今回は仮想通貨(暗号資産)のBNB(バイナンスコイン、バイナンスチェーン)を取り上げます!
何をいまさらという感じですが、2019年はしょっぱなから(2019)年初来高値を追う展開になっており、長期保有ポジとしてみても面白いのではないかと思いました。
ICOからドル建てで68倍(時価総額1014億円)となった現在、エコシステムが拡大しすぎていて何をやっているのかいまさら調べる気にもならない人向けの、"全体をサッとレビューする"記事にしたいと思います(正直私も気が重いデスw
目次
★概要
★プロダクト、ソリューション
・仮想通貨取引所
・分散型取引所バイナンスDEX(Binance DEX)
・バイナンス・アカデミー(Binance Academy)
・バイナンス・チャリティー(Binance Charity)
・バイナンス・インフォ(Binance Info)
・バイナンス・ラボ(Binance Labs)
・バイナンスローンチパッド(Binance Launchpad)
・バイナンス・リサーチ(Binance Research)
・Trust Wallet(トラスト・ウォレット)
★累積BNB買戻し(バイバック)量
★最近の動向
★値動き
★ユースケース
★まとめ
★各種リンク
仮想通貨取引所バイナンス(Binance)が発行する仮想通貨。取引所は2017年7月ローンチ。
バイナンスでの取引手数料を割り引くトークンとして利用できる。
取引手数料は通常0.1%であるがバイナンスコインを使うことで2017年7月25日より1年目は50%OFF、2年目が25%OFF、3年目が12.5%OFF、4年目が6.75%OFFの割合で割引される(ホワイトペーパーによる予定)。また、各四半期において利益の20%がバイナンスコイン(BNB)の買い戻しに充てられる。
通貨名:Binance Coin(バイナンスコイン)
ティッカー:BNB
総供給量:189,175,490 BNB
循環供給量:129,175,490.00 BNB
プラットフォーム:イーサリアム(ERC20)
マイニング:なし
ICO価格:$0.1063
トークンセール開始日: 2018/7/14
トークンセール終了日:2018/7/27
取引所:Binance、EXX、P2PB2B、LBank、JEX、Exrates、HitBTC、TradeSatoshi、Gate.io、Kyber Network、Bancorなど
公式ウェブサイト:https://www.binance.com/en
公式ツイッター:https://twitter.com/binance
この辺はもういいですかね。世界最大級の仮想通貨取引所としての認知度はかなり高いはず❣❣
・仮想通貨取引所
いわずと知れた世界最大の仮想通貨取引所です。FX(証拠金取引)とかをのぞいたら世界最大と言い切っていいのかな?
2019年2月6日現在のトップの出来高は$BTTのようです。単価が安いこともありますが、一つの板に100BTC以上の売り・買いがあるのもバイナンスならではという感じですね♬
(URL)https://www.binance.com/en/trade/BTT_BTC
・分散型取引所 バイナンスDEX(Binance DEX)
2019年4月18日にバイナンスチェーンのメインネットローンチが無事に行われました!!それに伴いバイナンスDEXもローンチしていたようです。
バイナンスDEX(URL):https://www.binance.org/en/
テレグラム:https://t.me/BinanceDEXchange
コミュニティForum:https://community.binance.org/
分散型取引所をローンチして最初に上場した銘柄は$MITH(Mithril、ミスリル)となったようですね。2019年4月25日付の上場となっているようです。
➡なお、上場に関するガイドラインはこちら(Guidelines on how to list your token on Binance DEX)に記載があるようです。一定量のBNBが必要になったり、コミュニティからの承認が必要となるようです。
・バイナンス・アカデミー(Binance Academy)
無料でブロックチェーンと暗号通貨について学べるコンテンツを掲載しています。
(URL)https://www.binance.vision/
