今回は仮想通貨(暗号資産)のQUANT(クワント、QNT)を取り上げてみたいと思います。
ICO価格からETH建てですでに13倍近くになっており、徐々に海外勢中心に関心度が高まってきており今後に期待ができるのではないかと思いました。直近(2019年1月)で、ビットトレックス、IDAX(アイダックス)、Digifinexへの上場も発表していました😃
目次
★概要
★プロダクト、ソリューション
★値動き
★主要開発者、パートナー
★ロードマップ
★まとめ
★各種リンク
複数のチェーン間の相互運用を可能とするオペレーティングシステム開発。
Overledgerは既存ネットワークをブロックチェーンに接続(クロスチェーンでの相互運用)しMApp(マルチチェーンアプリケーション)を可能とするOS、QUANT HEALTHはブロックチェーン技術による医療機関支援技術で既存のシステムに組み込みが可能、GoVerifyは電子メールやSMSなどの検証技術でサイバーセキュリティを強化。
▼公式動画。Overledger(オーバーレッジャー)は世界初のブロックチェーンOS。
それぞれ別個のチェーン(マルチチェーン)での接続を可能にするブロックチェーンアプリケーションという点が見て取れるかと思います。
通貨名:Quant(クワント)
ティッカー:QNT
総合供給量:14,612,493 QNT
循環供給量:9,777,236 QNT
プラットフォーム:イーサリアム
ICO価格: $1.60 | 0.001455 ETH
トークンセール開始日: 2018/4/2
トークンセール終了日: 2018/4/30
取引所:Bittrex、IDAX、Fatbtc、Hotbit、IDEX
公式ウェブサイト:https://www.quant.network/
公式ツイッター:https://twitter.com/quant_network
ビジネスペッパー:Vol1(アルファ。2018年3月10日)
ホワイトペッパー:Vol1(アルファ。2018年1月31日)
※トークン供給量については2018年9月21日の「Quantトークンバーン完了」のお知らせを参照にしています。
同じくALIS内の記事で、chomeさんの書いた「仮想通貨 Quant Network(QNT)ってどんな通貨?」という記事によると、特徴として以下の点が挙げられるようです。
・異なるブロックチェーン同士を接続する
・政府、業界、国際的なパートナーシップ
・ブロックチェーンとインターネットの接続が可能
・複数のブロックチェーンをまたいでのアプリケーションの構築が可能
・運営陣の経歴が凄い
以上のような点から、プロジェクトのビジョンとして、最も効率的で効果的な方法でインターネットから失われた信頼を取り戻すことを掲げています。
具体的な方法として、複数のレッジャー(台帳)の力を活用し、それぞれ別個に動いているブロックチェーンの相互接続を可能にし、トラストタグにより機密性の高い貴重なコンテンツを保護しながら、これまでにないデータの可視性を提供することで不可能を可能にするとのこと。
技術の肝になりそうな部分なので情報量を多めにしたいと思います。
Overledgerは、ブロックチェーンを相互に接続するだけでなく、既存のネットワークをブロックチェーンにも接続し、インターネット規模のマルチチェーンアプリケーション(mAppとも呼ばれる)の作成を容易にする、世界初のブロックチェーンオペレーティングシステム(OS)です。
主な利点
➡現在のブロックチェーンテクノロジの主な制限に対処し、その真の可能性を引き出します。
➡現在および将来のブロックチェーン全体にわたって、価値とアプリケーションのロックを解除して分配します。
➡世界のネットワークをブロックチェーンに接続するための不可知論的なプラットフォームで、単一のベンダやテクノロジに限定されることはありません
▼DLT(台帳)間を相互接続する他のプロジェクトとOverledgerとの比較表。
・またCEOのギルバート・ヴェルディアン氏によるブログ投稿「企業の84%がブロックチェーンを採用しているのが本当の理由、そしてなぜ彼らは躊躇しているのか」および、「Overledgerと相互運用性ブロックチェーンの違い」では、オーバーレジャーを開発する目的として以下のように語っています。
大多数のリーダーは84%のリーダーがすでにブロックチェーンのイニシアチブを実施していると述べていますが、まだ本気ではないとしています。
イーサリアムでの取引がHyperledger(ハイパーレッジャー)またはRipple(リップル)で認識されないのはなぜですか?今日、ブロックチェーンでは、あなたが携帯電話を特定のキャリアで持っている場合、私たちは現在キャリア内での通話やメッセージしか許されていない状態です。他のキャリアを使用している人に連絡する方法はありません。さらに、あなたはあなたの携帯電話を他の国に持っていくことはできません。つまり、モバイルローミングを行う方法はありません。
ブロックチェーンの相互運用性はとても適切です。
相互運用性(つまり、ブロックチェーンが相互に通信し、既存のネットワークやシステムと通信できるようにすること)を可能にすることは、ブロックチェーン技術の大量採用を目の当たりにするための重要な第一歩になるでしょう。
オーバーレジャーは、インターネット規模の分散型マルチチェーンアプリケーション(MApps)および条約契約(マルチチェーンスマートコントラクト)の開発と展開を容易にする唯一のプラットフォームです。
オーバーレジャーは、真のN:N(N対Nでの)相互運用性を可能にし、外部のセキュリティと規制要件を満たし、Overledgerを通じてブロックチェーンのネットワークにアクセスするために既存のシステムとネットワークに最小限の変更を加えることを可能にする唯一のテクノロジです。
(関連する記事)Quant Network、ロンドンで開催されたQuant Xイベントで革新的なブロックチェーンオペレーティングシステムOverledgerを発表
GoVerifyを使用すると、受信した電子メール、SMS、手紙、または電話が正当なものであり、実際に送信元のようであることを確認し、確認することができます。
主な属性:
最新の世界的なサイバー犯罪数は、増加を続ける人々に対する標的型攻撃の洗練度と調整のレベルとともに、継続的に増加しています。ハッカーは2017年に消費者から合計1,300億ポンドを盗んだ。
