Zoin(ZOI)からスワップされて新しくできた仮想通貨NIX(ニックス)Platformについて調べてみました!
メインネットローンチ済みでコミュニティコインのZoinから開発者が軒並み移って行ったNIXとは?
NIXは既存のビットコインやアルトコイン、トークンの取引に対して、完全に匿名化された分散型取引を実現する、革新的な新しいプラットフォーム💕
目次
★3行まとめ
★概要
★コンセプト/目的
★「アーキテクチャー(建築)&デザイン」を構成する用語解説
★主要開発者
★ロードマップ
★まとめ
★各種リンク
①多数の分散型取引所をブリッジ(橋渡し)
②クロスチェーンで資産の移転/アトミック・スワップ
③スマートコントラクトを使った匿名(ゴースト)プロトコル
➡NIXは独自のエコシステムを構築し、サポートされている個別のコインごとに非公開/匿名の分散型クロスチェーン取引(※)を可能にするだけでなく、異なる分散型取引所間での取引を可能にすることで、分散型取引所の統合を可能とします。
(※異なるチェーン間で価値を変換する取引のこと)
通貨名:NIX PLATFORM (ニックス・プラットフォーム)
通貨単位:NIX
発行日:2018年6月27日
運営:(旧)Zoinチーム
当初供給通貨量:38,000,000 NIX
最大供給通貨量:175,000,000 NIX
アルゴリズム:Lyra2REV2
ブロックタイム:120秒(2分)
ビットコインコアバージョン:0.16
プライバシー:NIXゴーストプロトコル
特徴:ICOなし。Zoinのエアドロップにより派生。ZoinチームメンバーがNIXチームへ。
エアドロップ:2018年6月6日にスナップショットを取り、Zoin(旧コイン):NIX(新コイン)=1:2の割合でエアドロップされて誕生
NIXはエアドロップでのみしか配布されていません。
そのため、これから一般の投資家がNIXを手に入れるには3つの方法があります。①取引所での売買を通じて、②マイニングを通じて、③Ghost Nodes:ゴーストノードと呼ばれるマスターノードを通じて得る方法があります。
①取引所での売買
➡2018年7月現在、IDAX取引所とNANEX取引所の2か所で売買できます。
現在の価格は0.33ドル(2018/7/28 18時頃)付近のようです。
仮に流通枚数を4000万枚と仮置きすると時価総額は約14.5億円ですね。
NIXが取引できるIDAX取引所の使い方はこちらから▼
②マイニングにより手に入れる方法
65%のブロック報酬がマイナーに配分されます。NIXはGPUで採掘可能な通貨となります。
マイニングをするにはマイニングソフトウェアをダウンロードしてプールを選択する必要があります。公式プール、クリプト・シャークス・プール(Crypto Sharks Pool)、イージー・マイン・プール(Easy Mine Pool)の3つの採掘プールがあります。リンクはNIX Platformのウェブサイトをご参照ください。
▲マイナーは全体の65%を占めます
③ゴーストノード(Ghost Nodes)と呼ばれるマスターノードにより手に入れる方法
NIXゴーストノード(マスターノード)は、ゴーストプロトコルトランザクションの専用ネットワーク処理を保証するために作成されました。NIXゴーストノードの管理と運用は分散化されたプロセスで、ユーザーはNIXコインを40,000単位保有する必要があります。
各ゴーストノードには以下の報酬が与えられます。
a)0.25%の手数料報酬…スマートコントラクトの要素によって有効化されたゴーストプロトコルトランザクションを介して、NIXゴーストノードに与えられます。いわゆる取引が行われた際に発生する取引手数料による報酬です❣
b)28%のブロック報酬…NIXゴーストノードによるブロック単位当たりの報酬。
手数料報酬とブロック報酬の想定シナリオ図は以下の通りとなります。
ちなみに、現在(2018年7月28日確認時点)のマスターノード数は293あるようです。
参照:https://masternodes.directory/stats/NIX/statistics
◉問題点
現在のブロックチェーンと暗号化領域の重要な問題は、ユーザー統合です。
技術はある程度まで発達しましたが、現実の世界での開発とユースケース(使用例)はほとんどありません。
◉目的
NIXが解決しようとしていること(目的)は、問題の橋渡しをして、特定のユースケースでエコシステムを創造する要素を強化、手助けすることです。
これを達成するために、NIXは、複数のプライバシーメカニズムの採用、スケーリングソリューション、スマートコントラクトの統合、サイドチェーンユーティリティ、特にスピードと環境においてエンドユーザー向けの使いやすさを重視します。
◉手段
NIXプロトコルは、階層型のオプションでのプライバシー/匿名性を提供し、各チャネルが格納する目的に応じて、ブロックチェーンチャネル間でコミュニケーション手段と分散型アプリケーションを作成することができます。
◉ユースケース(適用例)
最初のユースケースとして採用したのがプライベート(匿名の)分散型取引所です。
NIXの目標はブロックネット(Blocknet)プロトコルを使うことによるはじめての匿名の分散型取引所を作成することです。このシステムでは、分散型取引所での取引の間のプライバシー層を設計することで、複数の取引構造を通じて任意のプロトコルおよび取引可能資産のプライバシー層を作成します。
NIXは、すべての互換性のあるエコシステムの間でプライバシー要素を作成するために、外部の分散型取引所内のコミュニケーションを橋渡しします。そのためにブロックネットと提携しており、"プロンプター統合"が開発されるにつれて各プロトコルを合理化して直接開発することができます。
▼分散型取引所間の橋渡しの図
また、アトミックスワップ(第三者の仲介なしに異なる仮想通貨同士を取引する事)を使用することで仮想通貨取引を行い、NIXプライバシースワップのプロセスは簡易化されます。
