherscan:https://etherscan.io/token/0x3db6ba6ab6f95efed1a6e794cad492faaabf294d
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