➡最も一般的な犯罪は、一般的に、偽の電子メール、電話、およびテキストを介して、個人をだまして個人情報を明らかにしようとする試みでした。
➡GoVerifyの原動力となる独自技術は、サイバーセキュリティで実証済みの手法とブロックチェーン技術の組み合わせです。
★値動き
・直近のCMCのチャートを貼っておきます。オレンジ色の線がBTC建てでのチャートですが、上場してからずっと上り調子ですね♬ 期待感の表れでしょうか。
時価総額は現在24.1億円で124位という位置のようです。
ギルバート・ヴェルディアン(Gilbert Verdian) 最高経営責任者(CEO)
ギルバート・ヴェルディアンは、ビジネスの発展とテクノロジーとセキュリティの深い経験を持つ技術者です。
20年以上の業界経験を持つ彼は、ダウニングストリート、HM財務省、内閣府、法務省、NSW州保健省、そしてCSC、EY、HSBC、BPの民間部門で、政府全体で働いてきました。
革新的なテクノロジに強い関心を抱いている彼は、Blockchain ISO Standard TC307の創設者であり、イギリスのBlockchainおよびDistributed Ledgerテクノロジに関する全国委員会(DLT / 1)の議長です。
彼は積極的にAI、サイバーセキュリティ、ブロックチェーン、フィンテックの分野で技術の進歩に取り組んでいます。
コリン・パターソン(Colin Paterson) 最高技術責任者(CTO)
情報、サイバーセキュリティ、およびAIの経歴を持つ技術革新者です。彼は次のような分野でのクロスセクター(分野統合型)の経験を求めています。Health(健康)、Defense(防衛)、Finance(金融)、Utilities(ユーティリテー)は、現実の世界の問題を解決するための新しいテクノロジーおよび創発的テクノロジーに対する彼のパッションと結合しました。ブロックチェーンの開発を民主化するために働いている彼は、開発者が元帳テクノロジの可能性を最大限に引き出すことを支援するために、他のQuantの創設者とともに日々思考しています。
・パートナーに江蘇省ブロックチェーン研究所(以下説明)、ハンブルグ応用科学大学、Crowdz、AllianceBlock、MOBI(モビリティオープンブロックチェーンイニシアティブ)、INTEROPenなど。特に2018年12月以降、矢継ぎ早にパートナーシップを発表しており、エコシステム拡大に注力しているようです。
Quant Networkは、中国商務省のブロックチェーン技術の調査に特化した最初の国営研究拠点である江蘇省華ブロックチェーン研究所(Jiangsu Huaxin Blockchain Research Insitute。略称JBI)との独占パートナーシップを発表しました。
・Quant NetworkとJBIは、5年間の協力のための覚書に署名しました。
・オーバーレジャーは、インターネット規模の分散型マルチチェーンアプリケーション(MApps)および条約契約(マルチチェーンスマートコントラクト)の開発と展開を容易にする唯一のプラットフォームです。
詳細はこちら。
・グローバルリーガルブロックチェーンコンソーシアム(GLBC)への参加について
革新的でグローバルなブロックチェーンの新興企業であるQuant Networkが本日、100を超える大企業、法律事務所、ソフトウェア会社、大学で構成されるグローバルリーガルブロックチェーンコンソーシアム(GLBC)に参加したと発表しました。(中略)
GLBCは、ブロックチェーンおよびスマートコントラクトテクノロジのセキュリティ、ガバナンス、および実行可能性を強化し、クライアント、社内の弁護士、法律サービスプロバイダ、および弁護士の利益のために法律業界がそれらとやり取りする方法を補完することを目的とする法律業界の利害関係者のグローバルネットワークです。
参照:QUANT公式ニュース(2018年10月23日)
2019年のロードマップとして現在わかっている点としては、第1四半期にアップストア、オープンソースSDK、第3四半期にエンタープライズ(企業版)MApps、トリーティ(条約)コントラクトの開発などが挙げられるようです。
以上簡単ではありますがQuant(クワント)の説明でした。
相場全体としてさえない銘柄が目立つ中、着実に買われている銘柄もありますよーって感じで取り上げたかったんですが、技術の深い部分に触れるたびに説明がムズかしく、実力不足を感じました(´;ω;`)
ブロックチェーンOSっていっても具体的に成果物・プロダクトがないとこんなんですよーっていうのも説明できないし、ちょっと技術的な説明の部分で不完全燃焼感が残る記事になってしまいました。
ただ、2019年1月現在ICO価格からイーサリアム建てで13倍水準とかなり買われており、期待感は確実に伝わってくる銘柄かと思います。
今後の動向に注目していきたいですね♬
最後までご覧いただきありがとうございました。
公式サイト:https://www.quant.network/
ツイッター:https://twitter.com/quant_network
Telegram:https://t.me/quantnetworkannouncements
Medium:https://medium.com/@quant_network
Github:https://github.com/quantnetwork
Linkedin:https://www.linkedin.com/company/quantnetwork
Youtube:https://www.youtube.com/channel/UCsz53-6ZYJCI0TtE4M_kdkA
Ethscan:https://etherscan.io/token/0x4a220e6096b25eadb88358cb44068a3248254675
QUANT(QNT)が売買できる取引所はこちら▼
あわせて読みたい▼
●仮想通貨Atlas Protocol(アトラスプロトコル、ATP)とは?元Google社員立ち上げ、SoftbankやBaiduが出資!
●【昆布森ちゃん】まとめ記事@ALIS【お気に入り登録用/随時更新予定】
ツイッター▼