NIXゴーストプロトコル取引は、NIXゴーストノード(NIXコイン)によって行われ、匿名なプライバシートレードを保証します。NIXネットワークによって作成された“Zerocoin匿名取引”によりNIXコインを介してコインの交換が行われますが、NIXコインは過去の記録を保持していないため、アトミック(個別)トランザクションのためのプライバシー層を作成するアトミックスワップの履歴はありません。
ここでは技術のわからないわたし(筆者)でも理解できるように、NIXプラットフォームの各技術テーマで使われる技術用語を解説することで少しでも理解を深めていきたいと思います。
1.技術的要素
NIXゴーストプロトコル…独自の個人情報ライブラリ
Tor(トーア)ネットワーク…OBSF4ブリッジングと通信を提供
プライバシー層…チェーン間の資産管理、NIXチェーンのユーザビリティ
2.相互通信モデル
NIXアーキテクチャ…チェーンからチェーンへの通信レイヤーの作成
NIXネットワーク…コンセンサス要件を満たすために動作する特定のNIXゴーストノードが必要
NIXゴーストノード…エコシステムのネットワークプライバシーの自動化
プライバシー保護のスマートコントラクト…分散型アプリケーションがチェーン間の通信プロトコルのためのスペースを埋める役割
3.イントラコミュニケーションモデル
NIX(プラットフォーム)…外部の企業にプライバシーを提供し、優れたプライバシー要素を作成
4. サイドチェーンモデル
サイドチェーンエコシステムを統合…ユーザー、開発者、および企業は、独自のネットワークを作成してNIXネットワークに接続可能
サイドチェーンの目的…コアのNIXコアプロトコルを変更することなくネットワークのカスタマイズを可能にするフレームワークを作成すること
5. NIXゴーストノード
NIXゴーストノード…
NIXゴーストプロトコル取引の専用ネットワーク処理を保証するために作成される。自律的なプライバシー処理を必要とするスマートコントラクト基盤の要素は、各要素の要求を満たすためにゴーストノードが必要となる。
ネットワークはノードを使用してゴーストプロトコルトランザクションに電力を捧げ、各プライバシー要素のコンピューティングコンポーネントにボトルネックがないようにします。
6. ゴーストプロトコルプライバシーモデル(オプション)
プライバシー層…ユーザーのプライバシーを(必要な要素ではなく、あくまで)オプションとして保障
NIXプライバシープロトコル…ワンタイムアドレスとゼロ知識証明を使いユーザーの位置づけを保護
Zerocoinセットアップ…プライバシーメカニズムを構築
NIXが作成する4つのチェックポイントを持つスキーム…「セットアップパラメーター」「採掘」「消費」「検証」のチェックポイントによりZerocoinパラメーターを生成。
マシュー・タウィル(リード開発者)
ピーテル・ハメルズ(開発者)
サルマン・アマド(開発者)
その他メンバー
元々コミュニティ主導のコインだけあって世界中に開発者が散らばっているイメージでしょうか❕
Blocknet(ブロックネット)
➡NIXの目標は、DEX(分散型取引所)マネージャーとしての地位を確立することによって、事実上のチェーンからチェーンへのプライバシー中心の通信プロトコルにより、サポートされているコインのユーザーがプライバシーを完全にコントロールする権利を享受できるようにすることです。
NIXに組み込まれる最初のDEXは、ブロックチェーンのセキュリティ特性を損なうことなくコイン保有者が別のコインに交換することを可能にする相互接続性のプロトコルインフラストラクチャであるBLOCK DX(ブロックデックス)です。
BlocknetプロトコルをNIXに統合することで、プライバシーベースのDEX取引が可能になります。NIXプラットフォームは、さまざまなDEXを橋渡しするように設計されていますが、インスタント、ボーダレス、分散型プライベートトランザクション、および他の多くのユースケース間のスマートコントラクトを可能にします。
2018年6月27日: メインネットローンチ…ゴーストプロトコルとアクティブなゴーストノードを組み合わせたNIXメインネットの展開
2018年7-8月: Ghost Vaultを含む、再設計されたNIX コア ウォレットのリリース
2018年Q3: Copay Android/iOS モバイルウォレットのリリース
2018年Q4: Ghost Protocol プライバシーツールをモバイルウォレットに統合
2019年Q1: ブロックネットプロトコル層を持つNIX Platform Dex Manager v1.0 の開発とリリース、さらにDEXの統合を継続
以上がNIXの簡単な説明となります!
分散型取引所を統合してさらに匿名性を付加しちゃう仕組みがなんとなくでも理解できたかと思います。
BTC、アルトコイン、各種トークンを完全にプライベートな形で分散型の取引を実現する、革新的な新しいプラットフォームでした。
デベロッパー(開発者)は、NIXプラットフォームにプライバシーを重視した、クロスチェーンの分散型アプリ(dApp)を開発することができます。
最初のプロダクトが、「Dex Privacy Manager(デックス・プライバシー・マネージャー)」ですね!
元々仮想通貨が目指していた分散型の金融システムという側面のほかにも、サプライチェーン、保険、個人情報(健康、KYC、または個人の金融情報)、知的財産権、IoTデバイスデータ、及びその他パブリックプロックチェーンに存在する、機密性の高いデータを共有したくない理由がある場面などあるかと思います。公開もしくは非公開の取引のオプションをもった独自の分散型アプリケーションを構築できるプラットフォームを提供するNIXプラットフォームは一定の優位性を持っているのではないでしょうか。
興味があれば是非自分でも調べてみてくださいね~♪📝
最後まで読んでいただきありがとうございましたm(_ _"m)
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