・バイナンス・チャリティー(Binance Charity)
バイナンスが運営する非営利団体ブロックチェーン慈善財団(Blockchain Charity Foundation、通称BinanceBCF)。世界初の分散型慈善財団を発展させて、ブロックチェーン技術を使用してあらゆる形態の貧困と不平等を終わらせ、持続可能な開発を進め、誰もが取り残されないようにすることができる未来を築くことによって慈善事業を変革します。
(URL)https://www.binance.charity/
・バイナンス・インフォ(Binance Info)
個別の仮想通貨の情報が得られます。銘柄詳細は当然として、レーティング会社によるレーティング(評価)も掲載されているようですね。
なお、バイナンスインフォのゴールドラベルプロジェクト(Binance Info Gold Label Project)によるVLabel(バッジ)はプロファイルページに表示される情報とコンテンツが、プロジェクトチーム自身によって管理されていることを確認するもので、どのプロジェクトでもVラベルバッジを申請する資格がありますとのこと。
(例:BNBの場合、銘柄名の横にVラベルが光っています▼)
(Binance Info URL)https://info.binance.com/en
・バイナンス・ラボ(Binance Labs)
ソーシャルインパクトファンドとして起業家を支援しプロジェクトをインキュベートしています。 ブロックチェーンと暗号通貨の起業家、プロジェクト、およびコミュニティを育成、直接投資、人材支援、そして権限を与えるためのイニシアチブです。
焦点を当てるプロジェクトは以下のような特徴を持っています。
◆パブリックブロックチェーン
◆分散型取引所(DEX)
◆財布と支払い
◆安定したデジタル通貨
◆ATS /セキュリティトークンプラットフォーム
◆dApps
ポートフォリオとして以下のようなプロジェクトに投資している模様。
その他にも仮想通貨ガバナンスイニシアティブやバイナンスエコシステムファンドなどのプロジェクトも同時に進行しています。
(バイナンスラボ URL)https://labs.binance.com/
・バイナンスローンチパッド(Binance Launchpad)
仮想通貨プロジェクトがICOを行えるプラットフォームです。
最近わたしの記事でもBitTorrentがローンチパッド1号案件であるとして紹介しましたが、過去(2017年)にもローンチパッド案件があり、不具合があって停止していたものを2019年に再度開始(re-launch)したというのが正しい表現になるようです。
2019年2月6日現在、ローンチパッドを使った案件はGIFTO、bread、BitTorrentの3プロジェクトとなり、2019年2月にFetch.AIのICOを予定しています。
ローンチパッドを使ったICOで注目すべき点は、BNBの価格上プラスのインパクトがあるという事でしょうか。ICOへ応募する際にBNBで入札が必要になるため必然的にBNBの買い圧力が強まるという傾向があるようです。
一時期イーサリアムプラットフォームを使うプロジェクトがICOの際ETHでの入札が必要になったように、BNBもICO需要が見込まれるため、人気のICO案件が増えれば増えるほどBNBの価格にとってプラスのインパクトが発生しそうです☆
(ローンチパッド URL)https://launchpad.binance.com/
・バイナンス・リサーチ(Binance Research)
クリプト分野の投資家向けに、公平で機関レベルの調査レポートを作成することで、デジタル資産の詳細な分析とデータドリブン型の視点を提供します。
(バイナンス・インフォ URL)https://info.binance.com/en/research/
・Trust Wallet(トラスト・ウォレット)
2018年7月31日にバイナンスがTrust Walletの買収を発表しました。Trust Walletはイーサリアムおよび2万以上の異なるイーサリアムベースのトークン(ERC20、ERC223、およびERC721)をサポートする、安全でオープンソースの、分散型で匿名のイーサリアムウォレットアプリケーションです。
2019年2月6日現在、以下のようなブロックチェーンをサポートしているようです。イーサリアム以外の独自チェーンでも利用できるものが増えてきていますね!
なお、以下のコインのステーキングにも対応しているようです。
トラストウォレットの買収により将来的な統合やDEXなどを含めた相乗効果を期待しているとのこと。今後2~3週間ごとに1つの新しいブロックチェーン統合を目標に掲げていたりと最終的にはトラストウォレット一つあればすべての通貨が管理できるようなウォレット開発を目指しているようです。
(トラストウォレット URL)https://trustwallet.com/
四半期ごとに取引所利益の20%を使ってBNBの買戻し(バイバック)および焼却(バーン)を行っています。
▼各四半期の買戻し数量の推移(リンクはバイナンスのソース)
1回目 (2017/7/1~2017/9/30) 986,000 BNB
2回目 (2017/10/1~2017/12/31) 1,821,586 BNB
3回目 (2018/1/1~2018/3/31) 2,220,314 BNB
4回目 (2018/4/1~2018/6/30) 2,528,767 BNB
5回目 (2018/7/1~2018/9/30) 1,643,986 BNB
6回目 (2018/10/1~2018/12/31) 1,623,818 BNB
7回目 (2019/1/1~2019/3/31) 829,888 BNB
8回目 (2019/4/1~2019/6/30) 808,888 BNB
9回目 (2019/7/1~2019/9/30) 2,061,888 BNB
10回目(2019/10/1~2019/12/31) 2,216,888 BNB
11回目(2020/1/1~2020/3/31) 3,373,988 BNB
12回目 (2020/4/1~2020/6/30) 3,477,388 BNB13回目 (2020/7/1~2020/9/30) 2,253,888 BNB
14回目(2020/10/1~2020/12/31) 3,619,888 BNB
15回目(2021/1/1~2021/3/31) 1,099,888 BNB
16回目(2021/4/1~2021/6/30) 1,296,728 BNB
17回目(2021/7/1~2021/9/30) 1,335,888 BNB
18回目(2021/10/1~2021/12/31) 1,683,866 BNB($907,284,344)
19回目(2022/1/1~2022/3/31) 1,839,786 BNB($741,840,738)
20回目(2022/4/1~2022/6/30) 1,975,582 BNB($444,632,106)
21回目(2022/7/1~2022/9/30) 2,065,152 BNB($574,800,583)
22回目(2022/10/1~2022/12/31) 2,064,494 BNB($575,457,147)
2019年3月末までで11,654,359BNBをバイバック&バーンしています。
これにより、総発行数量が2億枚から1165万枚減っていますね。BNBの流通量が減れば減るほど1単位当たりのBNBの単価は上がっていくはずなので、バイバック機能がうまく値上がりに反映しているようにも見えます|ω・)
【2019年7月追記】また、2019年7月発表の第8回目のバーンのお知らせによると、チーム保有分の8000万BNB(全体の40%に該当する部分)の売却をあきらめ、バーン対象にすることを発表していたようです。当初からバイナンスは総発行枚数2億枚のうち1億枚をバーンすることとしており、これまでバーンしてきた1100万枚と合わせて8900万枚を今後バーンしていくとのこと。
【2019年10月追記】 2,061,888 BNB (約3670万ドル相当)のバイバックを発表。
・クレジット/デビットカードを使ったBTC, ETH, LTCの購入(決済)
プレビュー(Youtube)などがすでに公開され始めています。分散化された取引所は、バイナンスが開発を開始してコミュニティ主導型に成長したBinance Chain(バイナンスチェーン)の上に構築され、ネイティブ資産としてBinance Coin(BNB)を使用します。
Binance DEXでできること
-DEX上の誰とでもBNBを送受信する
-新しいトークンを発行する
-DEXで他の人にトークンを送り、見返りにいくつか受け取る
-必要に応じてトークンをバーン(焼却)する
-いくつかのトークンを凍結し、後でそれらを凍結解除します
-コミュニティ全体による発言で、新しい取引ペアを提案する
-コミュニティが作成した取引ペアを通じて売買注文を送信する
バイナンスチェーンローンチ後にDEXローンチという流れになりますでしょうか。バイナンスチェーンに関するロードマップはまだ公開されていないようですね。Binance DEX専用のツイッターも確認時点でまだ7ツイートとなっています。
(関連)CEOであるCZ氏への「DEX、バイナンスチェーン、STO」に関するインタビュー
(2019年3月7日追記)
2019年2月20日、Binanceが、独自チェーンであるBinance Chain上に、分散型取引所(DEX)である、Binance DEXのテストネットをリリース。BinanceDEXテストネットの登録方法!(2/22追記ログインできた)とALISでも記事が出ていたようです♬
・サブアカウントサポートを発表
機関投資家向けに、一つのアカウント内に複数のアカウントを権限別に持つことができる機能を発表。最大200のサブアカウントにアクセスレベルを付与できるとのこと。詳細はこちら(公式ブログ)。
CMCでの値動きはこちらになります。綺麗な右肩上がりにも見えたり(/・ω・)/
時価総額は確認時点で1014億円で、ランキング12位という位置のようです。
バイナンスコインを使ったユースケースは以下のようなものがあります。いろいろな分野での使途があるんですね~♪通常パートナーとかを載せる位置なので、値動きの後にさらに情報を追加するような形になってしまいました(´-∀-`;)
今回はBNBを取り上げてみました。
2019年はポートフォリオの一部に組み込んでもいいのではないでしょうか。
よほどのことがない限り大きく売られそうな印象はないですかね?よほどのこと=法規制とかになるのかな。ハッキング耐性は世界最高峰のハズなのでハッキングされたら仮想通貨/(^o^)\オワタ状態になるのではと思います。
とにかく情報量が多くて疲れました。。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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